第4章 画面の見方; 物標の高さと物標までの距離 - JRC JMA-2343 Instruction Manual

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4.1
物標の高さと物標までの距離
レーダで観測できる物標までの最長距離は、そのレーダの送信出力、空中線ビーム幅、受信
感度等の性能のほかに、物標の高さ、物標までの距離、レーダ空中線の高さなども、最大探知
距離に影響を与えます。これは、レーダから発射される電波は地球の湾曲による影響をほとん
ど受けずに直進するためです。
【探知距離と物標】
例えば、 空中線が水面から 3 メートルの高さにある場合、 その位置から 10 海里の距離にあ
る高さ 10 メートルの島によるエコーの映像は画面上に映し出されますが、 同じ距離にある高
さ 5 メートルの島は、レーダから発射された電波が当たらないため、エコーの映像は映し出
されません。ただし、これらの値は理論値であり、気象条件等により一定ではありません。
10 海里の距離にある物標は理論上 7.6 メートル以上の高さが必要で、それより低い物標は画
面上に映し出されないことになるので注意が必要です。
空中線あるいは物標の高さが低い場合、 その物標は観測できない場合があります。
10 海里
h
[メートル]
1
レーダ空中線の高さ
第 4 章 画面の見方
a
=2.23√h
1
a
=2.23√h
2
a
+ a
=2.23 (√h
1
2
a
+ a
[海里]
1
2
探知距離
74
1
2
+ √h
)
1
2
a
, a
:単位[海里]
1
2
h
, h
:単位[メートル]
1
2
h
[メートル]
2
物標の高さ
映らない島

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