モータープーリーと縫い速度(本項目は Dsu-142 にのみ適用します; 縫いにおける現象と原因・対策 - JUKI dsu-142 Instruction Manual

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140401
27. モータープーリーと縫い速度(本項目は DSU-142 にのみ適用します)
1) モーターは三相 400W の交流クラッチモーターをご使用ください。
2) ベルトは M 型の V ベルトをご使用ください。
3) モータープーリーとミシンの縫い速度の関係は次の表のようになります。
機種
DSU-142
(注意) モータープーリーの有効径は、外形から 5 mm を引いた値です。
28. 縫いにおける現象と原因・対策
現 象
1. 糸切れ
(上糸がほつれるまたは
すり切れる)
(布裏に上糸が2~ 3 cm
残っている)
2. 目飛び
3. 糸締まり不良
4. 数針、目飛びする ※
はずみ車
縫い速度
有効径
2,000 sti/min
φ 76.0
① 糸道、針の先、釜剣先、中釜止めに傷が
ある。
② 上糸張力が強い。
③ 針と釜剣先が当たる。
④ 上糸張力が弱い。
⑤ 糸取りばねが強く、動き量が小さい。
⑥ 針と釜のタイミングが早い。または遅い。
⑦ ボビン空転量が多い。 (DSU-142-7 の
場合)
① 針と釜剣先のすき間が大きい。
② 針と釜のタイミングが早い。または遅い。
③ 押え圧が弱い。
④ 針穴上端と釜剣先のすき間が合っていな
い。
⑤ 針の選択不良。
⑥ 化繊糸、細糸を使用している。
⑦ 厚いものを縫っている。
① ボビンケースの糸調子ばねの下に下糸が
入っていない。
② 押え足、または針板の針穴の糸道仕上げ
が悪い。
③ ボビンの滑りが悪い。
④ 下糸張力が弱い。
⑤ 下糸の巻き方が強い。
⑥ 撚りのない化繊糸を使用している。
⑦ コーティングしてある布、ナイロン系の
糸を使用している。
① 下糸が短い。
② 下糸がちぎれる。
③ 薄物に対し、ナイロン系の糸を使用して
いる。
モーター極数
4
原 因
– 16 –
周波数
モーター回転数
50Hz
1,430 rpm
60Hz
1,715 rpm
対 策
○ 釜剣先の傷は、細目の紙やすりで研ぐ。中釜
止めはバフで仕上げる。
○ 上糸張力を調節する。
○ 「 18. 針と釜の関係」参照。
○ 上糸張力を調節する。
○ 糸取りばねを弱く、動き量を大きくする。
○ 「 18. 針と釜の関係」参照。
○ 空転防止ばねのばね圧を高める。
○ 「 18. 針と釜の関係」参照。
○ 「 18. 針と釜の関係」参照。
○ 押え調節ねじを締める。
○ 「 18. 針と釜の関係」参照。
○ 1 ランク太番手の針に交換する。
○ 針に上糸を巻きつける。
○ 針と釜のタイミングを 2.8 mm、1.1 mm
にする。
○ ボビンケースの糸調子を正しくする。
○ 目の細かい紙やすりで研ぐ。またはバフで仕
上げる。
○ ボビンの交換、またはボビンケースの交換。
○ 下糸張力を強くする。
○ 糸巻き糸調子の張力を弱くする。
○ 回転数を下げる。 (1,800 sti/min)
○ ボールポイント針を使用する。
○ 標準ボビンにする。 (アルミ製)
○ 下糸張力を弱くし、 糸切りスピードを下げる。
○ ソフトスタートを使用する。
モータープーリー
有効径
φ 105
φ 90

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This manual is also suitable for:

Dsu-142-7

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