Yamaha DME4io-ES Service Manual page 98

DME4io-ES/DME8i-ES/DME8o-ES
■ 検査
1. 測定条件
1-1. 環境
常温 5℃∼ 40℃
常湿 30% ∼ 90%
1-2. 電源電圧
AC100V ± 10% で測定してください。
2. AD・DA 特性検査
・ AD・DA 特性検査は、テストプログラム (3-15.
AD 検査 (P. 90)、3-16. DA 検査 (P. 91)) を参照
して測定してください。
2-1. 準備
テストプログラム (1-4. 接続 (P. 75)) を参照してく
ださい。
2-2. プログラムのバージョン確認
P. 76 の検査カテゴリ選択リスト画面例で確認して
ください。
Ethernet Mac Address は 00.A0.DE.xx.xx.xx になっ
ていることを確認します。 （xx.xx.xx は 1 台ずつ
異なる値になります。EtherSound Mac Address は、
照合不要です。 ）
2-3. 検査項目と判定基準
検査カテゴリ選択リスト「01 Product」内の全て
の検査項目を実行し NG 項目が無いことを確認し
てください。
2-4 測定条件
特に指定しないときは下記の条件とします。
・ 0 dBu=0.775 Vrms とします。
・ アナログ出力の負荷は、各 CH とも 600 Ωとし
ます。
・ 全高調波歪率およびクロストーク測定時には、
80 kHz、-18 dB/oct LPF を使用して聴感補正を
行ってください。
・ ノイズレベル測定時には、12.7 kHz、-6 dB/oct
LPF を使用して聴感補正を行ってください。
また、実効値ではなく平均値で測定してくださ
い。
・ 発振器の出力インピーダンスは 150 Ωとしてく
ださい。
・ 出力レベルを規定して測定する項目は、自動補
正等により、出力レベルが規定範囲内となるよ
う、入力レベルを調整して測定を行ってくださ
い。
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・ 出力レベル変更 (24 dBu → 18 dBu) サービス対
応実施後の検査は、出力レベル変更 (24 dBu →
18 dBu) サービス対応を行った場合にのみ実施
します。
2-5 アナログ入力部 (HA・AD) 検査
(WORD CLOCK 96 kHz 時の検査 )
測定対象 DME4io-ES, DME8i-ES
測定個所 検査治具 アナログ CH1 ∼ 8(4) 出力
[( ) 内は DME4io-ES 測定時 ]
測定方法 DME4io-ES もしくは DME8i-ES の CHn
入力からアナログ信号を入力し、検査
治具 CHn 出力から出力される信号を計
測します。
[n=1 ∼ 8(4) ( ) 内は DME4io-ES 測定時 ]
測定手順はテストプログラムの「3-15.
AD 検査」(P. 90) を参照してください。
Test No. Fs
1 96 kHz
2 96 kHz
13 96 kHz
14 48 kHz
a. テスト No.1 を使用し、下記の項目を測定します。
①電圧利得
入力周波数 入力レベル 規定出力レベル
1 kHz +10 dBu
②周波数特性
測定方法 1 kHz を基準として、各入力周波数におけ
る相対値を計測します。
入力周波数 入力レベル 出力レベル ( 参考値 )
20 Hz +10 dBu
40 kHz +10 dBu
③ノイズレベル
測定方法 CHn 入力を 150 Ωで終端します。CHn 出力
から出力されるノイズレベルを計測します。
[n=1 ∼ 8(4) ( ) 内は DME4io-ES 測定時 ]
許容範囲 計測器
-80 dBu 以下 LMV-1817
-78 dBu 以下 System Two/One
④ CH 間レベル差
①で測定した各 CH[CH1 ∼ 8(4)] 間利得差の範囲が以
下のようになることを確認します。
[( ) 内は DME4io-ES 測定時 ]
許容範囲
1 dB 以内
HA-GAIN PHANTOM
10 dBu OFF
-60 dBu OFF
-60 dBu ON
10 dBu OFF
許容範囲
+4 dBu +4 ± 2 dBu
許容範囲
+4 dBu -1.0 dB ∼ +0.5 dB
+4 dBu -1.0 dB ∼ +0.5 dB