3. 最後に、 ダイナミ ッ クアライメ ン トの調整は試歩行中に行ってくださ い。
5.2 調整
5.2.1 遊脚相制御の調整
遊脚相制御の調節は、 破損を防ぐために、 必ず義肢装具士によ り、 調整レンチ4X50を使用して行な
ってくださ い試歩行時の調整が終わったら、 調整レンチは義肢装具士が保管してくださ い。 屈曲抵抗
と伸展抵抗は、 左右の側面にある ピス トンロ ッ ド にピンを設置することによ り別々に設定できます。 調整
ピンは、 膝継手が屈曲している場合にのみスロ ッ トに挿入することができます。
5.2.2 屈曲抵抗の調節 (図2)
膝継手が止まる位置まで屈曲させてくださ い。 調整レンチを使用し、 図に示されるよう に 「屈曲」 とラ
ベルされた側にある調整ピンをセ ッ ト してくださ い。
キーを後方へ回す=低い屈曲抵抗=0
キーを前方へ回す=最大屈曲抵抗=8
注記
調整手順および調整レンチの取外し
調整中およびレンチを取外す前に、 膝継手を必ず屈曲させてくださ い。
5.2.3 伸展抵抗の調整((図3)
膝継手が止まる位置まで屈曲させてくださ い。
調整レンチを使用し、 図に示されるよ う に 「伸展」 とラベルされた側にある調整ピンをセ ッ ト してく ださ い。
キーを前方へ回す=低い伸展抵抗=0 キーを後方へ回す=最大伸展抵抗=8
注意
不適切な調整による危険 伸展抵抗が高く設定されている場合、 膝継手の前進スイ ングが制限
されることがあり ます。 これによ り装着者が転倒するおそれがあり ます。
完全な伸展を常に得られるポイ ン トにおいてのみ伸展を弱めてくださ い。
5.3 最終組立て
トルク レンチ (710D4) を使用して、 留めネジを締めてくださ い。 締め付け トルク値については、 使用し
ているアダプターの取扱説明書を参照してください。
6 使用方法
6.1 ロ ッ ク機能
本製品は、 ロ ッ ク機能を使用することで、 濡れた場所でも歩行し、 立つことができます。 ロ ッ クは以下
のよう に起動させてくださ い :
• 前足部に体重をかけ、 義足を完全伸展させてくださ い (過伸展)。
• 膝継手をロ ッ クするには、 ロ ッ ク レバーを矢印の方向に動かしてくださ い(図1)。
注意
ロ ッ ク解除の状態による転倒の危険 濡れた場所では、 義足の作動および遊脚相が変化します。
安全のために、 濡れた場所に入る場合には、 事前にロ ッ クをかけてく ださ い。 ロ ッ ク レバーが噛み合
う際に、 義足が完全に伸展していないと、 ロ ッ クがかかり ません。
• 膝継手のロ ッ クがかかり ます。
3WR95
Ottobock | 155