Xerox D110 Manual page 15

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1.4.2.2. TOE が提供するセキュリティ機能 (Security Functions)
本 TOE は利用者に対して、以下のセキュリティ機能を提供する。
(1) ハードディスク蓄積データ上書き消去機能
内部ハードディスク装置に蓄積される文書データは、利用が終了して削除される際に管理情報だけが削
除され、蓄積された文書データ自体は削除されない。 このため内部ハードディスク装置上に利用済み文
書データとして残存した状態になる。 この問題を解決するために、コピー機能、プリンター機能、スキャナー
機能、ネットワークスキャン機能のジョブ完了後に、内部ハードディスク装置に蓄積された利用済み文書デ
ータに対して、上書き消去を行う。
上記に加えて、システム管理者が設定した時刻またはマニュアル指示で蓄積文書を削除して上書き消去
する機能(On Demand Overwrite)も提供する。
(2) ハードディスク蓄積データ暗号化機能
内部ハードディスク装置には親展ボックス内の文書データのように電源がオフされても残り続けるデータがあ
る。この問題を解決するために、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、ネットワークスキャン機能動
作時や各種機能設定時に内部ハードディスク装置に蓄積される文書データの暗号化を行う。
(3) ユーザー認証機能
TOE は、許可された特定の利用者だけに MFD の機能を使用する権限を持たせるために、操作パネル、
および CWIS からユーザーID とユーザーパスワードを入力させて識別認証する機能を有する。
認証が成功した利用者のみが下記の機能を使用可能となる。
a) 本体操作パネルで制御される機能
コピー機能、スキャン機能、ネットワークスキャン機能、親展ボックス操作機能、プリンター機能(プリ
ンタードライバでの認証管理の設定が条件であり印刷時に操作パネルで認証する)
b) CWIS で制御される機能
機械状態の表示、ジョブ状態・履歴の表示、親展ボックスからの文書データ取出し機能、ファイル
指定によるプリント機能
セキュリティ機能としてのユーザー認証機能は、攻撃者が正規の利用者になりすまして内部ハードディスク
装置内の文書データを不正に読み出すことを防ぐ機能であり、上記の認証により制御される機能中の
・本体操作パネルから認証する場合の蓄積プリント機能(プライベートプリント機能)および親展ボックス操
作機能
・CWIS から認証する場合の親展ボックスからの文書データ取出し機能(親展ボックス操作機能)、
CWIS からのファイル指定による蓄積プリント機能(プライベートプリント機能)がセキュリティ機能に該当す
る。
プライベートプリント機能、親展ボックス機能、ジョブフロー機能の認証フローを図 3 に示す。
Xerox D110/D125 Copier/Printer
- 9 –
セキュリティターゲット
Copyright
2012 by Fuji Xerox Co., Ltd

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