Midiデータフォーマッ ト - Yamaha MU10 Owner's Manual

Yamaha tone generator owner's manual
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MIDI データフォーマット
MIDIメッセージをMU10に送ることで、MU10の音源部のさまざ
まな設定をコントロールすることができます。ここでは、MU10
が受信するMIDIメッセージの種類と働きについて詳しく説明しま
す。
* 各メッセージのMU10への送信方法については、お使いのシーケ
ンスソフト等の取扱説明書をお読みください。
■受信
1. チャンネルメッセージ
1.1
ノートオン/ノートオフ
受信ノート範囲=C-2 (0) ∼G8 (127) :C3=60
ベロシティ範囲=1∼127 (Velocity はノートオンのみ受信)
鍵盤の演奏情報を伝えるメッセージ。
ノートオン:鍵盤を押さえたというメッセージ
ノートオフ:鍵盤を離したというメッセージ
各メッセージには、どの鍵盤を演奏したかを示す 「ノートナンバー」
と、どれくらいの強さで演奏したかを示す 「ベロシティ」 という2種
類のデータが含まれる。
マルチパートパラメーター (付表1 - 4 :2 2ページ) のR c v N O T E
MESSAGE = OFF の時、そのパートでは受信しない。リズム・パー
トでは、ドラムセットアップパラメーター (付表1-6:25ページ) の
Rcv NOTE OFF = OFFの時ノートオフを受信しない。また、同様に
Rcv NOTE ON = OFFの時ノートオンを受信しない。
1.2 コントロール チェンジ
ボリュームやパンなどをコントロールするメッセージ。機能によっ
てコントロールナンバーが異なる。
マルチパートパラメーター (付表1-4:22ページ) の Rcv CONTROL
CHANGE = OFF の時、そのパートのいずれのコントロールチェン
ジも受信しない。また、マルチパートパラメーター (付表1-4:22
ページ) の各コントロールチェンジのレシーブの設定を OFF に設定
している時、そのパートのコントロールチェンジは受信しない。
1.2.1 Bank Select (バンクセレクト)
Cntrl# parameter
Data Range
0
Bank Select MSB
0:Normal, 63:User Voice, 64:SFX,
126:SFX Kit, 127:Drum
32
Bank Select LSB
0...127
ボイスのバンクを選択するMIDIメッセージ。
MSBとLSBの2つのコントロールチェンジの組み合わせでボイスバ
ンクが選択される。演奏モードによってMSBとLSBの働きが異な
る。
演奏モードが 「XG」 の時は、MSBの値でノーマルボイスとドラムボ
イスといったボイスの大きな区分けを、LSBの値でバンク指定を
する。
演奏モードが 「TG300B」 の時は、LSBの値を固定して、MSBの値だ
けでボイスのバンク指定をする。
参照:ボイスリスト (28ページ∼)
バンクセレクトMSB、LSBを受信した後、プログラムチェンジを
受信してはじめてボイスバンクが切り替わる。
1.2.2 Modulation (モジュレーションホイール)
Cntrl# parameter
Data Range
1
Modulation
0...127
ビブラートをかける深さをコントロールする。
0 でビブラートなし、127 でビブラート最大。
1.2.3 Portamento Time (ポルタメントタイム)
Cntrl# parameter
Data Range
5
Portamento Time
0...127
ポルタメントのかかり方 (ピッチ変化速度) をコントロールする。
1.2.9 PortamentoをONにしないと効果はかからない。0 でポルタメ
ント最短時間、127 でポルタメント最長時間。
1.2.4 Data Entry (データエントリー)
Cntrl# parameter
Data Range
6
Data Entry MSB
0...127
38
Data Entry LSB
0...127
RPN MSB、RPN LSBや、NRPN MSB、NRPN LSBで指定したパラ
メーターの値を設定する。MSBとLSBの2つのコントロールチェン
ジの組み合わせでパラメーターの値が設定される。
1.2.5 Main Volume (メインボリューム)
Cntrl# parameter
Data Range
7
Main Volume
0...127
パートごとのボリュームをコントロールする。
0で音が出ない、127で音量最大。
1.2.6 Pan (パンポット)
Cntrl# parameter
Data Range
10
Pan
0...127
パートごとのパン (ステレオ再生時の音の定位) をコントロールす
る。0 で左、127 で右となる。
1.2.7 Expression (エクスプレッション)
Cntrl# parameter
Data Range
11
Expression
0...127
パートごとのエクスプレッションをコントロールする。
0 で音が出ない、127で音量最大。
1.2.8 Hold1 (ホールド1)
Cntrl# parameter
Data Range
64
Hold1
0...127
サステインペダルのオン/オフをコントロールする。
ペダルを踏んだ時に発音していた音を持続する。
0∼63の時サステインペダルがオフ(離した状態)、64∼127の時オ
ン(踏んだ状態)になる。
1.2.9 Portamento (ポルタメント)
Cntrl# parameter
Data Range
65
Portamento
0...127
ポルタメントペダルのオン/オフをコントロールする。
ペダルを踏むと、ポルタメント効果がかかる。
0∼63の時ポルタメントがオフ(離した状態)、64∼127の時オン(踏
んだ状態)になる。1.2.3 Portamento Timeでかかり方を調節する。
1.2.10 Sostenuto (ソステヌートペダル)
Cntrl# parameter
Data Range
66
Sostenuto
0...127
ソステヌートペダルのオン/オフをコントロールする。
ペダルを踏んだ時に押さえていた鍵盤の音の発音を持続する。0∼
63の時ソステヌートペダルがオフ(離した状態)、64∼127の時オン
(踏んだ状態)になる。
1.2.11 Soft Pedal (ソフトペダル)
Cntrl# parameter
Data Range
67
Soft Pedal
0...127
ソフトペダルのオン/オフをコントロールする。
ペダルを踏んでいる間は、音が柔らかくなる。
データが0∼63の時ソフトペダルがオフ(離した状態)、64∼127の時
オン(踏んだ状態)になる。
1.2.12 Harmonic Content (ハーモニックコンテント)
Cntrl# parameter
Data Range
71
Harmonic Content
0...127 (0:-64, 64:+0, 127:+63)
音色で設定されているレゾナンスを調節する。
0∼127の値を-64∼+63に置き換えて、オフセット値として元の音
色データに加算されレゾナンスが変更される。
値が大きくなるほどクセのある音になる。音色により、効果のあ
る範囲が設定できる範囲より狭い場合がある。
1.2.13 Release Time (リリースタイム)
Cntrl# parameter
Data Range
72
Release Time
0...127 (0:-64, 64:+0, 127:+63)
音色で設定されているエンベロープ・リリース・タイムを調節す
る。0∼127の値を-64∼+63に置き換えて、オフセット値として元
の音色データに加算され、リリースタイムが変更される。
1.2.14 Attack Time (アタックタイム)
Cntrl# parameter
Data Range
73
Attack Time
0...127 (0:-64, 64:+0, 127:+63)
音色で設定されているエンベロープ・アタック・タイムを調節す
る。0∼127の値を-64∼+63に置き換えて、オフセット値として元
の音色データに加算され、アタックタイムが変更される。
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