本書は pH 電極 9681S-10D を取り扱う方を対象に書かれて
います。ご使用になる前に本書を必ずお読みください。
本書は、日本語で作成された原文です。
使用上の注意
安全のための注意
注 意
薬品注意
電極の内部液は高濃度の塩化カリウム(3.33 mol/L-KCl)を使用
しています。内部液が手や皮膚についた場合はただちに水洗いし
てください。万一、目に入った場合はすみやかに大量の流水で
洗った後、医師の処置を受けてください。
切り傷注意
ガラスの破片でけがをします。電極の支持管および先端はガラス
でできています。割らないように注意してください。
取り扱い上の注意
電極をものにぶつけたりしないでください。
電極にひびや割れがあると測定できません。新しい電極
に交換してください。
電極のコネクタ部に水やサンプルが付いたり、汚れた手
で触れたりしないようにしてください。正確な測定がで
きません。
比較電極の内部液には必ず 3.33 mol/L-KCl 溶液 (形式
300)をご使用ください。
電極の pH 応答ガラス膜や液絡部の汚れがひどく、純水
(またはイオン交換水)で洗っても落ちない場合、汚れ
の状況に応じて洗浄を行ってください ( 「電極の保守」 (3
ページ)参照) 。
0.1 mol/L 以上の濃度の酸やアルカリ下で連続して使用
しないでください。電極性能が損なわれたり、寿命を短
くするおそれがあります。
フッ酸はガラスを侵すため、基本的にはフッ酸を含んだ
溶液の測定は行わないでください。
50°C以上の温度差があるサンプルに、 電極を急に浸けな
いでください。ガラスが破損することがあります。
ガラス応答膜内部に塩化銀が析出することがあります
が、性能上問題はありません。
電極の使用温度範囲外では使わないでください。電極が
破損するおそれがあります。
電極の保管後に保護キャップや内部液補充口に白い結
晶が付着していることがありますが、性能上問題はあり
ません。
電極を廃棄するときは、各地方自治体の指示に従ってく
ださい。
スリーブ液絡部が内部液の結晶などで動かないときは、
30 ~ 40C のぬるま湯に浸して結晶を溶かし、 スリーブ
を注意して動かして内部液の流出を確認してから使用
してください(超音波洗浄器の使用も効果的です) 。
スリーブは軽く下方に押しつけてください。強く押しつ
けると、液間電位差が大きくなり測定誤差の原因となり
ます。また、押しつけが弱いと、内部液がもれたりサン
プル液が流入したりし、大きな測定誤差となります。そ
の場合は、内部液を入れ替えてください。
〒 601-8306 京都市南区吉祥院宮の西町 31 番地
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pH 電極
9681S-10D 取扱説明書
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内容物
品名
電極 9681S-10D
取扱説明書
仕様と各部の名称
各部の名称
内部液補充口
(スライド式)
キャップ
コネクタカバー
リード線
仕様
9681S-10D
製品形式
使用 pH 範囲
pH 0 ~ 14
0 ~ 60°C
使用温度範囲
保管温度範囲
0 ~ 50°C
内部電極
銀 / 塩化銀
3.33 mol/L-KCl 溶液(形式 300)
比較電極内部液
液絡部
すり合わせスリーブ
液絡部材質
ガラス
接液部材質
ガラス
151 mm
電極長さ
12 mm
接液部外径
液絡部高さ
約 26 mm (電極先端からの位置)
1 m
リード長さ
January, 2017
数量
1 本
1 部
応答ガラス膜
液絡部
支持管
保護キャップ
電極コネクタ
温度コネクタ
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