Yamaha EOS B900 Owner's Manual page 263

Music production synthesizer
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1.ボイスエディットの考え方
1 ボイスエディットの考え方
1 ボイスエディット
・ボイスとは、音源の最小単位であるエレメントに
よって構成されたプログラムのことで、正しくは、
ボイスプログラムといいます。
・ボイスエディットは、エレメントエディットとコ
モンエディットの2つのエディットでボイスを作
り替えることができます。
・エレメントエディットでは、ウェーブ、アンプリ
チュード、フィルター、LFOなどをエディットし、
ボイスの基本部分のエディットを行います。(→
P.68)
・コモンエディットでは、オーバーオール、コント
ローラー、エフェクトをエディットすることで、
ボイスの周辺部分のエディットを行います。(→
P.59)
ボイス
エレメントエディット
コモンエディット
オーバーオール
コントローラー
2 ノーマルボイスとドラムボイス
・ボイスには、ノーマルボイスとドラムボイスの2
種類があります。
・ノーマルボイスとは、鍵盤に対応した音程で演奏
できるボイスのことです。単にボイスというとき
は、ノーマルボイスのことを指します。
・一般にボイスエディットと呼ばれるのは、ノーマ
ルボイスのエディットのことです。
・ドラムボイスとは、1ボイスの中に多数のドラム
やパーカッションの音色がノート(鍵盤)ごとに割
り当てられている特殊なボイスです。ドラムスや
パーカッションの音を演奏するときに使います。
・ドラムボイスはノーマルボイスとは異なり、C0∼
C5のノート(鍵盤)ごとにウェーブを1つずつ割り当
てるような構造になっています。
・ウェーブを割り当てるノートをインストと呼び、
インストごとにピッチ、レベル、パン、エフェク
トレベルなど、さまざまなセットアップパラメー
ターを持っています。このセットアップをエディ
ットすることをドラムボイスエディットといいま
す。
262
LFO
エフェクト
第8章 本機を使いこなすために
3 エレメントの仕組み
・エレメントはAWM2(Advanced Wave Memory 2)音
源方式で構成されています。
・AWM2音源のエレメントは、ウェーブ、ピッチ、
アンプリチュード、フィルター、LFOの5つのセク
ションで構成されています。
エレメントの仕組み
オシレーター
ピッチ
ウェーブ
PEG
ウェーブ
・ ウェーブとは、ピアノやサキソフォンといっ
た実際の楽器の音を録音し、デジタル処理し
たものです。
・ 本機は、4メガバイト(205種類)のウェーブを
ROMとして内蔵しています。
・ エレメントエディットは、ウェーブという素
材をもとに、他のセクションで加工を施しま
す。
・ ウェーブに関する設定は、ボイスエディット
の中で詳しく説明しています。(→P.70)
ピッチ
・ ウェーブの音程をコントロールするセクショ
ンです。
・ PEG(ピッチEG)、PEGベロシティセンシティ
ビティ、PEGデプスなどのパラメーターがあ
ります。
・ それぞれのパラメーターについては、ボイス
エディットの中で詳しく説明しています。(→
P.81)
PEG(ピッチEG)
・ PEGでは、鍵盤を弾いた瞬間から、音が消え
るまでの音程の変化を設定します。
・ たとえば、飛行機が飛び立つ音、風の音など、
音程の変化に特徴のある音を作るときにこの
PEGを使います。
フィルター
アンプリ
チュード
FEG
AEG
LFO

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