Yamaha EOS B900 Owner's Manual page 265

Music production synthesizer
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1.ボイスエディットの考え方
音量
カットオフ周波数
・ フィルターの中には、カットオフ周波数、レ
ゾナンス、FEGなどのパラメーターがありま
す。
・ レゾナンスは、カットオフ周波数周辺の音量
を持ち上げて(ブースト)、倍音を付け加える
仕組みです。レゾナンスを上手に使うと、弦
楽器などの胴鳴りの感じや、アナログシンセ
特有の「ビョーン」といった効果を出すことが
できます。
・ カットオフスケーリングは、音程の高低によ
ってカットオフ周波数を変化させる設定です。
音量
レゾナンス
カットオフ周波数
・ それぞれのパラメーターについては、ボイス
エディットの中で詳しく説明しています。(→
P.77)
FEG(フィルターEG)
・ FEGでは、鍵盤を弾いた瞬間から、音が消え
るまでのカットオフ周波数の時間的変化を設
定します。
・ 楽器音では、音量の時間的な変化ばかりでな
く、音色の時間的な変化が重要な要素になっ
ています。
・ たとえば、ピアノは弾いた瞬間に、音量が最
大になると同時に倍音を多く含んだ明るい音
になり、その後すぐに倍音が減少します。ホ
ルンの場合は、吹いた瞬間に音量だけが最大
に上がり、少し遅れて音色が明るくなります。
・ 時間と音色の関係を図にすると、次の図のよ
うになります。
264
カットされる部分
ピアノのFEG
周波数
FEGアタックレベル
FEGアタックレイト
カットオフ周波数
FEGイニシャルレベル
ホルンのFEG
カットオフ周波数
FEGイニシャルレベル
周波数
第8章 本機を使いこなすために
・ FEGでは、FEGイニシャルレベル∼FEGリリー
スレベル、FEGアタックタイム∼FEGリリー
スタイムの合計9つのパラメーターで、時間的
な音色変化を設定することができます。
FEGディケイ1レイト
+63
FEGディケイ1レベル
FEGディケイ2レイト
FEGディケイ2レベル
-63
鍵盤を押さえたポイント
+63
FEGアタックレベル
FEGディケイ1レイト
FEGアタックレイト
FEGディケイ2レイト
FEGディケイ1レベル
FEGディケイ2レベル
-63
鍵盤を押さえたポイント
LFO
・ LFOは、周期的な音の揺れを作り出すための
セクションです。
・ LFOの信号が、ピッチ、アンプリチュード、
フィルターに入ることによって、音に効果が
かかります。
・ LFOの信号がピッチに入ると、音程が周期的
に揺れ(ピッチモジュレーション)、ビブラー
トという効果になります。
・ LFOの信号がアンプリチュードに入ると、音
量が周期的に揺れ(アンプリチュードモジュレ
ーション)、トレモロという効果になります。
・ LFOの信号がフィルターに入ると、カットオ
フ周波数が周期的に揺れ(フィルターモジュレ
ーション)ワウという効果になります。
・ それぞれのパラメーターについては、ボイス
エディットの中で詳しく説明しています。(→
P.87)
時間
FEGリリースレイト
FEGリリースレベル
鍵盤を離したポイント
時間
FEGリリースレイト
FEGリリースレベル
鍵盤を離したポイント

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