Hilti SCM 22-A Operating Instructions Manual page 213

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起こる突然の反応動作で、 制御不能になったソーが作業
材料から浮き上がって作業者に向かって跳ね返ることが
あります。
ソーブレードが閉じたカットギャップで引っかかったり
噛んだりすると、 ソーブレードがブロックされ、 モー
ター力でソーが作業者の方向に跳ね返ります。
ソーブレードが切断時にずれたり正しく配置されていな
いと、 後部のソーブレードエッジの歯が作業材料の表面
に引っかかり、 ソーブレードがカットギャップから外れ
て作業者の方に跳ね返ることがあります。
反力は、 ソーを間違ったおよび/または不適切な方法
で使用したことの結果として生じるものです。 反力
は、 以下に示すような適切な予防措置を取ることで防
止することができます。
a) ソーは両手でしっかりと支え、 反力を受け止めるこ
とができるように腕を構えます。 ソーブレードは必
ず側部をつかみ、 ソーブレードを身体のすぐ前に
置かないようにしてください。 反力がある場合、
サーキュラーソーは後方に跳ね返ることがあります
が、 適切な予防措置を講じていれば反力を抑えるこ
とができます。
b) ソーブレードが噛んだ場合あるいは作業を中断す
る場合は、 ソーをオフにしてソーブレードが停止す
るまでソーを静かに作業材料内に保持してくださ
い。 ソーブレードが動いている間は、 ソーを作業材
料から離したり後方へ引いたりしないでください、
そうしないと反力が発生する危険があります。 ソー
ブレードが噛んでしまったことの原因を確認し、
それを取り除いてください。
c) 作業材料に挿入されているソーを再び作動させる場
合は、 ソーブレードをカットギャップの中央に配置
ja
し、 歯が作業材料に引っかかっていないかチェック
します。 ソーブレードが噛んでいると、 切断を再
開したときにソーブレードが作業材料から飛び出た
り、 反力が発生する可能性があります。
d) 噛んだソーブレードによる反力の危険を最小限
に抑えるために、 大型プレートを支えてくださ
い。 大型プレートはそれ自身の重みでたわむこと
があります。 プレートは、 カットギャップ付近と縁
部の両側で支える必要があります。
e) 切れ味の悪くなったソーブレードや損傷したソーブ
レードは使用しないでください。 ソーブレードの
歯の切れ味が悪い場合やソーブレードが正しく合っ
ていない場合、 カットギャップが狭くなりすぎて、
摩擦が大きくなったり、 ソーブレードの噛みや反力
が起こります。
f)
切断の前に、 切り込み深さおよび切り込み角度の調
整レバーを締めてください。 切断中に調整が変化す
ると、 ソーブレードが噛んだり反力が発生する可能
性があります。
g) 既存の壁やその他の見通しのきかない領域で 「プ
ランジカット」 を行う場合は特に注意してくださ
い。 切断時に、 押し込まれたソーブレードが隠れ
ている対象物にブロックされ、 跳ね返る可能性があ
ります。
5.2.3 振動防止カバー付きサーキュラーソーの安全上の
注意
a) 下部保護カバーがスムーズに動かず、 すぐに閉じ
ない場合は、 ソーを使用しないでください。 下部
保護カバーを開いた位置のまま留めないでくださ
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い。 ソーをうっかり床に落とした場合、 下部保
護カバーが変形する可能性があります。 保護カバー
を引きレバーで開いて、 カバーが自由に動くこと、
すべての切り込み角度および深さでソーブレードや
他の部分と接触しないことを確認してください。
b) 下部保護カバー用スプリングの機能を点検してくだ
さい。 下部保護カバーとスプリングが正常に作動し
ない場合は、 ご使用前にソーの整備を依頼してくだ
さい。 損傷した部品、 固着した付着物、 切り屑
の堆積は下部保護カバーの作動を鈍らせます。
c) 「プランジカットおよび斜めカット」 のような特別
な切断の場合のみ、 手で下部保護カバーを開いてく
ださい。 下部保護カバーを戻りレバーで開き、 ソー
ブレードが作業材料に入り込んだらすぐにレバーを
放してください。 他のすべての切断作業の場合、
下部保護カバーは自動的に作動しなければなりませ
ん。
d) ワークベンチまたは床にソーを置く場合は、 必
ず下部保護カバーでソーブレードを保護してくださ
い。 保護されていないソーブレードが遅延作動す
ると、 ソーが切断方向と反対に動いてソーブレード
が引っかかります。 この場合、 ソーの遅延作動時
間に注意してください。
5.3 その他の安全上の注意
5.3.1 作業者に関する安全
a) 耳栓を着用してください。 騒音により、 聴覚に悪
影響が出る恐れがあります。
b) 本体を支えるときは、 必ず両手でグリップを持って
ください。 グリップは乾いた清潔な状態に保ち、
オイルやグリスを付着しないでください。
c) 本体は必ず付属の安全装置と共に使用してくださ
い。
d) 本体は指示にしたがい、 必ず異常がない状態で使
用してください。
e) 休憩を取って緊張をほぐし、 指を動かして血の巡り
を良くするように心がけてください。
f)
本体の電源は必ず作業場で入れてください。
g) 本体を保管および搬送するときは、 バッテリーパッ
クを取り外してください。
h) 作業時には必ず本体を身体から離すようにしてくだ
さい。
i)
本体を頭より上の高さで使用しないでください。
j)
ソーブレードを横に押し付けて本体を制動しないで
ください。
k) 本体作動中は、 テンションフランジやテンションボ
ルトに触れないでください。
l)
ソーブレードが回転しているときに、 スピンドル
ロック用のプッシュボタンを押さないでください。
m) 本体を人に向けないでください。
n) ソーブレードと加工する母材にフィード力を合わ
せ、 ソーブレードがブロックされたり反力が起こら
ないようにします。
o) 金属切り屑は鋭く、 負傷不詳の原因となることがあ
ります。 衣服はボタンなどをかけてしっかりと着用
し、 切り屑が手袋、 靴あるいは衣服に入り込まない
ようにしてください。
p) 金属切り屑の落下位置に注意してください。 切り屑
は熱く、 火災、 火傷および切創事故の原因となるこ
とがあります。

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