使用方法
4) 義肢足部と脚を次の段の先の段に置きます。
5) 最後の段では一歩を大きくして水平状態に戻してください。義肢足部は、階段を降りる
9.2.6.1 階段機能
階段機能では、階段を降りる際の踏み返し角度が大きくなります。この機能は、階段を一足一段で交互に降りる時
に切り替わります。一足一段で交互に階段を降りる必要がなければ、この機能を無効にすることもできます。機能
のオン/オフについて詳細は732 ページ参照を参照してください。
9.2.7 坂を上がる
最初の一歩では、斜面に合わせて足部が調整されているため、踵または足部の中心から歩行
することで踏み返しを行うことができます。このとき、下肢を斜面に対してほぼ垂直にし
て、足部の全面を接地させる必要があります。
急勾配などでつま先を急角度にして歩行する時は、足部が背屈して体を安定させることがで
きます。
9.2.8 坂を下る
最初の一歩では、斜面に合わせて足部が調整されているため、底屈を伸展させながら踵接地
でき、踏み返しの際に足底全面を接地させることができます。
斜面では膝継手に屈曲抵抗をかけることはできませんが、踵接地の間は屈曲できる状態にし
ておく必要があります。この方法でのみ、足部の歩行動作を検知でき、踏み返し時に伸展さ
せることができます。こうすることで体の重心を低くすることができます。
膝継手を装着して歩行すると、踵接地の間の膝継手の屈曲を支えるために底屈が制限されま
す(下腿切断よりも切断レベルが高い場合)。
9.2.9 後ろ向き歩行
後ろ向きに歩くと、立脚相から足部を底屈させることができます。つま先が突然下がると、
足関節継手は背屈方向のニュートラルポジションになります。
9.2.10 斜面で立つ
斜面で立つのは、平地で立つのと変わりはありません。下肢が垂直になると、足部が背屈し
て安定します。つま先を下げるためには踵に荷重をかけます(下方向に立つ場合など)。
立位で斜面を下り続けるためには、以下の動作を行ってください。
•
•
斜面で立っている間はリリーフ機能を使用できます(729 ページ参照)。
ヒールのある靴を履くと、下肢が垂直にならない場合があるため、歩行できる斜面角度が制
限されます。
728
機能から通常歩行に正しく切り替わります。
義肢側から歩き始めてください。
義肢で慎重に踏み返し動作を行ってください。
反対側が踵接地する前に体の重心を下げるために、義肢足部が背屈します。
1B1-2=* Meridium