準備
試薬
1.
試薬キッ トの調製を、 キッ ト同梱の文書または
完全版のユーザーガイド (オンライン) に従って
行います。
2.
低温で保管されている下記の製品を室温になじま
せます (20~25°C、 約10分間) 。
•
IEF Chip
•
PAGE Chip
•
Rehydration Solution
•
DTT Solution
•
アンフ ォライ ト
3.
タンパク質試料の抽出/希釈およびIEF Chipの膨
潤のためのワーキングRehydration solutionを
調製します。
試薬
体積
最終濃度
Rehydration
189 µL
Solution
DTT Solution
10 µL
50 mM
(1M)
アンフ ォライ ト*
1~2 µL
0.5~1% v/v
合計
200 µL
* アンフ ォライ トはIEF ChipのpH範囲に合わせ
て選んでください。 40%原液のアンフ ォライ トは
1µLを加えて ください。 100倍濃度のアンフ ォライ
トは2µLを加えて ください。
4.
SDS-PAGE前のタンパク質の平衡化用にワーキン
グEquilibration Bufferを調製して ください。
試薬
体積
最終濃度
Equilibration
760 µL
Buffer Premix
DTT Solution
40 µL
50 mM
(1M)
合計
800 µL
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Rev 06/21
試料の調製
タンパク質試料を、 ステップ3に従って調製したワーキン
グRehydration solutionに溶解させます。 液体の試料は
ワーキングRehydration solutionで2倍以上に希釈して、
目的のタンパク質濃度にし、 塩濃度を出来るだけ減少さ
せるようにして ください。
塩濃度が高いと等電点電気泳動中に電流が100µAを
超え、 タンパク質分離に影響することがあります。 高塩
濃度の試料は次の内何れかの方法で脱塩を実施して く
ださい。
TCA/アセトン沈
殿処理からのワーキングRehydration solutionによ
る再懸濁または
スピンカラムを用いたワーキング
Rehydration solutionへの交換または
Auto2D®装置を用いた脱塩プロトコル
(詳細はユーザーガイド完全版をご覧ください)
注 : タンパク質の再懸濁中、 タンパク質を37 °C以上に加
熱しないでください。
試料中のタンパク質を定量して ください。 Auto2Dには0.1
~100µgのタンパク質を導入できます。 タンパク質の適量
は検出方法と試料の複雑さによ って異なります。 次のタン
パク質量をまず試してから、 個々の試料に応じた最適な
アプライ量を決定して ください。
•
CBB染色液による検出 : 50 µg
•
蛍光染色液による検出 : 10 µg
•
銀染色 : 5 µg
•
蛍光pre-labeling : 3 µg
Solution Chipにアプライするタンパク質の量に基づい
て、 タンパク質の分離にS、 M、 Lの何れのレシピを使うか
を決定して ください。
デバイスにアプライ出来る試料の体積は13~15µLです。
試料は必要に応じてワーキングRehydration solutionで
希釈して ください。
38
Auto2D
装置の電源を入れる
®
各国の電源コンセン トに適切な電源コード (同梱) を選択
します。 コードの片端をAuto2D®装置のインレッ トにしっか
りと差し込み、 プラグをコンセン トに差し込みます。
電源スイッチはAuto2D®装置背面のACプラグポートの隣
にあります。 スイッチを上に押し上げて電源を入れます。
アプリケーションは自動的に起動します。 画面から
Auto2D® Plusモードを選択します。
レシピの読み込み
SETTING → RECIPE を選択します。 Recipe Information
(レシピ情報) 画面をタッチします。 Recipe Selectionダ
イアログボックスが表示されます。
"RECIPE NAME" → LOAD → OK → EXIT を選択します。
注 : 使いたいレシピ名が画面右上に表示されていること
を確認します。
Japanese
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Rev 06/21
チップの準備
PAGE Chip
陰極側
Eチップ
陽極側
1.
チップの陽極側にある白いテープをはがします。
2.
チップの陰極側にあるプラスチックのカバーを慎
重に取り外します。
3.
陽極と陰極のバッファー溝を蒸留水で優し く すすぎ
ます。 紙ワイパーを用いてチップ外側の液体を拭き
去ります。 この際チップの陰極側に露出している細
長いゲルに傷をつけないように気をつけます。
チップをトレイにセットする
Auto2D®装置のタッチスクリーンで OPEN → OK
を選択します。 トレイが開いたら、 PAGE Chip
(水色のライ
ン)
を陽極側を手前にして置きます。 Solution Chip Plus
(濃青色のライン)
をPAGE Chipの上に、 角の取れた側を
手前にして置きます。
39
Japanese
Need help?
Do you have a question about the Millipore Auto2D Plus and is the answer not in the manual?
Questions and answers