Yamaha EOS B900 Owner's Manual page 264

Music production synthesizer
Table of Contents

Advertisement

・ 下図の例1が通常の場合、例2がPEGを使った
場合です。例2の方は、時間的な音程変化が設
定されているのがわかるでしょう。
・ 本機のPEGでは、PEGイニシャルレベル∼
PEGリリースレベル、PEGアタックタイム∼
PEGリリースタイムの合計9つのパラメーター
で、時間的な音程変化を設定することができ
ます。
+63
例1
PEGイニシャルレベル=0
PEGアタックレベル=0
正しい音程
PEGディケイ1レベル=0
PEGディケイ2レベル=0
-63
鍵盤を押さえたポイント
+63
例2
PEGアタックレベル
PEGディケイ1レイト
PEGアタックレイト
PEGディケイ2レベル
正しい音程
PEGディケイ1レベル
PEGイニシャルレベル
-63
鍵盤を押さえたポイント
アンプリチュード
・ ピッチ制御されたウェーブの音量をコントロ
ールするセクションです。
・ エレメントレベル、AEGなどのパラメーター
があります。
・ エレメントレベルは、エレメント全体の音量
を設定します。
・ レベルスケーリングは、 「低い音は大きい」と
か「高い音は小さい」という、音の高低での音
量の変化を設定します。
・ それぞれのパラメーターについては、ボイス
エディットの中で詳しく説明しています。(→
P.72)
AEG(アンプリチュードEG)
・ AEGでは、鍵盤を弾いた瞬間から、音が消え
るまでの音量の時間的な変化をコントロール
します。
・ いろいろな楽器音を比べてみると、音色その
ものが違う以上に、音の出方や消え方に大き
な違いがあるのがわかります。
・ たとえば、ピアノは弾いた瞬間に音量が最大
に上がり、その後鍵盤を押さえ続けても音量
はしだいに減衰していきます。
PEGリリースレベル=0
時間
鍵盤を離したポイント
時間
PEGディケイ2レイト
PEGリリースレイト
PEGリリースレベル
鍵盤を離したポイント
第8章 本機を使いこなすために
1.ボイスエディットの考え方
・また、トランペットでは、吹いた瞬間に音量
が最大に上がり、その後少し下がった音量で
吹き続けるかぎり鳴り続けます。
ピアノ
AEGディケイ1レイト
AEGディケイ1レベル
AEGアタックレイト
AEGディケイ2レイト
鍵盤を押さえたポイント
鍵盤を離したポイント
トランペット
AEGディケイ1レイト
AEGディケイ1レベル
AEGディケイ2レイト
AEGアタックレイト
AEGディケイ2レベル
(サステインレベル)
鍵盤を押さえたポイント
鍵盤を離したポイント
フィルター
・ フィルターでは、LPF(ローパスフィルター)を
使ってウェーブフォームから不要な倍音を削
り取ることで、音色をコントロールします。
・ LPFとは、低域の信号はそのまま通過させ、高
域の信号をカットするフィルターです。
音量
そのまま
通過する部分
カットオフ周波数
・ 削り取るポイントをカットオフ周波数(カット
オフフリケンシー)というパラメーターで調節
しています。
・ カットオフ周波数が低いと多くの倍音を削り
取るので、音は暗く丸くなります。
・ カットオフ周波数が高いと逆に倍音をほとん
ど削らないので、ウェーブフォームのままの
明るい音が出ます。
・ つまり、このカットオフ周波数をコントロー
ルすることで音色をコントロールしているわ
けです。
AEGリリースレイト
AEGリリースレイト
カットされる部分
周波数
8
263

Hide quick links:

Advertisement

Table of Contents
loading

Table of Contents