Yamaha EOS B900 Owner's Manual page 29

Music production synthesizer
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基礎知識
・ソングモードやパターンモードなど、音源部がマ
ルチ音源として機能する場合は、各パートの発音
優先順位が決まっていて、最大同時発音数を越え
ると、発音優先順位の低いパートから順番に音を
消す仕組みになっています。
・メロディやベースなどの重要なパートは、優先順
位の高いパートを使うようにしておくと、最大同
時発音数を越えた場合でも音が切れにくくなりま
す。
発音優先順位
1
2
シーケンストラック用音源部
パート番号
10 (ドラムパート)
1
5 . シ ン グ ル 音 源 と マ ル チ 音 源
・音源部は、ボイスモードやフレーズモードのとき
はシングル音源として、ソングモードやパターン
モードのときはマルチ音源として機能します。
・シングル音源とは、音源部が1パートだけで、ボ
イスを選んで鍵盤で演奏するための状態です。同
時に複数のボイスを鳴らすことはできません。(た
だし、本機ではボイスの中にウェーブの異なるエ
レメントを持つことで最大4レイヤーボイスを作
ることができます)
・マルチ音源とは、音源部が複数のパートを持ち、
パートごとに異なったボイスを選んだり、ボリュ
ームやパン、エフェクトのかかり方などを変えた
りすることができます。また、シーケンサー部か
らのMIDI情報で複数のパートを同時に演奏するア
ンサンブル演奏を行うことができます。
ボイスモード/フレーズモード
音源部=シングル音源
シーケンサー部
フレーズモード
MIDI情報
コントローラー部
ソングモード/パターンモード
音源部=マルチ音源
シーケンサー部
MIDI情報
コントローラー部
28
10
11
16
17
24
パターントラック用音源部
9
11
16
P1
P8
エフェクト部
パート
音声
音声
信号
信号
ボイスモード
パート
エフェクト部
パート
音声
音声
信号
信号
モ ー ド と 音 源 部
6 .
・音源部は、モードが切り替わるごとにパート数が
変化します。ここでは、ボイスモード、ソングモ
ード、パターンモード、フレーズモードのときの
音源部の機能について説明します。
ボイスモード
・ ボイスモードでは、音源部はシングル音源と
して機能します。
・ ボイスモードでは、プリセットボイスや、XG
ノーマルボイス、ドラムボイスをエディット
して、ユーザーボイスやユーザードラムボイ
スを新しく作ることができます。
・ 新しく作ったボイスは、ストア(保存)したり、
ソングモードやパターンモード、フレーズモ
ードで使用することができます。
ソングモード
・ ソングモードでは、音源部は24パートのマル
チ音源として機能します。
・ 24パートのうち16パートはシーケンストラッ
ク用音源として、残りの8パートはパターント
ラック用音源として機能します。
・ シーケンストラック用音源の16パートは、ソ
ングモードでパートごとの設定を行います。
(→P.111)
・ パターントラック用音源の8パートは、パター
ンモードでパートごとの設定を行います。(→
P.195)
・ ソングモードでは、パートごとにボイスや音
量などを設定するだけでなく、マルチのイン
ストの設定によってボイスを間接的に作り替
えることもできます。(→P.121)
・ ソングモードの各パートの設定は、ソングご
とに記憶され、ソングを切り替えると自動的
に切り替わります。(→P.111)
・ ソングモードのパターンパートの設定は、ス
タイルごとに記憶され、スタイルが切り替わ
るごとに自動的に切り替わります。(→P.195)
パターンモード
・ パターンモードでは、音源部は8パートのマル
チ音源として機能します。
・ パターンのパートごとのボイスやパン、音量
などの設定は、パターンモードで設定します。
(→P.195)
・ パターンのパートの設定は、スタイルごとに
記憶され、スタイルを切り替えると自動的に
切り替わります。(→P.195)
第1章

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