取 扱 説 明 書
ワールド K シリーズ
インダクションモーター、レバーシブルモーター
はじめに
お使いになる前に
製品の取り扱いは、適切な資格を有する人が行なってください。
お使いになる前に、「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しくお使
いください。
製品内部の点検や修理が必要なときは、お買い上げになった支店・営
業所にご連絡ください。
この製品は、一般的な産業機器の機器組み込み用として設計されてい
ます。その他の用途には使用しないでください。この警告を無視した結
果生じた損害の補償については、当社は一切その責任を負いません
ので、あらかじめご了承ください。
規格・CE マーキング
モーターは下記の規格にしたがって設計・検査を行なっており、認証を
取得しています。認証品名は、モーター品名です。
モーターは低電圧指令に適合しています。
三相 380/400/415 V 仕様のモーターは、CCC 制度の認証のみを取得
しています。
認証規格
UL 1004、UL 2111、CSA C22.2 No.100、CSA C22.2 No.77、GB 12350
認証機関
UL File No.E64199(1~6 W タイプ)、E64197(15~150 W タイプ)、
CQC
適合規格
EN 60034-1、EN 60034-5、EN 60664-1、EN 60950-1
上記規格で要求される過負荷運転試験および拘束温度上昇試験は、
歯切りシャフトタイプはギヤヘッド付きの状態で行なっています。ただし、
90 W レバーシブルモーターはギヤヘッドと放熱板付き(放熱板はサイ
ズ 200×200 mm、厚さ 5 mm、アルミ製)の状態で行なっています。
丸シャフトタイプは放熱板付きの状態で行なっています。放熱板のサイ
ズ、材質は以下のとおりです。
モーター品名の 1 文字目
0
2
3
4
5(40 W)
5(60 W、90 W インダクション
モーター、150 W)
5(90 W レバーシブルモーター)
設置条件
過電圧カテゴリーⅡ、汚損度 2、クラスⅠ機器(適用規格 EN 規格)
機器によって過電圧カテゴリーⅢ、汚損度 3 の規定値が要求される場
合は、モーターを IP54 相当のキャビネットに収納し、絶縁トランスを介し
てモーターに定格電圧を給電してください。
付属品の規格認定
コンデンサ: UL File No.E83671(CYWT2)、
VDE License No.112847(コンデンサ定格電圧
250 VAC タイプ、ただし CH10FAUL、CH12FAUL、
CH15FAUL、CH18FAUL を除く)、
114747(コンデンサ定格電圧 450 VAC タイプ、
ただし CH035BFAUL、CH045BFAUL を除く)
コンデンサキャップ:UL File No.E56078(YDTU2)
有害物質
RoHS(EU 指令 2002/95/EC 27Jan.2003)適合
HM-9200-8
リード線タイプ
サイズ(mm)
厚さ(mm)
材 質
80×80
115×115
125×125
5
135×135
アルミ
165×165
200×200
200×200
10
English version follows Japanese version.
お買い上げいただきありがとうございます。
この取扱説明書には、製品の取り扱いかたや安全上の注意事項
を示しています。
• 取扱説明書をよくお読みになり、製品を安全にお使いください。
• お読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず保管してく
ださい。
安全上のご注意
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくお使いいただき、お客様
や他の人々への危害や損傷を未然に防止するためのものです。内容
をよく理解してからお使いください。
この警告事項に反した取り扱いをすると、死亡また
は重傷を負う場合がある内容を示しています。
この注意事項に反した取り扱いをすると、傷害を負
うまたは物的損害が発生する場合がある内容を示
しています。
製品を正しくお使いいただくために、お客様に必ず
重 要
守っていただきたい事項を本文中の関連する取り
扱い項目に記載しています。
爆発性雰囲気、引火性ガスの雰囲気、腐食性の雰囲気、水のかか
る場所、可燃物のそばでは使用しないでください。火災・感電・けが
の原因になります。
設置、接続、運転・操作、点検・故障診断の作業は、適切な資格を有す
る人が行なってください。火災・感電・けがの原因になります。
通電状態で移動、設置、接続、点検の作業をしないでください。電源
を切ってから作業してください。感電の原因になります。
モーターの過熱保護装置(サーマルプロテクタ)がはたらいたときは、
電源を切ってください。過熱保護装置が自動復帰したときにモー
ターが突然起動して、けが・装置破損の原因になります。
モーターは、クラスⅠ機器のみに使用してください。感電の原因にな
ります。
モーターは筐体内に設置してください。感電・けがの原因になります。
設置するときは、モーターに手が触れないようにするか、接地してく
ださい。感電の原因になります。
電源入力電圧は、定格値を必ず守ってください。火災・感電の原因
になります。
接続は接続図にもとづき、確実に行なってください。火災・感電の原
因になります。
リード線を無理に曲げたり、引っ張ったり、はさみ込んだりしないでく
ださい。火災・感電の原因になります。
付属のコンデンサの接続端子は絶縁処理してください。感電の原因
になります。
停電したときは、電源を切ってください。停電復旧時にモーターが突
然起動して、けが・装置破損の原因になります。
電源を切った直後(30 秒以内)は、コンデンサの接続端子に触れな
いでください。残留電圧により、感電の原因になります。
モーターを分解・改造しないでください。感電・けがの原因になります。
モーターの仕様値を超えて使用しないでください。感電・けが・装置
破損の原因になります。
運転中および停止後しばらくの間は、モーターに触れないでください。
モーターの表面が高温のため、やけどの原因になります。
モーター出力軸、モーターリード線を持たないでください。けがの原
因になります。
モーターの周囲には、可燃物を置かないでください。火災・やけどの
原因になります。
モーターの周囲には、通風を妨げる障害物を置かないでください。
装置破損の原因になります。
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