バックアップ運用上の注意 - Fujitsu PRIMERGY Tape Drv DAT72 User Manual

Internal drive cage
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バックアップ運用上の注意
この章では、本製品のバックアップ運用上の注意事項について説明しています。
・ データの圧縮率は、目安として 2 倍程度としておりますが、データの内容により圧縮率
は変化します。ソフトウェアにより圧縮処理されたデータでは、本製品による圧縮効果
は期待できません。
・ 次の要因により、バックアップ性能および 1 巻あたりに記録できるバックアップ容量が
変化します。
- ご使用されるデータカセットの記録面の状態(消耗、汚れなど)
- 本製品の磁気ヘッドの汚れ状態
- データの圧縮率
- サーバの負荷状況
・ 同一データカセット 1 巻によるバックアップ運用では、バックアップに失敗した場合、
全データが失われる危険があります。またバックアップしたデータカセットの磁気テー
プが傷つくなどした場合にデータが復元できなくなります。複数のデータカセットによ
るバックアップ運用を行うことにより、トラブル発生時の被害を最小限にできます。
例)曜日ごとのデータカセットを準備しバックアップ運用する。
・ Windows Backup でバックアップを行っている間に、コンピュータの管理→記憶域→リ
ムーバブル記憶域でメディアの解放やマウント解除を実行すると、バックアップ完了後
にメディアが取り出せなくなります。
メディアを取り出すためにはサーバの再起動が必要となりますので、Windows Backup で
バックアップを実行中のときは、解放やマウント解除を実行しないでください。
・ テープアラート機能を有するバックアップソフトウェアを使用する場合、100 回以上使
用したデータカセットを使用するとテープ寿命に達している旨の通知が行われることが
あります。
・ 本製品を Windows で使用する場合、タスクバー内にある「ハードウェアの安全な取り外
し (S)」で本製品を取り外さないでください。誤って取り外しを行った場合は、サーバ
本体を再起動してください。
・ バックアップソフトウェアには、バックアップ終了後に「データの検査」の実行を指定
できるものがあります。この指定を行うとバックアップ終了後にデータカセットに書き
込んだデータを読み出して、書き込み内容の検査が行われますので、信頼性を高めるこ
とができます(推奨) 。
ただし、 「バックアップ業務に要する時間が長くなる」 、 「媒体の使用回数が増えること
によるデータカセットの寿命低下」といった短所もありますので、留意してください。
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Pg-dt5042Pgbdt5042Pg-dt504dPgbdt504dPrimergy pg-dt504dPrimergy pgbdt504d

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