立位機能; 短距離を走る(「Walk To Run」機能 - Otto Bock Genium 3B1-2 Instructions For Use Manual

Hide thumbs Also See for Genium 3B1-2:
Table of Contents

Advertisement

Available languages
  • EN

Available languages

  • ENGLISH, page 51
9.1.1.1 立位機能
備考
この機能を使用するためには、義肢製作施設にて設定する必要があります。また、コック
ピットアプリまたはリモートコントロールで機能をアクティブにする必要があります
(460 ページ参照)。
立位機能(スタンディングモード)は基本モード(モード1)の補助機能です。この機能によ
り、例えば、斜面に長時間立つことも容易になります。膝は屈曲方向にロックがかかります。
立位機能は、義肢製作施設にて設定してください。また、膝継手のロック方法(直感/任意)の選
択も、義肢製作施設にて設定してください。ロック方法は、コックピットアプリまたはリモート
コントロールを使って変更することはできません。
膝継手の直感的ロック
直感的立位機能では、屈曲方向に荷重がかかっていても、膝折れしてはいけない状況を自動的に
検知します。不整地や斜面に立っている場合でも機能します。 休息時に義足に荷重がかかってお
り、完全伸展していない場合、屈曲方向にロックがかかります。 前後方向への体重移動や、膝の
伸展を検知すると、抵抗値は直ちに通常立位の状態にまで低下します。
上記の状態に該当していても、座位と判断された場合には、膝継手がロックされることはありま
せん(運転中など)。
膝継手の任意ロック
1) 希望する膝角度にします。
2) このとき、義足側に体重が残っているようにしてください(完全に体重を抜いてしまわな
い)。
3) 少しの間(1/8 秒間)膝角度を変えずにそのままの状態を保ってください。この待ち時間は、
予期せず立位機能が作動することを防ぐためです。
→ ロックした後は、膝継手に全体重をかけることができます。
膝継手の任意ロック解除
► 伸展動作をするか、または義足に荷重をかけない状態にすると、ロック解除されます。
9.1.2 歩行
義足装着後に初めて試歩行する際は、必ず、所定のトレーニングを受けた有
資格者の指導を受けてください。
油圧シリンダーの働きにより、安定した立脚相からスムーズに次の一歩を振
り出して、滑らかに遊脚相に移行します。
遊脚相に切替えるには、足部を全面接地の状態から前方へとロール
オーバーさせてください(踏み返す)。
9.1.3 短距離を走る(「walk to run」機能)
短い距離を素早く動く際、自動的に以下の設定が変更されて、膝継手が基本
モードの歩行状態から走行体制にシフトします。
走る際に必要な状態に自動的に切替わることで、義足を素早く前に振り出し
てダイナミックに体重をかけることができます。走るのを止めると、変更さ
れた設定がもとの標準値に戻ります。
456
遊脚相の屈曲角度が大きくなります
踵接地時のプレフレックス4度を0度に減らします。

Advertisement

Table of Contents
loading

This manual is also suitable for:

Genium 3b1-2-st

Table of Contents