→ ラミネーションアダプターをしっかりと固定するために、エポキシ
樹脂を使って義肢足部に接着します。
→ ラミネーションアダプターのネジをLoctiteで固定し、ねじ込んで締
め付けます (締付けトルク: 35 Nm)。
5.1.1 フットシェルの取り付と取り外し
備考
► 義肢足部に保護ソックスを着用して、フットシェル内に異音が発生し
ないようにしてください。
► 必ずフットシェルを装着してから義肢足部をご使用ください。
► フットシェルの取扱説明書に記載のとおりにフットシェルの着脱を
行ってください。
5.1.2 下腿義肢のベンチアライメント
•
オットーボック社では、L.A.S.A.R. Posture(ラザーポスチャー)を使用
して義肢のアライメントの確認と適合をすることをお勧めいたします。
5.1.3 試歩行
•
角度の変更やスライド調節など、前額面および矢状面での義肢のアライ
メントを最適化することで、最適な歩行パターンが得られます。
ヒールが柔らかすぎる
症状
•
足全面の接地が速すぎる
•
前足の感触が硬すぎる
•
膝過伸展が発生する
ヒールが硬すぎる
症状
•
膝の屈曲が速い、安定性が低い
•
踵接地から踵離地までが速すぎる
•
エネルギーリターンの感触が弱い
義肢足部が硬すぎる
症状
•
低速歩行時の義肢足部の踏み返し動作
が小さい(足全面の接地が長い)
義肢足部が柔らかすぎる
症状
•
接地開始時にカチッという音がする。
•
高い活動レベルで、前足の変形が非常
に顕著になる
可能な措置
•
義肢ソケットを足に対して前にずらし
ます
•
ヒールウェッジを使用します
可能な措置
•
義肢ソケットを足に対して後ろにずら
します
•
ヒール剛性を下げます(ヒール
ウェッジをずらすか外します)
可能な措置
•
剛性の低い義肢足部を選択します
可能な措置
•
剛性の高い義肢足部を選択します
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