Yamaha PLG150-AN Owner's Manual page 44

Analog physical modeling plug-in board modular synthesis plug-in system
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ボイスリスト
● 020 ObCembal
これは模倣の例として制作してみました。当時ポリフォ
ニックでHPFが装備されたシンセサイザーはめずらしく、
Oberheimではチェンバロの音色をよく制作しました。
PLG150-ANのHPFの切れ味は非常によく、Pulse波を通
した瞬間に20年前の気持ちになれた感じがしました。
● 021 ProAtack
YMO の ア ルバ ム「Solid
「BGM」 のMusic Plansなど多くの曲でフレーズのキメ (通
常はブラスなどで重ねる) に使用していました。音色の制作
方法 はいたって 簡単でオ クターブ ユニゾン のSawtoothに
ノイズ成分を多少加え、あとは通常のフィ ルターおよびEG
の調整といったところです。 何でもない音が効果的に使用さ
れている例と言えます。
● 022 ProAtck2
YMO:Behind the Mask/La Femme Chinoiseなどの楽
曲のリ フの部分に よく聴くこ とのできる 音色です。スタ ッ
カートからパッド演奏まで、 どのようなニュアンスもマッチ
します。
● 023 Pro Sync
オシレーターシンクのスレーブ側のピッチをフィルター EG
で動かしてやると、非常に特徴的で強力な音 が得られます。
さらに その音をユ ニゾンモード で演奏する 迫力は他を圧 倒
するものがあります。YMOの「BGM」1000 Knivesのア
ドリブはこの音色を基本にして、ディスト− ションを通し、
ポルタ メントを適 当な値にセッ トしておき 演奏中にユニ ゾ
ンボタンを入れたりはずしたりすることで、 あの効果が得ら
れています。PLG150-AN でも表現できるようかなり 近い
ところまで、制作してみました。
● 024 ProBrass
一般的 なシンセ ブラスです。VCO1でMulti-Saw波形を 選
択し、DeTune である程 度のコーラ ス効果を 創り出して お
き、あとは通常のフィルターの設定、EGの設 定と定番通り
の作業をするだけです。
● 025 Loom
YMO「BGM」より『来るべきもの』の中で使っているアン
ビエント系SE音色です。
● 026 CS80Bras
この音色はAN1xのプリセット音色から拾ってきました。 ベ
ロシテ ィセンスが 付いていま すが、強い時の 感じも弱い 時
も、なかなかCS80の感じが出ていると思います。
● 027 Behind 2
YMO:Behind the Maskで 使っているシ ーケンスフレ ー
ズの音色です。実際には、Arp Odyssey+Moog IIIで作り
ました。Arpが担当していた高い成分をVCO1が、Moogの
成分をVCO2が創り出しています。 VCO1のSync Pitchお
よびFMのポイントが肝心です。
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State
Survivor」以 降 で は、
● 028 HarmoSq
押 し寄せたり、引い ていく波のよ うなSequenceフ レーズ
に最適です。 ディレイエフェクトをかければより効果的にな
ります。
● 029 MiniTech
あらゆるサウンドの基本的な設定で、 元祖テクノ
Sequenceと言ってもいいでしょう。Mini Moog/Arp
Odysseyが得意としていた、太い感じの音色の
Sequenceフレーズに合う代表的な音色です。倍音をたく
さん含むSawtoothとPulseを組み合わせ、 VCFタイプを
カットスロープ18db/octのLow Pass Filterを使用して
います。ベース音から高い音程のSequenceまで、どのよ
うなものにも使用できます。
● 030 Nz Power
こ の 音色 はSequence演奏 させ る 基本 的な プ ログ ラム で
す。短いデュレー ションのフレーズに適しているでしょう。
ベースパートからハイパートまでどれにでも最適です。 ただ
し、 ノイズ成分が合成されているのでロングトーンは適さな
いかもせれません。 またフィルターをコントロールしている
LFOを調整すれば違った効果が得られます。
● 031 AsianTek
これ も速いSequenceフレーズを演奏 させるのに適 してい
る音色です。 イメージではペンタトニックスケールで演奏す
れば、 アジアの南回帰線あたりの地域のイメージがでるので
はないでしょう か?制作ポイントはノイズとピッチEGでで
すね。これはLogic Systemのアルバム「To-Gen-Kyo」 に
ある「上海月夜」で聴くことができます。
● 032 SeqWater
神 秘的 な 水の 中の 様子 を、フ ィル ター にテ ン ポ感 のあ る
LFOを使っ て合成しま した。冨田勲さん の作品にし ばしば
登場します。
● 033 HarmoSq2
思いつくままに倍音構成を探っているうちに、 不思議な響き
がするポイントに出会いました。 昔ならモジュラーシンセサ
イ ザー でな けれ ば 作る こと ので きな かっ た響 きが 出せ る
PLG150-ANのフレキシビリティを表す一例です。
● 034 AnaDrum
シンセサイザーでドラム音色を作ることは、 サンプラ−が出
現してからあまり行われなくなりましたが、 リズムボックス
的なサウンドは今でももちろん通用します。 適度な音程ポイ
ントを選べば、Bd,Sn,Tomの感じを出しわけることができ
ます。 エフェクターとしてコンプレッサーやリミッタ−を通
せばより良いでしょう。 制作ポイントはノイズの加工方法に
あります。

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