4.2 定期点検
事故を未然に防ぎ気中遮断器を長期間安定して使用していただくために、使用開始後1ヶ月前後に1回その後は環境に応じて定期点
検されることを推奨いたします。
4.2.1気中遮断器外観
点検項目
1.塵埃や汚れ
2.主回路端子接続部の緩み
3.制御端子接続部の緩み
4.フロン トカバー、 ベース及び
制御端子台に亀裂、 破損、 変形
5.冠水、 浸水
6.引出枠レール
4.2.2 主回路導電部(外観)
点検項目
1.絶縁抵抗測定
2.主回路導体の汚れ
3.主回路ジ ャ ンクシ ョ ンの変色、 変形
4.2.3 消弧室および主接点
点検項目
1.すすや汚れ
2.消弧室の破損
3.消弧板の状態
4.可動側、 固定側主接点
5.消弧室固定ネジの緩み
4.2.4 引きはずしリレー
点検項目
1.引きはず し リ レーの外観
2.塵埃や汚れ
3.引きはず し リ レーの動作特性
J − 34
点検方法
目視
トルク レンチで締付ける
(M12ネジ : 40〜50N・m)
ドライバーで締付ける
(M3.5ネジ : 0.8〜1.2N・m)
目視
冠水、 浸水のないこ と
目視
レールの引出 ・ 挿入がスムーズに行な え る こ と
点検方法
500V絶縁抵抗計で測定する
(遮断器単体では50M Ω以上のこ と)
目視
目視
ジ ャ ンクシ ョ ンの変色、 バネの変形のない
こ と
点検方法
目視
きれいであるこ と
目視
目視
目視
ドライバーで締付ける
(M6ネジ : 2.5〜4N・m)
点検方法
目視
目視
測定
判断基準
塵埃や汚れの付着のないこ と
確実に締ま っているこ と
確実に締ま っているこ と
亀裂、 破損、 変形のないこ と
冠水、 浸水のないこ と
判断基準
5MΩ以上のこ と
測定箇所は4.1項を参照
塵埃、 すすの付着のないこ と
判断基準
破損のないこ と
著しい溶融のないこ と
穴があいていないこ と
著しい消耗のないこ と
確実に締ま っているこ と
判断基準
外観、 設定ツマ ミ に破損、 変形のないこ と
塵埃や汚れの付着のないこ と
専用のフィ ール ドテス ト装置 (Y-2000) で
特性チェ ッ ク し基準値内にあるこ と
処理方法
定期点検毎に掃除機で吸い取るか、 乾いた布で
除塵及び清掃する
フロン トカバー、 名板類はシンナー等の溶剤使用
は不可
必要な ら増締めする
必要な ら増締めする
フロン トカバー、 制御端子台に異常がある場合は
当社に連絡願います
ベースに異常がある場合は遮断器を取替える
冠水、 浸水した場合は遮断器を取替える
レールに異常がある場合は当社に連絡願います
処理方法
清掃して塵埃を除いて再測定
絶縁が回復しない場合、 遮断器 ・ 引出枠を交換
清掃
異常がある場合は引出枠を交換
処理方法
除塵、 清掃する
異常の時は当社に連絡願います
異常の時は当社に連絡願います
異常の時は当社に連絡願います
必要な ら増締めする
処理方法
破損、 変形している時は当社へ連絡願います
乾いた布で清掃する
シンナー等の溶剤使用は不可
基準値を外れている時は当社へ連絡願います