1 はじめに
備考
最終更新日: 2021-05-25
► 本製品の使用前に本書をよくお読みになり、安全注意事項をご確認ください。
► 装着者には、本製品の安全な取り扱い方法やお手入れ方法を説明してください。
► 製品に関するご質問がある場合、また問題が発生した場合は製造元までご連絡ください。
► 製品に関連して生じた重篤な事象、特に健康状態の悪化などは、すべて製造元(裏表紙の連絡先を参照)そ
してお住まいの国の規制当局に報告してください。
► 本書は控えとして保管してください。
本製品 1B1-2=* Meridium は、これ以降、製品/パーツ/義肢/義肢足部と記載します。
本取扱説明書では、製品の使用方法や取り扱いに関する重要な情報を説明いたします。
本製品を使用する際は、本書で説明する手順に従ってください。
製造元(Otto Bock Healthcare Products GmbH)によれば、患者はIEC 60601-1:2005/A1:2012基準に準拠して製品を操
作する人物です。
2 製品概要
2.1 デザイン
本製品は以下のパーツから構成されています。
2.2 機能
本製品はマイクロプロセッサーが底屈(足関節継手の足部を足底の方向に折り曲げる動作)抵抗と背屈(足関節継
手の足部を足の甲側に曲げる動作)抵抗を制御する点が特徴です。
マイクロプロセッサーは、内蔵のセンサーシステムによる測定値をもとに油圧シリンダーを制御し、膝継手の屈伸
運動の抵抗値を調整します。
センサーは毎秒100回データを計測・解析します。その結果、製品は、ダイナミックかつリアルタイムに現在の動
作状況(歩行周期)に合わせて作動します。
マイクロプロセッサーが底屈と背屈の抵抗を制御するため、装着者一人ひとりのニーズに合わせることができま
す。
そのため、調整用ソフトウェア、M-ソフトを使って本製品の調整を行なってください。
また、本製品には特定の動作パターンを設定できるMyModeがあります(ゴルフなど)。これらの初期値は、調整
用ソフトを使って設定し、特定の動作パターンやコックピットアプリを使って操作することができます。
(729 ページ参照)。
また、調整用ソフトから設定する場合は、ロックモード(追加モード「Ankle lock」)を選択して、現在の位置で義
肢足部の足関節継手をロックすることができます。
製品が故障すると、セーフティモードになり、操作が制限されます。予め、バッテリーエンプティモードのための
抵抗パラメーターが設定されています(734 ページ参照)。
1B1-2=* Meridium
1. カバー/コネクションプレート
2. 充電コンセント付きカバーキャップ
3. バッテリー
4. アンクルバネ
5. ヒールブラケット
6. アンクル軸
7. ヒールバネ
8. 油圧シリンダー
9. つま先軸
10. つま先プレート
11. カーボンファイバーフレーム
12. 主な電子機器器
13. ピラミッド付き球状キャップ
はじめに
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