Yamaha EOS B900 Owner's Manual page 266

Music production synthesizer
Table of Contents

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2 本機の M I D I 機能
1 M IDI の基礎知識
MIDIとは
・ MIDI(ミディ)は、Musical Instruments Digital
Interfaceの頭文字をとったもので、楽器同士
を接続して演奏情報や音色情報などをやりと
りするために作られた世界統一の規格です。
世界統一規格ですからメーカーや楽器の種類
が違ってもデータをやりとりすることができ
ます。
・ MIDIでは、 「鍵盤を弾く」、「音色を選ぶ」とい
った演奏に関する情報以外に、エディット画
面での設定を切り替える為の情報や、テンポ
をコントロールするための情報など、さまざ
まな情報をやりとりすることができます。こ
れらの情報をフルに活用すると、鍵盤やコン
トローラーを使って演奏するだけではなく、
パートごとのパンやリバーブの深さを変えた
り、エフェクトやイコライザーの設定を変更
するなど、本体パネルで設定するパラメータ
ーのほとんどを外部MIDI機器からMIDIを通し
てコントロールすることができます。
MIDI端子
・ MIDI情報のやりとりには、MIDIケーブルを使
っ て 楽 器 同 士 を 接 続 す る 必 要 が あ り ま す 。
MIDI機器には、MIDIケーブルを接続するため
のMIDI端子がついています。
・MIDI端子には、次の3種類があります。
MIDI IN(イン)端子
外部MIDI機器からのMIDI情報を受信するため
の端子です。
MIDI OUT(アウト)端子
本体での演奏をMIDI情報として送信する端子
です。鍵盤やシーケンサーで他のMIDI音源を
演奏する場合に使用します。
MIDI THRU(スルー)端子
MIDI IN端子で受信した信号をそのまま送信す
る端子です。本体の情報は一切付加されませ
ん。外部MIDI機器から受けた情報を、更に別
の機器に送りたい場合に使用します。
第8章 本機を使いこなすために
2.本機のMIDI機能
MIDIの接続
・ 本機で他の音源モジュールをMIDIコントロー
ルすることによって、一層利用範囲が広がり
ます。
B900とVL1-m(音源モジュール)を接続する
場合
B900のMIDI OUT端子と、VL1-mのMIDI IN端
子を接続します。この接続では、B900から送
信されたMIDI情報をVL1-mが受信します。
MIDI OUT端子
EOS B900
B900と2台のVL1-mを接続する場合
B900のMIDI OUT端子と1台目のVL1-mのMIDI
IN端子、VL1-mのMIDI THRU端子と2台目の
VL1-mのMIDI IN端子を接続します。この接
続では、B900から送信されたMIDI情報を2台
のVL1-mが受信します。
MIDI OUT端子
MIDI IN端子
MIDI THRU端子
VL1-m
EOS B900
MIDI IN端子
VL1-m
MIDI IN端子
VL1-m
8
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