Atos Medical Provox Dilator 17 Manual page 119

状態にしてください。
ダイレーターの先が細くなった先端でシ
ャント孔を探り、 ダイレーターの曲線部分を
下方へ進め、 ハンドルの正面にあるノッチに
達するまで本機器をゆっく りと静かに挿入し
ます （図5～7） 。
必要とする時間、 ダイレーターをこの位
置で保持します。 ヴォイスプロテーゼの挿
入しやすくするためにシャント路を十分に拡
大するのに必要な時間は、 患者によって異
なります。
待機時間に皮膚に安全性メダリオンを慎
重にテー プで貼ります （図8） 。
必要な時間をかけてダイレーターをシャ
ント路に保持し終わったら、 ハンドルを引き
ながらダイレーターを静かに取り出します
（図9） 。 安全性メダリオンを引っ張っては
いけません。
標準的な手順を用いて、 Provox NIDヴォ
イスプロテーゼを挿入します。
問題の解決方法：
ダイレーターを挿入できない原因には、 挿入
時の角度／方向が誤っている、 シャント孔が
縮小している、 又はシャント路が変形してい
る、 などさまざまな理由が考えられます。 ダ
イレーターを挿入できない場合には、 ダイレ
ーターを無理に挿入することは絶対にしない
でください。 この場合は担当医にすみやかに
連絡してください。
ダイレーターをシャント路に入れすぎてしま
った場合は、 本品の使い方が誤っているか、
シャント路を拡大してしまった可能性があり
ます。 このような場合には、 静かにメダリ
オンを引きながら本品を取り出すようにして
ください。 無理に取り出すことは絶対にし
ないでください。 本品を取り出すことがで
きない場合は、 すみやかに担当医に連絡し
てください。
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