6
試運転
6.1
一般的注記
– 最初にリレー用ワイヤーを接続し、 センサー用接続を用意し
てから、 装置を電圧供給に接続します。
– 装置を通常運転状態にする前に、 設定と校正の設定を確認
してください。
BVS 13 ATEX G 001 X および PFG 14 G 001 X に準拠して安
全に使用するため、 本器では以下のデフォルトのアラーム設定
を保持してください。
– リレーを Normally energ. に、 A2 アラーム (メインアラー
ム) を Latching と Non-acknowledgeable または Pre-
Acknowledgeable に設定します。
– A1 アラーム (プレアラーム) は、 音声アラーム装置のトリ
ガーに使用する場合は、 Acknowledgeable にしか設定しな
でください。
– 測定範囲超過時のロック (82 ページの 「DQ センサーロッ
クの設定」 を参照)。
BVS 13 ATEX G 001 X および PFG 14 G 001 X 準拠の運用時
には以下の特殊条件を考慮してください :
– Polytron 8200 CAT:
– DQ センサーまたは LC センサーの測定ガス入り空気が
流入する場合最大 32% の測定値増大がありえます。
リモート校正用アダプタ DQ を使用する運用ではこれが最
大 70% まで増大することがあります。
– LC センサーを使用するトランスミッタは測定範囲超過を
自己保持式に知らせるコントロールユニットと併用してくだ
さい。 トランスミッタの内部アラームリレーは使用してはな
りません。
– LC センサー搭載トランスミッタは自己のセンサーを使用し
て平均的運用上の使用状態で較正してください。
– LC センサーのウォームアップ時間中には誤ったアラーム
が発生することがあります。
– Polytron 8100 EC:
EC センサー搭載トランスミッタの調整時間 t20 は濃度変化が
僅かな場合に EN 50104 の限界値を超える場合があります。
6.2
ガス検知警報器の運転を開始します。
1. アラーム誤作動を防止するためにガス検知警報器のアラーム
発生をオフにします (76 ページの 「アラームのオン / オフ切
り替え」 を参照)。
2. 電圧供給をオンにします。
本器はスタートアップシーケンス (LCD / LED テスト、 ソ
フトウェアバージョン、 初期化) に入ります。
ディスプレイにはセンサーの測定準備ができるまでの時
間が hh:mm:ss (カウントダウン) の形式で表示されま
す。 装置はメンテナンス信号を転送します。 障害リレー
が作動します。
センサーが暖機を開始します。 4 ~ 20 mA インターフェイ
スのメンテナンス信号は、 センサーがウォームアップされ
るまで保留中のままです。 ウォームアップ時間は、 セン
サーと環境の条件に応じて変わります。 新しいセンサー
の最大ウォームアップ時間 : センサーの取扱説明書をご
覧ください。
|
Dräger Polytron
取扱説明書
®
8000 Series SW バージ ョ ン ≥4.0.x
3. 日時を確認します。 設定はセンサーのウォームアップ時間の
間に行われます。
センサーのウォームアップ時間の後に、 本装置は通常運
転に入ります。 ディスプレイには現在のガス濃度と測定
単位、 場合によっては選択されたガスが表示されます。
緑の LED が点灯します。
装置が Dräger SensorAlive で運用される場合、 Dräger
では日次を正しく設定するようにお勧めします。 センサーの
ウォームアップ時間経過後に Dräger SensorAlive の起動時
間が開始されます。 この時間中にセンサーは測定可能です
が、 セルフテスト診断はまだ実行されません。
4. 必要に応じて装置を校正します。
5. ガス検知警報器のアラーム出力をオンにします (76 ページ
の 「アラームのオン / オフ切り替え」 を参照)。
7
操作
7.1
操作パネル
操作パネルに付いているもの
– メニューナビゲーション用のボタン
– ディスプレイ
– LED 及び対応する記号
ナビゲーションボタンにはその時点のメニューに応じて異なる機
能があります。
装置は磁気ロッドで操作します。 その際は筐体の蓋が装置に被
さっているようにしてください。 筐体の蓋が所定の位置にない場
合、 磁気棒が 2 個以上のボタンを同時に動作させることがあり
ます。
7.2
LED と記号
操作パネルには以下の記号と LED があります :
LED
記号
赤
黄
緑
LED ステータス
– アラーム A1 (プレアラーム) のトリガーがかかると、 LED
がシングルモード
– アラーム A2 (メインアラーム) のトリガーがかかると、 LED
がダブルモード
– 原因が解決される前にアラームが承認され中止されると、 赤
LED が連続点灯して障害がまだ継続していることを示しま
す。
試運転
記述説明
アラームのトリガーがか
かった場合
故障
電源オン
で点滅します。
で点滅します。
|
ja
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