安全距離; Iso 13855/En Iso 13855 によ る安全距離の計算式 - Omron F3SG RE Series Quick Installation Manual

Safety light curtain
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9. 安全距離
安全距離 と は、 人体や物体が機械の危険部に到達する前に危険部を停止 さ せる ため、 F3SG-R と 危険部が最
低限離 さ れなければな ら ない距離の こ と です。 安全距離は各国の規格や機械の個別規格によ っ て異な り ま
す。 必ず関連規格を参照 し て く だ さ い。
F3SG-R と 危険部の間には、 必ず安全距離 (S) を確保し て く だ さ い。 機械の危険部に到達する前
に機械が止ま ら ず、 重傷を負 う 恐れがあ り ます。
機械の応答時間 と は、 機械が停止信号を受信 し てから機械の危険部が停止する ま での時間です。 機械の応答時間は実機で測定
し て く だ さ い。 また、 機械の応答時間に変化がないかど う か、 定期的に確認 し て く だ さ い。
9-1. ISO 13855/EN ISO 13855 によ る安全距離の計算式
検出エ リ アが進入方向と 直交する場合
S=K×T + C ・・・ (1) 式
・ S: 安全距離
・ K: 検出エ リ アへの侵入速度
・ T: 機械 と F3SG-R の合計応答時間
・ C: F3SG-R の最小検出物体か ら計算 さ れた追加距離
最小検出物体≦ 40mm のシ ス テムの計算例
K=2,000mm/s、 C=8×(d - 14mm) と し て、 (1) 式を使用 し て計算 し ま
す。
S=2,000mm/s×(Tm + Ts) + 8×(d - 14mm)
・ S= 安全距離 (mm)
・ Tm= 機械の応答時間 (s)
・ Ts=F3SG-R の ON → OFF への応答時間 (s)
・ d=F3SG-R の最小検出物体 (mm)
[ 計算例 ]
Tm=0.05s, Ts=0.008s, d=14mm の と き :
S=2,000mm/s×(0.05s + 0.008s) + 8×(14mm - 14mm)
=116mm ・・・ (2) 式
こ の計算結果が 100mm 未満の場合は、 S=100mm と し ます。
計算結果が 500mm を越え る場合は、 K=1,600mm/s と し た次の式で再計算 し ます。
S=1,600mm/s×(Tm + Ts) + 8×(d - 14mm) ・・・ (3) 式
上記 (3) 式の計算結果が 500mm 未満の場合は、 S=500mm と し ます。
最小検出物体直径が 40mm よ り 大き いシ ス テムの計算例
K=1,600mm/s、 C=850mm と し て、 (1) 式を使用し て計算し ます。
S=1,600mm/s×(Tm + Ts) + 850 ・・・ (4) 式
・ S= 安全距離 (mm)
・ Tm= 機械の応答時間 (s)
・ Ts=F3SG-R の ON → OFF への応答時間 (s)
[ 計算例 ]
Tm=0.05s, Ts=0.008s の と き :
S=1,600mm/s×(0.05s + 0.008s) + 850mm
=942.8mm
F3SG-RE
ク イ ッ ク イ ン ス ト ールマニ ュ アル
12

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