■ 接続方法
・ エアードライヤやエアーフィルタを通したきれいな圧縮空気を使用してください。
塗装作業に使用する空気が汚れていると、塗装不良を起こします。
・ 購入後初めてご使用の場合は、塗料通路内部の防錆油を取り除くため、シンナーを吹いて内部の洗浄を行ってください。
防錆油が残っていると、はじき等塗装不良の原因となります。
・ ホース、塗料容器は、スプレーガンにしっかりと固定してください。
ホースのはずれ、容器の落下により、人体に傷害を及ぼす可能性があります。
作業 1 エアーホースは空気ニップル、塗料容器は塗料ニップルに接続します。
作業 2 吹付空気をスプレーガンへ供給します。
作業 3 塗料容器にシンナーを入れ吹付けを行いスプレーガン等の塗料通路をシンナー洗浄します。
作業 4 塗料容器に塗料を入れ、塗料の試し吹きを行い空気量、塗料噴出量、パターン幅を調節します。
■ 保守・点検
・ 安全にご使用いただくための警告事項の機器誤用 3 項に従い、圧力を完全に逃がしてから作業してください。
・ 十分理解され、熟達された方が行ってください。
・ 腐食を防ぐために PH 値は 6〜8 の洗浄液をご使用ください。
保守時の作業手順
1.残った塗料を他の容器に移した後、塗料通路及び空気キャップ ASSY の洗浄を行
います。塗料通路の洗浄は少量のシンナーを吹き付けて行います。
2.各部の洗浄はシンナーで浸したブラシで行い、ウエス等でふき取ります。
3.分解する前には塗料通路内部を十分洗浄します。
塗料ノズル分解時工具はメガネレンチ、 ボックスレンチ又は別売りの専用スパナ
(コードNo.93538601)を使用してください。
4.ニードル弁パッキンセットを調節する時は、ニードル弁 ASSY を挿入したままで
一旦、手で締め込みます。手で締まった所からスパナで再度締め込みます。スパ
ナで締める目安は、手で締まった所から1/6 回転程度です。
ニードル弁パッキンセット交換時、先端部分が本体
に残る場合がありますので確認してください。
5.パタン調節装置及び空気量調節装置の着脱の時は各々の調節装置を全開にして
から本体セットにねじ込みます。
6.ニードル弁ばねASSY を取り付けの際は樹脂部品がニードル弁ASSY と反対方向に
なるように取り付け方向に注意してください。
ニードル弁ASSY
点 検 箇 所
1. 空気キャップASSY 及び塗料ノズル各穴の通路
2. パッキン、Oリング類
3. 塗料ノズル、ニードル弁ASSY 間のシート漏れ
パ タ ー ン
1) 塗料ノズルと本体のテーパシート間より空気が混入。
2) ニードル弁パッキンセットからのエア吸込み。
3) 塗料容器取り付けナット又は塗料ホース継手部よりの空気の混入。
息切れ
1) 角孔{キャップ先端の角部分(突起部)にあいている孔}に塗料等の
固形物が詰まり両角孔からの空気の強さが異なる。
三日月
1) 塗料ノズル先端の外周及び空気キャップ ASSY 中心に固形物が付
着している。又はキズがある。
かたより
2) 塗料ノズル取付けが悪い。
1) 塗料粘度が低すぎる。
2) 塗料噴出量が多すぎる。
中くびれ
3) パターン空気圧力が高い
ニードル弁ばねASSY
樹脂部品
原
因
1. 洗浄不良はパターン形状や粒子の不具合の原因となります。
特に二液塗料をご使用後は素早く入念に洗浄してください。
2. スプレーガン全体及び空気キャップASSY をシンナー等の液中に浸さないでくだ
さい。長時間浸漬した場合、構成部品の損傷の原因となります。
尚、洗浄時には空気キャップASSY、塗料ノズル先端、塗料ノズル各噴出穴及び
ニードル弁ASSY は絶対にキズを付けないでください。
3. 塗料ノズルの着脱する時は、シート部保護のため引金を引き、ニードル弁ASSY を
引いた状態で行ってください。
4. ニードル弁パッキンセットは締め過ぎるとニードル弁ASSY の動きが悪くなり塗料
の先端漏れの原因となります。固く締め過ぎないように、引金を引きながら、ニード
ル弁ASSY の動きを確認しつつ、調節してください。
万が一、締め過ぎてしまった時は、ニードル弁パッキンセットを完全に緩めてから、
もう一度締め直してください。
5. 全開でないと、パタン調節装置及び空気量調節装置の先端が本体セット先にぶつ
かり、損傷の原因となります。
6. 逆向きに取り付けると引金荷重が重くなる等、正常に作動しない原因となります。
部 品 交 換 基 準
つぶれ、変形がある場合は交換
変形、摩耗の場合は交換
塗料ノズル、ニードル弁ASSYの洗浄を十分行っても、漏れがある場合は交換。
1) 塗料ノズルを外し、 シート部を清掃した上で再度取付けてください。尚、
シート部にキズがある場合は塗料ノズルを交換してください。
2) ニードル弁パッキンセットの締め増しを行ってください。
3) 継手部の締付けを確かめ完全にしてください。
1) 角孔の固形物を除去してください。 この際、 付属の掃除用ブラシを使用
し、金属類のものは使用しないでください。
1) ゴミ・固形物が付着している場合は、 除去してください。又、キズがあ
る場合は、その部品を交換してください。
2) 塗料ノズルを外し、シート部を清掃した上で再度取付けてください。
1) 塗料原液を追加し、粘度を高めに調節してください。
2) 塗料調節つまみを右に回し噴出量を少なくしてください。
3) パタン調節装置を右に回しパターンを縮めてください。
3
重 要
対
策
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