Cateye EC-MD100 Product Manual

Cateye EC-MD100 Product Manual

Cateye upright bike product manual

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キャットアイ メディカルエルゴサイザー
MODEL EC-MD100
取扱説明書

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Summary of Contents for Cateye EC-MD100

  • Page 1 キャットアイ メディカルエルゴサイザー MODEL EC-MD100 取扱説明書...
  • Page 2: Table Of Contents

    この取扱説明書の使い方 この取扱説明書はメディカルエルゴサイザーEC-MD100を利用される施設内の管理者やインス トラクターの方を対 象に作成されており、 本機の使用方法やトレーニングされる方に安全にお使いいただくための注意事項が記載されて います。 本書の内容をよくお読みになり、 実際に トレーニングされる方はもちろん付き添いの方にも本機の使用方法を 十分に説明してください。 また、 この説明書は保証書と共に大切に保管してください。 本書の構成 最初にお読みいただく項目です。 スタート編 メディカルエルゴサイザーEC-MD100の組立方法・各部の調整方法・基本 的な使用の流れについて説明しています。 メディカルエルゴサイザーEC-MD100が持つプログラムの概要および各 オペレーション編 プログラムごとの操作方法について説明しています。 不意に発生した トラブルの処理方法・オプション部品・本製品の仕様につい リファレンス編 て説明しています。 本書の表記について マークのついた文章は、 安全上及び取り扱い上非常に重要です。 必ず守ってください。 警告 : 守らなかったとき死亡あるいは人体に重大な危害が及ぶ場合がある事項です。 注意 : 守らなかったとき人体に危害が及んだり機器が破損する場合がある事項です。 重 要 : 注意が必要な操作、 守っていただきたい事項または補足事項について説明しています。 参 考...
  • Page 3 はじめに このたびはキャッ トアイ・メディカルエルゴサイザーEC-MD100をお買い上げいただき誠に有難うございます。 このメディカルエルゴサイザーは施設内でのリハビリを必要とされている方や運動不足の高齢者の方を対象に設計されたコン ピュータ制御の トレーニングシステムです。 本製品は人の健康の基礎となる全身持久力の維持、 増進を目的と し、 心肺循環器系 の機能を高めるためのハー トのスポーツ (有酸素運動) を科学的に行えるように設計されています。 全身持久力をテス トするプログラムと3種類の トレーニングプログラムがあり、 激しい運動が困難な方でも体に無理なく楽しみ ながら体力の維持・増進がはかれます。 安全にお使いいただくために 本機を使用する前には、 必ずこの注意事項および取扱説明書をよくお読みの上、 正しく安全にお使いください。 お読みになった後は、 いつでも見られるところに大切に保管してください。 警 告 ・ 心臓病 (狭心症、 心筋梗塞など) 、 高血圧症、 糖尿病、 呼吸器疾患 (ぜんそく、 慢性気管支炎、 肺気腫など) 、 変形性関節症、 リュウマ...
  • Page 4 各部の名称と機能 構成品一覧 開封後に下記の部品および付属品が揃っていることをご確認ください。 操作ユニッ ト 本体 ハンドルポス ト データカー ド (10枚) ナベネジ (4本) 操作ユニッ ト調整ノブ 接続ケーブル 前脚パイプ ACアダプター インレッ ト (前) キャスター 前脚アジャスター 脈拍センサー ACアダプター 工具セッ ト 取扱説明書・保証書 操作ユニッ ト ハンドル ハンドル調整レバー ハンドルポス ト ハンドルポス ト調整レバー シー トポス ト ペダル シー...
  • Page 5 液晶画面 切替ボタン (本書内の表記は 切 替 ・条件設定時 ... 条件設定を次の項目へ進めます。 ・ トレーニング中/ クールダウン中/ トレーニング終了時 ... 運動時間と消費カロリー表示を 切り替えます。 開 始 開始/終了ボタン (本書内の表記は 終 了 トレーニングの開始、 中止、 終了、 およびクールダウンを終 了します。 増減ダイヤル 条件設定時の数値の増減、 および各 トレーニング中の設 定目標値を変更します。 リセットボタン (本書内の表記は リセット プログラムを初期状態に戻し、 初期画面を表示します。 センサーホルダー データカードインレット 条件を記録したデータカー ドを差し込みます。 液晶画面...
  • Page 6 スタート編 1 組立から始めましょう ... 7 2 各部の調整をしましょう ... 8 3 脈拍(耳たぶ)センサーの使い方 ... 10 4 セレクトスイッチの設定 ... 11 5 基本的な使用方法 ... 12 6 4種類のプログラムがあります ... 14...
  • Page 7: 組立から始めましょう

    組立から始めましょう 付属の工具セッ トを使用してEC-MD100を組み立てます。 注意 本製品は重量物ですので、 1人で作業すると怪我や機器 を破損する恐れがあります。 組立時は必ず2人以上で行っ てください。 ハンドルポストを取り付けます ハンドルポス トを取り付ける前に、 固定ネジ (2 重 要 ハンドルポス トを本体に差し込みます。 重 要 固定ネジ (2 固定ネジ 通し孔 操作ユニットを取り付けます 接続ケーブルのケーブルコネクターをハン ドルポス ト上部のブラケッ トに通し、 操作ユニッ ト裏面のケーブル インレッ トに差し込みます。 重 要 操作ユニッ トをナベネジ4本でブラケッ トにしっかりと固定します。 スタート編 ヶ所...
  • Page 8: 各部の調整をしましょう

    各部の調整をしましょう EC-MD100を使用される方が理想的な姿勢でトレーニングできるよう に各部を調整します。 注意 調整後に各部がしっかり と固定されていることを確認してください。 シートの高さを調整します シー トの高さはペダル位置が一番下の時に、 膝が軽く曲がる程 度に調整します。 ・ シー トの高さを上げる場合は後脚パイプを踏んで押さえ、 サ ポー トバーをつかんでシー トポス トを引き上げます。 サポー ト バーを離すとシー トの位置が固定されます。 ・ シー トの高さを下げる場合はシー トポス ト調整ペダルを踏み込 んでシー トポス トを下げます。 ペダルから足を離すとシー トの 位置が固定されます。 ハンドルの角度を調整します ハンドル調整レバーを上げるとハンドルの固定が解除され、 レ バーを下に押し込むと固定されます。 ハンドル調整レバーを上げてハンドルの固定を解除します。 ハンドルの角度を調整します。...
  • Page 9 操作ユニットの角度を調整します 液晶画面を見やすいように操作ユニッ トの角度を調整します。 操作ユニッ ト調整ノブを矢印方向に回して操作ユニッ トの固 定を解除します。 操作ユニッ トの角度を調整します。 参 考 インス トラクターや付き添いの方が操作ユニッ トを 使用する場合は図のように操作ユニッ トを回転させ ることもできます。 操作ユニッ ト調整ノブを矢印方向に回して操作ユニッ トをしっ かりと固定します。 ペダルベルトを調整します ・ ペダルベル トは靴の大きさに合わせて5段階に調整できます。 脚アジャスターを調整します ・ 本体が水平を保つように後ろ2ヶ所の脚アジャスターを回して 高さを調整します。 本機の移動 ・ 本機を移動させる場合は後脚パイプを持ち上げ、 キャスターを使って移動さ せます。 ・ サポー トバーやシー トをつかんで持ち上げるとシー トポス トが上昇しますの で注意してください。...
  • Page 10: 脈拍(耳たぶ)センサーの使い方

    脈拍(耳たぶ)センサーの使い方 メディカルエルゴサイザーEC-MD100 は脈拍 (耳たぶ) センサーによって脈拍を耳たぶから検出します。 ここでは脈拍 (耳たぶ) センサーの装着方法と注意事項について説明しています。 注意 脈拍センサーを取り付ける前にEC-MD100の可動部分がしっかり と固定されていることを確認してく ださい。 脈拍センサー装着後 に操作ユニッ トを動かすとセンサーが破損したり、 トレーニングされる方が怪我をする恐れがあります。 脈拍(耳たぶ)センサーを操作ユニットに取り付けます ・ 脈拍 (耳たぶ) センサープラグを操作ユニッ ト裏面の脈拍 (耳たぶ) センサージャックに差し込みます。 脈拍(耳たぶ)センサーを装着します ・ 耳たぶセンサーは図のように左右どちらかの耳たぶの中央部分に 挟み付けます。 重 要 ・寒いときは耳たぶをよくマッサージして血行をよく してか らお使いください。 ・イヤリングなどは必ず外してください。 参 考 耳たぶセンサーを使用しないときはセンサーホルダーにと めます。 ・ ワイヤーホルダーはコー ドの揺れ防止・ コー ドの調節のため、 衣服の...
  • Page 11: セレクトスイッチの設定

    ・ 出荷時には 「N ・m」 に設定されています。 ・ 単位を 「kg・ m」 に設定した場合、 ペダル重さの表示は 「N・ m」 設 定時の1/10の値で表示されます。 ・ セレク トスイッチを変更し、 電源を入れ直した後に設定が変更さ れます。 外部出力の切り替え ・ EC-MD100の出力ポー トに接続する機器として 「プリンター」 または 「PC」 が選択でき、 セレク トスイッチNo.2で切り替えることができます。 ・ スイッチがONの場合は 「PC」 に、 OFFの場合は 「プリンター」 に設定さ れます。 No.2 出力ポー ト...
  • Page 12: 基本的な使用方法

    基本的な使用方法 ここではメディカルエルゴサイザーEC-MD100の基本的な使用方法について説明しています。 警告 お身体の不自由な方が本機に乗り降りされる際は、 付き添いの方およびインス トラクターの方が補助してください。 また、 EC-MD100を使用す る前に トレーニングされる方に合わせて各部を調整し、 可動部分がしっかり と固定されていることを確認してください。 注意 破損する恐れがあるため操作ユニッ トをつかんで乗り降り しないでください。 電源を入れます ・ ACアダプターのプラグを本体後部または前部のACアダプターインレッ トに差 し込みます。 ・ ACアダプターの電源プラグを家庭用コンセン ト (100V) に差し込み、 本体後 部の電源スイッチを入れます。 警告 濡れた手でコンセントにプラグを差し込むと感電の恐れがあります。 注意 前後のACアダプターインレッ トに同時にACアダプターを接続しな いでください。 重 要 ・ACアダプターは必ず専用の(AD1212MD-J)をお使いください。 ・電源プラグは直接壁面等の電源コンセントに接続してください。 延長コー ド等で複数台を接続したとき電圧の関係で正常に作動し...
  • Page 13 データカードを使用する場合 ・ データカー ドを使用する場合は、 初期画面が表示されている時に条件を記録し たデータカー ドをカー ドインレッ トに差し込みます。 ・ データカー ドアイコンが点灯し、 カー ドに記録されている内容で条件設定画面 が表示されます。 参 考 ・出荷時のデータカー ドには運動条件が記録されていないため、 お使 いになっても作動しません。 ・データカー ド読み込み後に表示される設定数値は増減ダイヤルで 変更することができます。 ・カー ドはゆっく り差し込んでください。 ・カー ドをすばやく差し込んだり、 カー ドの表裏を間違って差し込んだ 場 合、 またはカード が 正しく作られていなかった場 合は 画 面に アイコンが点滅表示されてデータを読み込めません。 参...
  • Page 14: 4種類のプログラムがあります

    4種類のプログラムがあります 体力テストプログラム(全身持久力のテスト) ・トレーニングされる方が自分に適した トレーニング内容を知るためのテス トプログ ラムです。 ・ 9分間、 一定のリズムでペダルを回転させます。 その間にペダル重さが3段階に変 化し、 それに対する脈拍数の変化から、 全身持久力の指標とされるエアロビックパ ワー :最大酸素摂取量 (MOU,VO2maxとも言います) を推定します。 この数値が 大きいほど全身持久力があるとされます。 ・ この最大酸素摂取量の数値を、 同性・同年配と相対的に比較し1から5の体力レベ ルとして評価します。 ・ これらの推定結果から、 相応しい トレーニングの方法・強さを決めることで、 より一 層効果的な トレーニングが可能になります。 参 照 トレーニングの選択方法についてはオペレーション編20 ∼21ページ 「体力レベルと トレーニングの指標」 をご覧ください。 プログラムの流れ 体力テストプログラム ペダル負荷一定トレーニングプログラム ・...
  • Page 15 ワット一定トレーニングプログラム ・ メディカルエルゴサイザーで表示されるワッ ト数 (運動強度) は、 ペダル重さ (N・ m、 kg・m) と 1分間あたりのペダル回転数 (rpm) によって決まります。 ・ ワッ ト一定 トレーニングにおいては、 体力テス トで得られた結果をもとに トレーニン グの目標をワッ ト数 (運動強度) でセッ トします。 トレーニング中にペダルの回転数 が変わってもペダル重さをメディカルエルゴサイザーが自動的に調整し、 結果と し てのワッ ト数 (運動強度) を一定に保ちます。 ・ 定ワッ ト制御とも呼ばれ、 心肺リハビリテーションの運動処方などによく使われま す。 制御範囲 ペダル回転数...
  • Page 16 オペレーション編 トレーニングのねらい ... 18 体力レベルとトレーニングの指標 ... 20 体力テスト ... 22 体力テスト (補足) ... 24 ペダル負荷一定トレーニング ... 26 脈拍一定トレーニング ... 28 ワット一定トレーニング ... 30 データカードの作り方 ... 32...
  • Page 18: トレーニングのねらい

    き :エアロビックパワーを高めること、 メディカルエルゴサイザーはこれらを トレーニン グのねらいとしています。 トレーニングプラン ・「ハー トのスポーツ」 を効果的に行ないエアロビックパワーを高めるには、 年齢や体力 に応じた強さで行なうことが必要です。 体力に比べ強すぎる トレーニングは体に無理 をかけるばかり、 弱すぎる場合は効果が望めません。 ・ メディカルエルゴサイザーEC-MD100は、 コンピュータ制御によるプログラムを4種 類用意しています。 その一つが体力テス ト:全身持久力のテス トプログラムであり、 他 の3種類は トレーニングプログラムです。 ・ 体力テス トプログラムによって トレーニングされる方の体力を評価し、 その結果から指 標を決め、 トレーニングを積みます。 しばらく トレーニングを積み重ねたら再び体力を評 価し、 その結果から次第に高い トレーニング指標を定めてください。 そうすることによっ て トレーニングされる方の体力の維持・増進をはかることができます。 このテス トと ト...
  • Page 19 年令 オペレーション編 用語の解説 最高心拍数 運動するとその強さに応じて心拍数は上昇しますが、 それには限界があり、 その人の耐え られる最高の心拍数を最高心拍数と言います。 最高心拍数は一般に年を取ると共に低下 しますが、 この低下率には個人差があり、 その差の原因は主として運動を行なっているか どうかによります。 運動を続けていると低下率は小さくなります。 心拍数と脈拍数の違い 心拍数は心臓そのものの拍動数を、 心電計などを用いて1分間あたりの拍動として求め たものです。 それに対し、 ・ けい動脈のような表面に近い動脈で触診により血管壁の拍動数を測る ・ 耳たぶや指先など末梢器官に光を通し、 血管の血流量が心臓の拍動に応じて変化す る際に微妙に変わる光の透過率から拍動数を測るなどの方法で測った拍動数を脈拍 数と言います。 心拍数と脈拍数は測定の原理・方法は異なりますが、 1分間あたりの値としては等しく、 同意語として解釈できます。 耳たぶは運動中の筋肉の動きが小さく影響を受けにくいので、 運動中の測定部として適 しており、 本機では耳たぶの血流量の変化を検出し脈拍数を測定します。 上限脈拍数 最高心拍数と年齢の関係は、 標準値として 「220−年齢」 や 「204−0.69×年齢」 な どが用いられます。...
  • Page 20: 体力レベルと トレーニングの指標

    体力レベルとトレーニングの指標 体力レベルとトレーニング指標 体力テス トプログラムが、 トレーニングされる方の体力を5段階の体力レベルや最大酸素摂取量、 最 大運動能力の推定値で評価します。 その結果をもとに、 それぞれの トレーニングプログラムに応じた指標 (運動時間や運動の強さ) を決め ます。 参 照 体力テス トの進め方については22∼23ページ 「体力テス ト」 を、 テス ト結果の詳細につい ては24∼25ページ 「体力テス ト (補足) 」 をご覧ください。 体 体 体 体 体 力 力 力 力 力 テ テ テ テ テ ス ス ス ス ス ト ト ト ト ト の の の の の 結 結 結 結 結 果 果 果 果 果 表 表 表 表 表 示 示 示 示 示 ウォームアップ...
  • Page 21 脈拍一定トレーニング ・ このプログラムでは運動の強さを目標脈拍数 (1分間あたりの脈拍数: 拍/分) でセッ トします。 トレーニングされる方の年齢・1から5で示され る体力レベル値、 これらにより表から目標脈拍数を選びます。 ・ もしこの目標で苦しいようでしたら10拍/分下げてください。 最初から無 理をすることはありません。 何よりも続けることが肝心です。 ・ 下の表は運動の経験の余りない方でも使えるように考慮してあり、 経験 を積まれた方には少し弱いかもしれません。 トレーニングされる方に合わ せて18∼19ページの図のターゲッ トゾーンを参考に、 目標脈拍数を 10拍/分単位で上げてみてください。 ・1回あたりの運動時間は最低15分間、 できれば20∼30分行ないま す。 3分間のウォームアップ時間がありますので、 「実際の トレーニング時間 +3分」 を運動時間にセッ トします。 ・ 肥満対策 (カロリー燃焼) を目的とする場合は、 目標脈拍数を低めにテレ ビでも見ながら楽にできる強さで、 そのかわり時間を長く30分以上行な います。...
  • Page 22: 体力テスト

    体力テスト 体力テストプログラムを選択します ・ 脈 拍 ( 耳たぶ ) セン サーを装 着し、 アイコンを点滅させます。 開 始 ・ ボタンを押すとプログラムが確定され、 設定画面が表示されます。 終 了 参 考 データカー ドを使用した場合は 条件で設定画面が表示されます。 条件を設定します ・「年齢→上限脈拍数→体重→性別→ピッチ音間隔」 の順に条件を設定しま す。 初期表示は次のようになり、 年齢の数値が点滅表示されています。 初期値 年齢 40才 上限脈拍数 160拍/分 体重 60 kg 性別 男 ピッチ音間隔...
  • Page 23 体力テストを続けます ・ 経過時間が4分と7分の時に、 その時の脈拍数によりペダル重さが変化しま す。 参 照 ペダル重さの変化については、 25ページ 「テス ト ・ プロ トコル」 をご 覧ください。 ・ ボタンを押すと、 時間と消費カロリーを切替えて表示できます。 切 替 重 要 ・ペダル回転が10秒間無い場合、 または脈拍信号を10秒間受信 しない場合は、 テス トを中止しクールダウンに入ります。 ・脈拍数が上限脈拍数を超えると、 上限アラームが鳴り、 安全のた めテス トを中止してクールダウンに入ります。 開 始 ・テス ト途中に ボタンを押すと、 テス トを中止してクールダウ 終...
  • Page 24: 体力テスト(補足

    ・ 全身持久力の指標と して広く用いられており、 運動能力の限界においてどれ だけ の 酸 素を摂 取できるかを示します。 メディカルエルゴ サイザーE C - MD100においては、 下記の最大運動能力 (PWC max.) から ・ 酸素1 リッ トルは5.0 Kcalに相当する ・ 自転車運動の人体効率を23%とする の仮定を経て算出します。 最大運動能力:PWC max ・ 実際のメディカルエルゴサイザーEC-MD100の 「体力テス トプログラム」 においては、 3段階にペダル重さを変化させたそれぞれの最終時点の脈拍 数を測定し、 ワッ ト数と脈拍数の関係を直線回帰します。 その回帰直線を年 齢で仮定する最高心拍数(=204−0.69×年齢)まで外挿したときのワッ ト数が最大運動能力です。 ・ 運動能力の限界つまり最高心拍数でどれだけの大きさの運動ができるかを、 実際には行なうことなく安全に推定したものです。...
  • Page 25 テスト・プロトコル ・ メディカルエルゴサイザーEC-MD100の体力テス トは、 前段階の脈拍数によって次段階 のペダル重さの値が決まります。 つまり、 体力テス ト中の脈拍数の変化によってペダル重 さは下図のいずれかの経路を取ります。 ・ 図の分岐を示す脈拍数は20才の場合で、 年齢が20才以上の場合は下記の計算式によ る年齢補正係数(K)を乗じた値となります。 204−0.69×年齢 K= 204−0.69×20 ・ ただし年齢が60才以上の場合、 年齢補正係数(K)は60才として計算されます。 男 性 脈拍数≧110 10 N ・ m 90≦脈拍数<110 脈拍数<90 女 性 脈拍数≧115 5 N ・ m 95≦脈拍数<115 脈拍数<95 参 考 5 0 才 以 上 の 男 性は、 ペダ ル 重さは 女 性と同 様 の 変 化となります。...
  • Page 26: ペダル負荷一定トレーニング

    ペダル負荷一定トレーニング ペダル負荷一定トレーニングプログラムを選択します ・ 脈 拍 ( 耳たぶ ) セン サーを装 着し、 アイコンを点滅させます。 開 始 ・ ボタンを押すとプログラムが確定され、 設定画面が表示されます。 終 了 参 考 データカー ドを使用した場合は 条件で設定画面が表示されます。 条件を設定します ・ 「年齢→上限脈拍数→ペダル重さ→運動時間→ピッチ音間隔」 の順に条件 を設定します。 初期表示は次のようになり、 年齢の数値が点滅表示されてい ます。 初期値 年齢 40才 上限脈拍数 160拍/分 ペダル重さ 10 N・m 運動時間...
  • Page 27 設定ペダル重さを維持してトレーニングします ・ ウォームアップが終了すると設定ペダル重さを維持して トレーニングを行な います。 参 考 トレーニング中に増減ダイヤルを回すと設定ペダル重さを変更する ことができます。 ・ ボタンを押すと、 時間と消費カロリーを切替えて表示できます。 切 替 参 考 ・ 脈拍数が上限脈拍数を超えると上限アラームが鳴って トレーニング は中止されます。 クールダウンには入らずペダル重さは最低値の 2 N・mに下がります。 開 始 ・ トレーニング途中に ボタンを押すと、 トレーニングを中止して 終 了 クールダウンに入ります。 クールダウン ・ 設定時間が経過するか トレーニング途中で 鳴って5分間のクールダウンに入り、 ペダル重さは徐々に最低値の2 N・m まで下がります。 参...
  • Page 28: 脈拍一定トレーニング

    脈拍一定トレーニング 脈拍一定トレーニングプログラムを選択します ・ 脈拍 (耳たぶ) センサーを装着し、 イコンを点滅させます。 開 始 ・ ボタンを押すとプログラムが確定され、 設定画面が表示されます。 終 了 参 考 データカー ドを使用した場合は 条件で設定画面が表示されます。 条件を設定します ・「年齢→上限脈拍数→目標脈拍数→運動時間→ピッチ音間隔」 の順に条件 を設定します。 初期表示は次のようになり、 年齢の数値が点滅表示されてい ます。 初期値 年齢 40才 上限脈拍数 160拍/分 目標脈拍数 120拍/分 運動時間 20:00 ピッチ音間隔 50回転/分 参 考 ・上限脈拍数は年齢に連動して自動的に設定されます。 ・運動時間は分単位で設定します。...
  • Page 29 目標脈拍数を維持してトレーニングします ・ ウォームアップが終了すると目標脈拍数を維持して トレーニングを行ないま す。 参 考 ペダル重さは目標脈拍数を維持するように自動的に変化しますが、 増減ダイヤルを回してペダル重さを変更することもできます。 ・ ボタンを押すと、 時間と消費カロリーを切替えて表示できます。 切 替 参 考 ・ 脈拍数が上限脈拍数を超えると上限アラームが鳴って トレーニング は中止されます。 クールダウンには入らずペダル重さは最低値の 2 N・mに下がります。 ・ トレーニング途中に開始終了ボタンを押すと、 トレーニングを中止し てクールダウンに入ります。 クールダウン ・ 設定時間が経過するか トレーニング途中で 鳴って5分間のクールダウンに入り、 ペダル重さは徐々に最低値の2 N・m まで下がります。 参 考 ・ クールダウンに入るとピッチ音は止まります。 ・ ボタンで時間と消費カロリーを切替えて表示できます。...
  • Page 30: ワット一定トレーニング

    ワット一定トレーニング ワット一定トレーニングプログラムを選択します ・ 脈 拍 ( 耳たぶ ) セン サーを装 着し、 アイコンを点滅させます。 開 始 ・ ボタンを押すとプログラムが確定され、 設定画面が表示されます。 終 了 参 考 データカー ドを使用した場合は 条件で設定画面が表示されます。 条件を設定します ・「年齢→上限脈拍数→目標脈拍数→運動時間→ピッチ音間隔」 の順に条件 を設定します。 初期表示は次のようになり、 年齢の数値が点滅表示されてい ます。 初期値 年齢 40才 上限脈拍数 160拍/分 目標ワッ ト数 運動時間 20:00 ピッチ音間隔...
  • Page 31 目標ワット数を維持してトレーニングします ・ ウォームアップが終了すると目標ワッ ト数を維持して トレーニングを行ないま す。 参 考 トレーニング中に増減ダイヤルを回すと目標ワッ ト数を変更するこ とができます。 ・ ボタンを押すと、 時間と消費カロリーを切替えて表示できます。 切 替 参 考 ・ 脈拍数が上限脈拍数を超えると上限アラームが鳴って トレーニング は中止されます。 クールダウンには入らずペダル重さは最低値の 2 N・mに下がります。 開 始 ・ トレーニング途中に ボタンを押すと、 トレーニングを中止して 終 了 クールダウンに入ります。 クールダウン ・ 設定時間が経過するか トレーニング途中で 鳴って5分間のクールダウンに入り、 ペダル重さは徐々に最低値の2 N・m まで下がります。...
  • Page 32: データカー ドの作り方

    データカードの作り方 このデータカー ドに運動条件を記録しておく と、 操作ユニッ トのカー ド インレッ トに差し込むだけでその条件がセッ トでき、 毎回、 条件設定を する必要がなくなります。 開 始 本体の電源を入れてカー ドを差し込み、 終 了 グラムを始めることができます。 このデータカー ドに条件を記録するためには、 カー ド裏面の所定の位 置の銀色の部分をコインなどで削り取り、 その位置を操作ユニッ ト内 の光センサーが感知できるようにします。 参 考 データカー ドは一つの運動条件ごとに一枚必要です。 複数の 条件を記録することはできません。 プログラムを決めます ・ 「A」欄はプログラムを指定します。 ・ ペダル負荷一定トレーニング: ・ ワッ ト一定トレーニング: ・...
  • Page 33 データカード作成見本(●の部分を削ります) MANU MANU HILL HILL INTVL INTVL CONST CONST AUTO AUTO TEST TEST ペ ペ ペ ペ ペ ダ ダ ダ ダ ダ ル ル ル ル ル 負 負 負 負 負 荷 荷 荷 荷 荷 一 一 一 一 一 定 定 定 定 定 ト ト ト ト ト レ レ レ レ レ ー ー ー ー ー ニ ニ ニ ニ ニ ン ン ン ン ン グ グ グ グ グ ワ...
  • Page 34 リファレンス編 1 オプションのシリアルケーブルで外部コンピュータによる制御ができます ... 35 2 オプションのプリンターで結果を出力できます ... 36 3 トラブルと処理... 37 4 日頃のお手入れ/保証修理サービス/別売部品 ... 38 5 製品仕様 ... 39...
  • Page 35: オプションのシリアルケーブルで外部コンピュータによる制御ができます

    メディカルエルゴサイザーEC-MD100にオプション部品の 「EC-MD100 シリアルケーブル」 を接続することで、 EC-MD100と外部 コンピュータ間でのデータの送信、 外部からのEC-MD100の動作制御を行なうことができます。 EC-MD100側からは液晶画面に表示される運動条件、 運動中の計測データを外部コンピュータに送信でき、 外部コンピュータ側からは運 動プログラムの選択および運動条件を指示することができます。 また、 トレーニングされる方の状態に合わせて運動中の設定値を変更させ ることもできます。 なお、 外部コンピュータによる制御では、 BASICなどで作成した通信・制御用プログラムに従ってEC-MD100を動作 させ、 EC-MD100へ送る制御コマンド (命令) は、 下記に示すようにASCII ( アスキー) の文字コー ドとして構成します。 EC-MD100は制 御コマンドを生成することができ、 かつシリアル接続できるシステムであれば、 どのような外部コンピュータとでも接続することができます。 重 要 「EC-MD100 シリアルケーブル」 を使用する場合はセレク トスイッチNo.2がONになっていることを確認してください。 伝送形式 ・通信速度 (ボーレー ト)... 9600ボー...
  • Page 36: オプションのプリンターで結果を出力できます

    オプションのプリンターで結果を出力できます EC-MD100 プリンターSETを使用すると、 メディカルエルゴサイザーEC-MD100によって得られた計測データをプリンターから出力 することができます。 重 要 「EC-MD100 プリンターSET」 を使用する場合はセレク トスイッチNo.2がOFFになっていることを確認してください。 プリンターの取付 図のようにEC-MD100にプリンターを取り付 けます。 出力例 下記の図は体力テス トプログラム実行時の出力内容、 出力されるタイミングを示しています。 選択したプログラムによって運動条件 の項目や運動結果は異なりますが、 運動中の測定内容や出力されるタイミングはすべてのプログラムにおいて同様に行なわれます。 出力されるタイミング 開 始 条件設定画面で ボタンを押し 終 了 た直後に出力されます。 出力後に プログラムが開始されます。 運動中、 30秒ごとに測定データ が出力されます。 運動終了時に出力されます。 参 照 詳細については 「EC-MD100 プリンターSET」 に付属の取扱説明書をご覧ください。...
  • Page 37: トラブルと処理

    トラブルと処理 次の場合は故障ではありません。 修理を依頼される前に一度ご確認ください。 トラブル 液晶表示がまったく出ない。 電源は接続されていますか? 電源スイッチはONになっていますか? ACアダプターのコー ドが破損していませんか? データカー ドを差し込んでも カー ドの裏表を逆にしていませんか? アイコンが点滅表示された 急いでカー ドを差し込んでいませんか? り、 異常な表示しかしない。 複数のプログラムを選択したり、 必要以外の部 分を削りとっていませんか? 脈拍 (耳たぶ) センサー使用時に、 脈拍 (耳たぶ) センサーを正しく耳たぶに取付 操作ユニッ トの脈拍数表示がゼロ けていますか? のままである。 脈拍 (耳たぶ) センサープラグの差し込みは正 脈拍数が異常に増加する。 常ですか? アイコンが点滅表示する。 脈拍 (耳たぶ) センサーのコー ドは断線していま せんか?...
  • Page 38: 日頃のお手入れ/保証修理サービス/別売部品

    注意 ・ 使用しないときは電源スイッチをオフにし、 ACアダプターの電源コー ドをコンセン トから抜 いてください。 ACアダプターは管理者の方が大切に保管してください。 ・ 汚れたときは中性洗剤を含んだ布で拭いた後、 乾いた布でよくカラ拭きしてください。 本体 をシンナー、 ケロシン、 ガソリン、 アルコールなどの有機溶剤で拭かないでください。 ・ 故障した場合はそのまま使用せずに、 弊社またはお買上になった販売店にご相談ください。 保証修理サービスについて ・ 株式会社キャッ トアイはお買い上げいただいたメディカルエルゴサイザーModel EC-MD100が、 お買上の日から 1年間、 通常の使用状態において材質および製造上の欠陥により万一故障したとき は、 別紙保証書記載の内容で商品/装置の修理・交換を致します。 ・ 保証修理サービスが必要となられた際は、 弊社またはお買上になった販売店にご相談ください。 ・ 保証対象は本体、 操作ユニッ トのみで、 脈拍センサーなどの付属品は保証の対象とはなりません。 付属部品/消耗部品 データカー ド 10枚入り...
  • Page 39: 製品仕様

    ハンドル高さ サドル高さ 長さ 幅 重量 外部コンピュータ接続 オプション部品 「EC-MD100 シリアルケーブル」 により外部コンピュータと双方向通信可能 プリンター出力 オプション部品 「EC-MD100 プリンターS E T」 により出力可能 U.S. Pat Nos. 4775145/5230673, Pat. and Design Pat. Pending ※仕様および外観は改良のため予告なく変更することがあります。 ・「キャッ トアイ」 「エルゴサイザー」 は (株) キャッ トアイの登録商標です。 ・ この製品は日本仕様となっております。 海外ではご使用にならないでください。 海外向けの製品については直接弊社へご相談ください。 リファレンス編 有効表示範囲...
  • Page 40 Copy r ight © 2005 Cat E y e Co. , Lt d . ECMJ10- 0 70216 066660210 3 〒546-0041 大阪市東住吉区桑津2丁目8番25号 PHONE: (06) 6719-2638 FAX: (06) 6719-2362...

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