L2140
テストリード
TEST LEADS
取扱説明書
/ Instruction Manual
Jan. 2025 Revised edition 1
[600665241]
L2140A960-01
www.hioki.co.jp/
はじめに
このたびは、
テストリードをご選定いただき、誠にありがと
HIOKI L2140
うございます。この製品を十分にご活用いただき、末長くご使用いただくた
めにも、取扱説明書はていねいに扱い、大切に保管してください。
概要
本器は、
メンテナンスの等電位試験に最適なピン形とクリップ形を組み
EV
合わせたテストリードです。クリップで
シャシーを挟み、ピンを接合部
EV
に当てることで簡単に接合抵抗を測定できます。
点検
本器がお手元に届きましたら、異常や損傷がないか点検してから使用してく
ださい。万一、破損している場合または仕様どおりに動作しない場合は、お
買上店 (販売店) か最寄りの営業拠点に連絡してください。
保守・サ-ビス
注 意
本器の汚れを取るときは、柔らかい布に水か中性洗剤を少
量含ませて、軽く拭く。
ベンジン、アルコール、アセトン、エーテル、ケトン、シ
ンナー、ガソリン系を含む洗剤などを使用したり、強く拭
いたりすると、本器が変形、変色することがあります。
故障と思われるときは、テストリードの断線を確認してから、お買上店 (販
•
売店) か最寄りの営業拠点にご連絡ください。
輸送中に破損しないように梱包し、故障内容も書き添えてください。輸送
•
中の破損については保証しかねます。
表記について
安全に関する表記
本書では、リスクのレベルを以下のように区分して表記しています。
危 険
回避しないと、死亡または重度の傷害につながる切迫し
た危険な状況を示します。
警 告
回避しないと、死亡または重度の傷害につながり得る潜
在的に危険な状況を示します。
回避しないと、軽度または中度の傷害につながり得る潜
注 意
在的に危険な状況、または対象製品 (またはその他の財
JA/EN
産) が破損する潜在的なリスクを示します。
重要
操作および保守作業上、特に知っておかなければならな
い情報や内容を示します。
禁止された行為を示します。
しなければならない行為を示します。
機器上の表記
潜在的なハザードがあることを示します。取扱説明書の
「ご使用にあたっての注意」 および各使用説明の冒頭に記
載されている警告メッセージをご覧ください。
加盟国における電子電気機器の廃棄に関わる法規制
EU
(
指令) の対象製品であることを示します。地域
WEEE
で定められた規則に従って処分してください。
安全について
本器は国際規格
に従って設計され、その安全性は出荷前の検査
IEC 61010
で確認されています。ただし、 この取扱説明書の記載事項に従わない場合は、
本器の安全性が損なわれるおそれがあります。
本器を使用する前に、次の安全に関する注意事項および接続する測定器の取
扱説明書をよくお読みください。
危 険
取扱説明書の内容をよく理解してから本器を使用す
る。
使い方を誤ると、重大な人身事故または本器の破損を引き
起こすおそれがあります。
警 告
電気計測器を初めて使用する場合は、経験者の監督
の下で計測を行う。
使用者が感電するおそれがあります。また、発熱、火災、
短絡によるアーク放電などを引き起こすおそれがあります。
ご使用にあたっての注意
本器を安全に使用し、機能を十分に活用するために、次の注意事項をお守り
ください。
危 険
テストリードの先端で、電圧が印加されている
を短絡しない。
短絡により、重大な人身事故を引き起こすおそれがありま
す。
本器、および接続機器の定格範囲外、または仕様範
囲外で使用しない。
本器、および接続機器が破損したり発熱したりし、重大な
人身事故を引き起こすおそれがあります。
注 意
本器を運搬したり取り扱ったりするときは、振動や衝撃を
与えない。
本器を斜めに当てながら力を加えない。
本器が破損するおそれがあります。
OK
仕様
用途
専用
RM3548
適合規格
EN 61010
対地間最大定格電圧
、
AC 30 V rms
AC 42.4 V peak
定格電流
連続
AC/DC 2 A
使用温湿度範囲
~
、
0°C
40°C
80% RH
保存温湿度範囲
−
~
、
10°C
50°C
80% RH
使用場所
屋内、高度
2000 m
外形寸法
全長:約
(黒) 、約
3160 mm
質量
約
220 g
荷重 (同軸ピン)
約
~約
(
1.9 N
2.5 N
付属品
取扱説明書
オプション
先ピン
9465-90
テストリード (赤)
L2140-01
テストリード (黒)
L2140-02
修 理 交 換 用 で す。 ケ ー ブ ル を 修 理 す る 場 合 は、
L2140-01, L2140-02
各部の名称
キャップ
導電接触ピン (同軸ピン)
ケーブル
ケーブルロック
グリップ
L2140-01
SOURCE
L2140-02
キャップ
クリップ
SOURCE
先端拡大図
ピンベース
1
±0.1
13.5
約 φ0.3~φ30
単位:
mm
使用前の確認
危 険
使用前に、テストリードの被覆が破れたり金属が露
線間
出したりしていないか確認する。
2
使用前に、本器の点検と動作の確認をする。
破損しているテストリードを使用すると、重大な人身事故
を引き起こすおそれがあります。損傷がある場合は、弊社
指定のものと交換してください。
クリップの開閉動作、ピンの動作、先ピンやケーブルロックの緩みがないか
確認します。ケーブルロックなどが緩んでいる場合には故障の原因となりま
すので、増し締めしてから使用してください。
HIOKI L2140A960-01
使用方法
テストリードを接続する前に、各機器の電源を切る。
使用者が感電したり、短絡事故を引き起こしたりするおそ
れがあります。
接続機器の電源が切れていることを確認する。
NO
1
接続機器の入力端子に本器を接続する。
2
本器の赤 マークと接続機器の赤 マーク、
本器の黒 マークと接続機器の黒 マークを
合わせて接続してください。
クリップを
シャシーに挟み、導電接触ピンを接合部に当
3
EV
てる。
、
DC 60 V
先ピン (オプション) の交換方法
以下 (結露しないこと)
以下 (結露しないこと)
まで
導電接触ピンが壊れたり、磨耗したりしたときには交換できます。
導電接触ピンとピンベース (樹脂部品) が一体となった
(赤)
1840 mm
途お買い求めください。
接続機器の電源を切り、測定リードを取り外す。
1
ストローク時)
1 mm
ケーブルロックを回転して緩め、ケーブルをフリーな状態
2
にする。
(ケーブルは、ケーブルロックをねじ込むことにより固定されてい
ます)
をお買い求めください。
テストリード (赤)
先ピン
9465-90
ケーブルが回転しないようにピンベースを固定し、グリッ
3
プを回転して緩める。
ピンベースをしっかり持つ
(1)
(2)
(3)
SENSE
透明チューブを持ち、ピンベースを引っ張って先ピンを外
4
す。
SENSE
ピンベース
新しい
5
9465-90
ように先端を硬い板などに当てて押し込む。
単位:
mm
分解したときの手順と逆に組み立てる。
6
ケーブルを引っ張ったり、回転したりしないでください。
ブッシュ
ツメ部
断線、接触不良を避けるため、ケーブルロックを締め付け
7
た後、ケーブルを引っ張ったり回転したりしても、ケーブ
ルがしっかり固定され動かないことを確認する。
動作確認をする。
8
既知の測定対象を測定し、抵抗値が正確であるか確認してから使用
してください。
警 告
先ピンを別
9465-90
断線防止のため、ケーブルを
(1)
(2)
引っ張らない
•
回転しない
•
先端はとがっているため、
けがに注意する
透明チューブ
先ピンを取り付け、先ピンが飛び出さない
断線防止のため、ツメ部からブッシュが
•
程度出るようにする
1 mm
ブッシュが奥に入り込まないように注意する
•
Need help?
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