Hilti DX 36 Operating Instructions Manual page 240

Semi-automatic powder-actuated fastening tool
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  • ENGLISH, page 23
3 製品の説明
3.1 正しい使用
本体は、 コンクリート、 鋼材および石灰岩ブロックにネイル、 ファスナーおよびコンボファスナーを打鋲するため
のプロ仕様の工具です。
本体は常にしっかりと保持してください。
本体の加工や改造はしないでください。
爆発や発火の危険のある場所では、 特に使用が許可されている場合を除き、 決して鋲打機を使用しないでください。
怪我を防止するため、 必ずヒルティ純正のファスナー、 空包、 付属品、 消耗品あるいは同等の品質を持つ製品を使
用してください。
取扱説明書に記述されている使用、 手入れ、 保守に関する事項に留意してご使用ください。
本体および付属品の、 使用法を知らない者による誤使用、 あるいは規定外使用は危険です。
本体の使用、 保守、 修理を行うのは、 訓練を受けた人のみに限ります。 これらの人は、 遭遇し得る危険に関する情
報を入手していなければなりません。
他のすべての火薬式安全鋲打機同様に、 本体、 空包およびファスナーは技術的に一体化されたユニットを構成して
います。 つまり、 本体専用にヒルティが製造したファスナーおよび空砲、 あるいはこれと同等品質の製品を使用し
た場合にのみ、 本システムを使用しての正しいファスニングが確実なものとなります。 この条件を守ることを前
提として、 当社はファスニングに最適な鋲打機として当本体をお勧めいたします。
本体の使用者およびその周囲の安全のために、 本体には 5 重の安全対策が採られています。 本体使用者およびそ
の作業区域の安全について
3.2 ピストン原理
空包により生じたエネルギーはピストンに送られます。 このエネルギーによりピストンは加速力を得てネイル
(鋲) を母材に打ち込みます。 このようなピストン原理を応用しているため、 本体は 「低速ツール」 に分類され
ます。 しかし運動エネルギーの約 95% はピストン内部で吸収されるため、 ファスナーは 100 m/s 以下に制御され
た速度で母材への打鋲を行います。 本体内のピストン停止位置がちょうど打鋲動作の終了点となります。 したがっ
て使用方法を間違えなければ、 貫通の危険性はありません。
3.3 落下暴発防止装置
点火装置と接触圧ストロークの組合せにより、 本体を落としても暴発することがないように、 落下暴発防止装置を装
備しています。 本体が固い地面に落下して跳ね返っても点火することはありませんし、 どのような角度で当たって
も点火の心配はありません。
3.4 トリガー安全装置
トリガーを引いただけでは打鋲動作が開始されないように、 トリガー安全装置を装備しています。 本体の先端部が
固い対象物に完全に押し付けられている場合にのみ、 打鋲動作が可能となります。
3.5 接触圧安全装置
接触圧安全装置が装備されており、 打鋲動作を開始するには、 本体を 50 N 以上の力で確実に押し付ける必要があり
ます。
3.6 突発的暴発防止装置
本体には、 突発的暴発防止装置が装備されています。 即ち、 トリガーを引いてから、 本体を押し付けたのでは動
作しない構造となっています。 要するに、 最初に本体を確実に押し付けてからトリガーを引いたのでなければ、 動
作を開始しません。
3.7 用途およびファスナープログラム
ファスナープログラム
品名
X-U
X-C
X-S
用途
硬いコンクリートおよび鋼材へのファスニ
ングに広範に使用可能な高耐力ネイル
コンクリートへのファスニング用の標準ネ
イル
効果的な鋼材ファスニングのための標準ネ
イル
ja
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