取
扱
説
明
ステッピングモーターユニット
シリーズモーター編
AR
はじめに
お使いになる前に
製品の取り扱いは、電気 ・ 機械工学の専門知識を持つ有資格者が行なってください。
お使いになる前に、 「安全上のご注意」 をよくお読みのうえ、 正しくお使いください。
この製品は、一般的な産業機器の機器組み込み用として設計 ・ 製造されています。
その他の用途には使用しないでください。この警告を無視した結果生じた損害の
補償については、当社は一切その責任を負いませんので、あらかじめご了承くだ
さい。
取扱説明書の構成
ARシリーズに関する取扱説明書には、次のものがあります。
よくお読みになってからお使いください。
• ARシリーズ取扱説明書モーター編 (本書)
モーターの機能や設置方法などについて説明しています。
• ARシリーズ取扱説明書ドライバ編 (ドライバに付属)
ドライバの機能や設置方法などについて説明しています。
• ARシリーズユーザーズマニュアル
モーター、ドライバの機能、設置 ・ 接続方法、トラブルシューティングなどについ
て説明しています。製品には添付していません。詳細は支店 ・ 営業所にお問合せい
ただくか、当社の WEBサイトからダウンロードしてください。
http://www.orientalmotor.co.jp/
• APPENDIXULStandardsforARSeries ( 製品に添付)
UL規格の認証に必要な情報を記載しています。
法令・規格
CEマーキング
ARシリーズ AC電源入力ドライバと組み合わせるモーターは、低電圧指令と EMC
指令にもとづいて CEマーキングを実施しています。
z 低電圧指令
EN 60034-1 については、TÜV Rheinlandの認定を取得しています。
(ARM911MC-PFを除く。 )
y IT配電系統では使用できません。
y 製品は、筐体内に設置し、人の手が触れられないようにしてください。
y 製品に人の手が触れられるときは、必ず保護接地をしてください。モーター、
ドライバの保護接地端子は、確実に接地してください。
y 漏電遮断器 (RCD) で感電保護を行なうときは、タイプ Bの漏電遮断器をドライ
バの電源側に接続してください。
y 配線用遮断器 (MCCB) は、ENまたは IEC規格適合品を使用してください。
y モーターケーブルや電源ケーブルなどの動力系ケーブルと、信号系のケーブル
は、二重絶縁で分離してください。
y 駆動条件によっては、ドライバのヒートシンクが 90 °Cを超えることがありま
す。次のことを守ってください。
・ ドライバに触れないでください。
・ 可燃物のそばでドライバを使用しないでください。
・ 必ず試運転を行ない、ドライバの温度を確認してください。
• 適用規格
EN 60034-1、EN 60034-5、EN 60664-1
• 設置条件
y 機器組み込み
y 過電圧カテゴリー : Ⅱ
y 汚損度 : 3 (両軸タイプ、PFギヤードタイプ、IP20 仕様モーターは 2)
y 感電保護 : クラスⅠ
y モーターの保護接地端子は、確実に接地してください。
HM-40051-14
書
お買い上げいただきありがとうございます。
この取扱説明書には、製品の取り扱いかたや安全上の注意事項を示しています。
y 取扱説明書をよくお読みになり、製品を安全にお使いください。
y お読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず保管してください。
その他の指令
z RoHS指令
RoHS指令 (2011/65/EU) の規制値を超える物質は含有していません。
安全上のご注意
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくお使いいただき、お客様や他の人々
への危害や損傷を未然に防止するためのものです。内容をよく理解してから製品
をお使いください。
この警告事項に反した取り扱いをすると、死亡または重傷を負う場合がある内容
を示しています。
全般
y 爆発性雰囲気、引火性ガスの雰囲気、腐食性の雰囲気、水のかかる場所、可燃
物のそばでは使用しないでください。火災 ・ 感電 ・ けがの原因になります。
y 設置、 接続、 運転 ・ 操作、 点検 ・ 故障診断の作業は、 適切な資格を有する人が行なっ
てください。火災 ・ 感電 ・ けが、装置破損の原因になります。
y 通電状態で移動、設置、接続、点検の作業をしないでください。電源を切って
から作業してください。感電の原因になります。
y 昇降装置に使用するときは、可動部の位置保持対策を行なってください。電源
OFF時、モーターは保持力がなくなるため、可動部が落下して、けが ・ 装置破損
の原因になります。
y 電磁ブレーキ付モーターのブレーキ機構は、可動部とモーターの位置保持用で
す。制動 ・ 安全ブレーキとして使用しないでください。けが ・ 装置破損の原因に
なります。
設置
y モーターはクラスⅠ機器に設置してください。感電の原因になります。 (ドライ
バの電源が DC24 Vのときは必要ありません。 )
y 設置するときは、手がモーターに触れないようにするか、接地してください。
感電の原因になります。
接続
y 取扱説明書ドライバ編またはユーザーズマニュアルに記載されているモーター
の接続方法にもとづき、確実に接続してください。火災 ・ 感電の原因になります。
y 接続ケーブルを無理に曲げたり、 引っ張ったり、 挟み込まないでください。火災 ・
感電の原因になります。
修理 ・ 分解 ・ 改造
y モーターを分解 ・ 改造しないでください。感電 ・ けがの原因になります。内部の
点検や修理は、お買い上げになった支店または営業所に連絡してください。
この注意事項に反した取り扱いをすると、傷害を負うまたは物的損害が発生する
場合がある内容を示しています。
全般
y モーターの仕様値を超えて使用しないでください。感電 ・ けが ・ 装置破損の原因
になります。
y 運転中、 および停止後しばらくの間は、 モーターに触れないでください。モーター
の表面が高温のため、やけどの原因になります。
運搬
y モーター出力軸やモーターケーブルを持たないでください。けがの原因になり
ます。
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