第1章 装置のあらまし; 機能; 特長 - JRC JLN-205MK2 Quick Reference

Multi information display
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1.1 機能
1) MID
マルチインフォメーションディスプレイ(Multi Information Display (MID)) は種々のセンサーか
ら NMEA データを受信し、それらのデータを表示する表示装置です。
画面は最大 4 分割して使うことができ、各エリアに表示する内容を選択することで、必要な情
報のみを表示することができます。
また、6 画面を登録することができるモードが 3 つあり、最大 18 画面を登録することができま
す。
2)ドップラログ(JLN-205MK2)
ドップラログは、船底に装備された送受波器から海水中の船首方向と船尾方向に超音波信号を
放射し、海水中から反射した超音波信号のドップラー効果を利用して、船の真の速度と航程を正
確に測定する装置です。
この装置は、船底から3m 以内の海水に対する相対速度を測定しています。従って海流などの
速度を含まない主機の出力に応じた船速を得ることができます。パルス方式の送受信を行い船底
近傍の信号は除いていますので、吃水の変化で生じる船速誤差は発生しません。
また、船首船尾の2方向に超音波信号を発射するデュアルビーム方式を採用し、トリム変化に
よる船速誤差も大幅に軽減されています。
この装置は、レーダや ECDIS などの他の機器へ計測した情報を提供します。
1.2 特長
各装置には、次のような特長があります。
1) MID
・ 種々の NMEA データ表示
・ 表示内容と画面レイアウト選択
・ デイジーチェーンによる電源分配
・ モード毎の表示画面選択
・ RS-485 による表示器間でのデータ共有とディマー連動
2) ドップラログ(JLN-205MK2)
・ 対水船速の測定
・ 動揺による誤差を軽減
・ 高信頼の小型送受波器
第1章 装置のあらまし
1-1

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Nwz-4610

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