Seiko S810 Instructions Manual page 16

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(2)方位の測りかた
・時計を水平にして、時計の 12 時側を測りたい方向にむけて、ボタンⒻを押します。
計測したい方向
4
(3)方位を計測する際の注意点
強い磁気を発生するものの近くでは正しく方位を計測することができません。
次のようなものからは離れたところでご使用ください。
 例)  磁 気ネックレス等の永久磁石、金属製のドア、高圧線、架線、テレビや冷蔵庫等の電
気製品
また、電車や飛行機、自動車などの乗り物の中では正しく計測することができません。
室内、特に鉄筋の建物内では正しく計測することができません。
北極や南極に近いところでは計測誤差が大きくなる場合があります。
58
(6)磁気偏角補正のしかた
磁気コンパスで計測した磁北を真北と一致させるために、磁気偏角補正値を入力します。 
補正値は計測する緯度経度により異なりますので、地図や国土地理院のHPなどに示された
磁気偏角補正値をセットしてください。例えば日本国内でも地域によって 4 〜9度程度の差
があります。
①  方 位 計 測 状 態 もしくは 方位 計 測 停止状 態
(DECLIn)に切り替えます。
②ボタンⒺとボタンⒻで磁気偏角補正値を変更します。
③ボタンⒺとボタンⒻを同時に押すと磁気偏角補正値は 「0° 」になります。
4
④  偏 角補正が終了したらボタンⒷを押してください。忘れた場合でも 2 〜 3 分で自動的に終
了します。
磁気偏角補正
Ⓑ長押し
60
※方位計測は2秒ごとに
 30秒間行います。
方位計測状態
からボタンⒷ
を長 押しして 磁 気偏 角 補 正状 態 
ボタンⒺ:  数 値が西偏 (W)ではマイナス、
東偏 (E) ではプラスに進みます。
ボタンⒻ:  数 値 が 西 偏 (W)ではプラス、
東 偏 (E)ではマイナスに 進 み
ます。
※初期値は、0° です。
(4)表示の説明
・方位表示は時計の12時方向が向いている方角で
計測したい方向
アルファベットの16方位で表します。
(北)
 (この例は北西 (NW) を示しています。 )
・グラフィック (△△△) で北を、
示します。
・方位角表示は北の方角から時計回りに時計の
12時方向までの角度を示します。
・3段目の表示は現在の時刻を表示します。
方位計測状態
※磁北や北極、磁南や南極に近いところでは計測誤差が
大きくなります。
(5)磁北と真北について
・地球には地磁気があり、磁石のN極とS極同様に磁北と磁南があります。
・  磁 気コンパスは地球の地磁気により磁北、磁南を指し示すことができますが、磁北と地図上
の真北、磁南と真南ではズレがあり、そのズレ量は地域によって異なります。
・磁気コンパスで計測した方位を補正することで、真北や真南に変換することができます。
 各地域のズレを磁気偏角と呼び、磁気偏角分を補正することで真北や真南が分かります。
・磁気偏角補正値は地図や国土地理院のHPで知ることができます。
(7)磁気キャリブレーション(磁気補正)のしかた
・  本 製品は強い磁場環境におかれた場合、磁北の検出が不正確になり、正しい方位を表示で
きない場合があります。その場合は下記の手順で磁気補正を行ってください。
  【ご注意】  永 久磁石や家電製品、携帯電話の近くでは正しくキャリブレーションが出来ないこ 
とがあります。
①  方 位計測表示からボタンⒷを長押しして磁気偏角補正状態に切り替えます。
②  磁 気偏角補正状態からボタンⒸを押して磁気キャリブレーション状態にします。このとき上 
段に 「CALIB」と表示します。
③  ボ タンⒻを押してキャリブレーションを開始します。  グラフィック (△△△)が外周を移動
しますので、その向きが常に一定方向になるように時計本体を回転させます。
④  キ ャリブレーションが成功すると 「PASS」と表示します。ボタンⒸを押すと、磁気偏角補
正状態に戻ります。
⑤  ま た、正しく調整できなかった場合は 「Err」と表示されます。その場合はボタンⒸを押して 
磁気偏角補正状態に戻し、再度②から行ってください。
⑥  キ ャリブレーションが終わりましたらボタンⒷを押して方位計測状態に戻ります。押し忘れ
た場合でも 2 〜 3 分で自動で戻ります。
方位角表示
315°
NW
4
59
4
61

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