クロノメーター認定証 - Ball NM2038 Owner's Manual

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15. クロノメーター認定証
搭載モデル: CM1010, CM2098, CM3188, DC3026, DG2016, DL2016,
DM1022, DM2036, DM2076, DM2136, DM2176, DM3000, DM3108,
GM1020, GM1032, GM1050, GM2020, GM2026, GM2098, NM1020,
NM1022, NM1036, NM1038, NM1058, NM1098, NM2026, NM2028,
NM2198, NM3022, NM3060, NM3888, NT3888 ((上記品番の後に続く3
文字の英数字の真ん中に「C」のアルファベットが含まれる商品。
例: DM3000A-SCA-BK)
クロノメーターとは、精度がきわめて高い時計を指します。ギリシア語の
「クロノス(時)」と「メトロン(計測)」を合成した言葉で、文字通り「時を計る」
という意味になります。ボール ウォッチの一部モデルのムーブメント
は、COSC (スイス公式クロノメーター検査協会)の厳しい検査に合格
してクロノメーターの認定を受けています。
COSCでは、クロノメーター認定書を発行する前に、カメラ撮影やコンピ
ュータ機器などを利用してボール ウォッチのムーブメントの精度のデー
タを集め、それらを入念に分析します。COSCでは7つの異なる検査を
実施しています。その結果、基準を少しでも満たさない場合は、即座に
クロノメーターの認定から除外されます。以下の表は、検査基準の概要
をまとめたものです。
検査1:
平均日差:時計が始動してから24時間経過した時点での標準時間との
誤差を日差と呼ぶ。平均日差は、連続した検査日数の1日あたりの平均
誤差を指し、検査最終日の日差から開始日の日差を引いて、それを日数
で割ったもの。COSCでは、10日間の検査の後に、ムーブメントの平均日
差が-4秒から+6秒の範囲に収まっていなくてはならない。
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検査2: 5姿勢での平均日較差:
毎日5つの異なる姿勢(水平2姿勢、垂直3姿勢) にして10日間、つまり計
50の条件でムーブメントの歩度を測定。各日較差 を5で割った平均値が
2秒以内でなくてはならない。
検査3:
最大姿勢差:時計をある姿勢に置いた場合の日差を姿勢差という。5つ
の姿勢での姿勢差の最大が5秒以下でなくてはならない。
検査4:
水平姿勢(第9日と第10日)での平均日差から垂直姿勢(第1日と第2日)
での平均日差を引いた数値が-6秒から+8秒範囲に収まっていなくては
ならない。
検査5:
最大偏差:最大日差と平均日差の差が10秒以内でなくてはならない。
検査6:
COSCの検査では、ムーブメントが摂氏8度(華氏46度)と摂氏38度(華氏
100度)の環境に置かれ、高温での日差から低温での日差を 引いて、そ
れを30で割る。この値が0.6秒以下でなくてはならない。
検査7:
検査最終日の平均日差から検査第1日と第2日の2日間の平均日差を引
いたもので、5秒以下でなくてはならない。
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