Midi及びデータの互換性について - Yamaha Clavinova CVP79 Owner's Manual

Yamaha musical instrument owner's manual
Table of Contents

Advertisement

MIDI及びデータの互換性について
MIDI
CVP-79/69/59はいろいろなMIDI機能を持っていま
す。 MIDIを使えば、 CVP-79/69/59の鍵盤を使って他の
シンセサイザーを演奏 したり、 コ ンピューターやシーケン
サーでCVP-79/69/59をコン トロール したりなど、 CVP-
79/69/59の使い方が大き く広がり ます。
ここでは、 MIDIについての基礎知識を含め、 実際に
CVP-79/69/59のMIDI機能を使ってどんなことができ
るのか、 といったこ とをま とめてあり ます。
MIDIについての基本的なこ とがら
MIDI(Musical Instrument Digital Interface)は、世界中の電
子楽器の間で、メーカーや機種の違いを越えて自由に演
奏情報を伝達し合うことができる統一規格です。たとえ
ば、Aという国の人がBという国の人と言葉のコミュニ
ケーションをとる場合、もしA国とB国の共通言語のよう
なものがあるなら、お互い身ぶり手ぶりではなく直接会
話を持つことができます。これと同じようにMIDIは電子
楽器どうしが直接同じ言葉で理解し合えるように作られ
た世界共通語のようなものと考えてください。このMIDI
という世界共通語のおかげで、生まれ育った環境の異な
る電子楽器どうしでも簡単にコミュニケートすることが
できるのです。
MIDIでは、さまざまな演奏の動作や状態を 「メッセージ」
と呼ばれるデジタルデータ(数値に置き換えたデータ)を用
いて伝達します。メッセージはチャンネルメッセージと
システムメッセージの2つに大別することができます。
チャンネルメッセージは、主に鍵盤で弾いたノート(音符)
や演奏表現(ダンパーペダルやボリュームなど)に関する
データで、特定のMIDIチャンネルごとにそれらの情報を
送受信することができます。また、システムメッセージ
は、複数の楽器をリンクさせて1つのMIDIシステムとして
機能させるために使われるデータです。
CVP-79/69/59には、これらのメッセージを他のMIDI機器
へ送り出すための 【MIDI OUT】 と他のMIDI機器からのメッ
セージを受け取るための 【MIDI IN】 が装備されています。
また、その他にCVP-79/69には 【MIDI THRU】 という端子
が装備されています。これは 【MIDI IN】 を通じて受信した
あるMIDI機器からのメッセージを、ダイレクトに別の
MIDI機器に送信するために用意されたもので、3台以上の
MIDI機器を接続する場合などに使われます。各 【MIDI
IN】 / 【MIDI OUT】 / 【MIDI THRU】 はMIDI専用ケーブルを
使って接続します。
MIDI
IN
OUT
THRU
CVP-79/69
●MIDI IN:MIDI信号を受ける端子です。
●MIDI OUT:MIDI信号を出力する端子です。
●MIDI THRU:MIDI INに入ってきたMIDI信号をそのまま
出力します。
■MIDIケーブルは電子楽器を扱っている楽器店で購入することができます。
30cmから15mくらいまで、用途に応じていろいろな長さのものがあります。
■ MIDIの接続
MIDI端子の5本のピンの向きを確かめて、まっすぐ差
し込みます。MIDI信号を出力しようとする機器の
MIDI OUTとMIDI信号を受けようとする機器のMIDI IN
をつなぎます。さらに増やす場合は、MIDI THRUを
使います。
■MIDI機器は、それぞれ機種ごとに扱えるMIDIデータの内容が異なってお
り、接続しているMIDI機器間で共通の機能だけコントロールすることができ
ます。この共通の機能を調べるには、MIDIインプリメンテーションチャート
(P.142)を使います。
CVP-79/69/59
MIDI OUT
音源
MIDI IN
MIDI THRU (CVP-79/69)
他のMIDI機器ヘ
MIDI
IN
OUT
CVP-59
MIDI IN
外部MIDI機器
MIDI OUT
MIDI及びデータの互換性について
125

Advertisement

Table of Contents
loading

This manual is also suitable for:

Clavinova cvp69Clavinova cvp59

Table of Contents