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1. 洗浄を開始する前に、必ず前処理手順をすべて実施します。
2. コンテナおよびアクセサリは、完全に開放し、分解した（部品を
取り外した）状態で処理する必要があります。 注: 別段の記載が
ない限り、装置の分解には工具（ドライバーやペンチなど）は必
要ありません。
3. 以下の自動洗浄パラメータを使用して、コンテナとアクセサリ
を洗浄します。
最小再循環時間
段階
（分）
予洗 1
酵素洗浄
洗浄 1
すすぎ 1
純水すすぎ
乾燥
4. コンテナとアクセサリを動かしてすすぎ、水を切ります。
5. 視認できる水滴が残っている場合は、清潔なリントフリータオ
ルで拭いて乾かします。
6. 各装置がきれいになっているか目視検査します。
7. 視認できる汚れが残っている場合は、清掃手順を繰り返します。
注: アルマイト製装置には超音波洗浄を使わないでください。
Genesis コンテナの組み付け
Genesis 再利用可能リジッド滅菌コンテナシステムは、日常的に損
傷を点検する必要があります。そうした損傷があると、コンテナが
正しく閉まらない、密封状態が維持できないなど、製品が設計どお
りに機能しなくなる可能性があります。 ガスケットとふたを日常
点検することで、潜在的な修理や交換の問題がわかります。 再利
用可能リジッド滅菌コンテナシステムが正しく機能しているか疑問
を抱いた場合はいつでも、お近くの販売店、または GMB-SIT-IN-
TERNATIONAL-TEAM@CareFusion.com までメールでお問い合わ
せください。
注: コンテナには、過剰な量の器具を絶対に搭載しないでください。
器具をバスケットの内部に正しく並べてください。器具が上部から
突き出して、コンテナがきちんと閉まらなくなることがないように
してください。 「器具の組み付け」を参照してください。
可能な場合は必ず、しっかりと乾燥させるために、内容物同士が
当たらないように、距離を十分に離してください。 内容物を仕切
りで分離して設置するためのスタッキングバスケットやアクセサ
リを利用すると、この処理がやりやすくなります。
現在の重量の推奨事項やガイドラインに準拠するために、セット
の組み立てを調整する必要がある場合があります。 こうした調整
では、過剰な重量のセットを分けて、複数のコンテナセットに再
構成する作業が必要となることがあります。
洗剤の種類と
水の温度
濃度
（該当する場合）
低温の飲料水 /
水道水
該当なし
• 洗剤: Enzol™（中性
高温の飲料水 /
/ 酵素洗剤）
水道水
• 濃度: 洗剤メーカー
～
の推奨条件に準拠
（
～
）
• 洗剤: NpH-KlenzR
飲料水 / 水道水
（中性クレンザー）
～
• 濃度: 洗剤メーカー
（
～
）
の推奨条件に準拠
飲料水 / 水道水
該当なし
～
（
～
）
精製水
該当なし
～
（
～
）
該当なし
該当なし
Genesis 再利用可能リジット滅菌コンテナでは DST シリーズの
フィルターの使用が推奨されていますが、このフィルターは再利
用できません。 処理ごとに各保持プレートの下に 1 枚のフィル
ターシートを使用してください。 推奨フィルター（DST シリー
ズ）を 2 枚以上使用すること、または再利用することによる効果
は検証されていません。
処理しようとしている器具が選択した滅菌処理法に対応している
ことを、装置メーカーに問い合わせて確認してください。
日常点検
• コンテナのふたは、閉める際にインターロックハンドルにより
下方に圧力がかかるため、開けた時には強い反発があるはずで
す。 跳ね返りが弱い場合は、ガスケットの交換、またはハンド
ル部分の点検をさらに行う必要があることを示している可能性
があります。
• コンテナのふたと底部の縁を点検し、ガスケットの密封や適切な
ふたの密閉に影響するバリやへこみがないことを確認します。
• ガスケットを点検し、ひびや亀裂がないこと、保持溝に正しく
はまっていることを確認します。
• ガスケットに、コンテナ底部の上縁部によって視認できる圧縮く
ぼみが形成されているかどうかを確認します。 圧縮くぼみは、ガ
スケットの長さ全体にわたり、均一かつ連続して形成されている
必要があります。
• 保持プレートを日常的に点検して、ロックメカニズムが適切に
機能することを確認します。
予防保守チェックリスト
コンテナの内部アルマイト層やふたガスケットのひび、剥離、剥
がれ落ちなど、無菌バリアの維持や無菌内容物の使用に悪影響を
与えかねない視認できる損傷または過剰な摩耗がある場合には、
Genesis™ 再利用可能リジッド滅菌コンテナシステムの使用を中
止してください。
コンテナが十分な性能を発揮できるように、以下について日常的
に点検してください。 いずれかの指定領域で以下のことが観察さ
れた場合、Genesis コンテナは正常な動作状態ではありません。
ふた
• 留め金が曲がっている。
• 留め金が自由に上下に動かない。
• 留め金のばねが曲がっていたり、突き出したりしている。
• 留め金のブラケットがふたから外れている。
• ガスケットに亀裂や穴ができていたり、ガスケット自体がぼろ
ぼろになったりしている。
• ガスケットの継ぎ目が剥がれてきている。
• ガスケットが保持溝に正しくはまっていない。
• ガスケットに視認できる劣化や変色がある。
• ガスケットの密封機能に影響する可能性のあるへこみがある。
底部
• 留め金が緩んでいたり、コンテナから外れたりしている。
• 識別タグがない。
• ハンドルスリーブにひびや破れがある。
• ガスケットと密着するコンテナの上縁部にへこみがある。
保持プレート
• 形に歪みがある。
• レバーが曲がっている。
• レバーがプレートをくぼみにしっかり固定していない。
• ばねや圧縮が不十分である。
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