Yamaha EOS B900 Owner's Manual page 125

Music production synthesizer
Table of Contents

Advertisement

5.マルチ
7 キーアサインモード
・パートごとにキーアサインモードを設定します。
・キーアサインモードは、発音中の音に対して同じ
ノートオンデータが続けて送られてきたときの発
音方法の設定です。
・キーアサインモードがマルチに設定されていると、
すでに発音している音を鳴らした状態で、さらに
次の音も重ねて同じ音が発音します。自然の楽器
音に近い演奏になりますが、同一音が複数発音す
るために同時発音数を圧迫する場合があります。
・キーアサインモードがシングルに設定されている
と、すでに発音している音を一度止めて(ダンプし
て)から同じ音を改めて発音します。同時発音数の
節約になりますが、一度ダンプしてから発音させ
るために発音が遅れて聴こえる場合があります。
・キーアサインモードがインストに設定されている
と、ドラムボイスでインストごとに設定されてい
るキーアサインモードが有効になります。ドラム
ボイスが設定されているときにのみ機能する設定
です。
0101
Mlt、Sgl、Ins
1101
・Mlt
マルチ
・Sgl
シングル
・Ins
インスト
8 ベロシティセンスオフセット
・ノート情報のベロシティ(鍵盤を弾く強さ)に対す
るセンシティビティ(感度)を設定することによっ
て、音源に働くベロシティの変化の仕方を変えま
す。
・ベロシティセンスオフセットは、音源に働くベロ
シティの値を一律に増減する働きがあります。
オフセット値が64の場合は、受信したままのベロ
シティ値が音源に働きます。
オフセット値を64より大きくすると、音源に働く
ベロシティ値が全体に増加し、受信したベロシテ
ィが小さくても大きなベロシティが音源に働き、
鍵盤をある程度以上強く弾くとベロシティは最大
値(127)で一定になります。
オフセット値を64より小さくすると、音源に働く
ベロシティ値が全体に減少し、受信したベロシテ
ィがある大きさになるまではベロシティは最小値
(1)で一定になり、受信したベロシティが大きくて
も音源に働くベロシティ値は小さくなります。
124
0101
000∼127
1101
9 ベロシティセンスデプス
・ベロシティ(鍵盤を弾く強さ)に対するセンシティ
ビティ(感度)を設定することによって、音源に働
くベロシティを実際に受信したベロシティから変
化させることができます。
・ベロシティセンスデプスは、実際に受信したベロ
シティに対して、音源に働くベロシティの変化の
度合い(傾き)をコントロールしています。
デプスを大きくすると受信したベロシティに対す
る音源に働くベロシティの変化が大きくなりま
す。デプスを小さくするとベロシティの変化が小
さくなり、デプスを0にすると受信したベロシテ
ィが変化しても音源に働くベロシティは変化しな
くなります。
0101
000∼127
1101
・設定のしかたによって、音が出にくく(ベロシテ
ィ=1)なることがあります。その場合は、ベロシ
ティセンスデプス、ベロシティセンスオフセット
とも、64に設定してください。
標準的なベロシティの状態に戻ります。
第3章 ソングモード
オフセットによるベロシティカーブの変化
(デプス=64で一定にしたとき)
音源に働くベロシティ
オフセット=96
デプス=64
ベロシティ=127
オフセット=64
オフッセット
デプス=64
による増減
(オフセット=96)
オフセット=32
オフッセット
デプス=64
による増減
(オフセット=64)
受信したベロシティ
ベロシティ=1
(オフセット=32)
デプスによるベロシティカーブの変化
(オフセット=64で一定にしたとき)
音量
デプス=127、オフセット=64
デプス=64
オフセット=64
デプス=32
オフセット=64
デプス=0、オフセット=64
オフセット=64
受信したベロシティ

Hide quick links:

Advertisement

Table of Contents
loading

Table of Contents