ZS-CRT
形
スマー トセンサ用 センサ通信ユニ ッ ト
取扱説明書
このたびは、本製品をお買い上げいただきま し て、まことにありがとう
ご ざいます。
ご使用に際しては、次の内容をお守りください。
・ 電気の知識を有する専門家がお取り扱いください。
・ この取扱説明書をよく お 読みになり、十分にご理解のうえ、正しくご
使用ください。
・ この取扱説明書はいつでも参照でき る よ う 大切に保管してください。
* 2 7 7 5 4 2 4 - 9 C *
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OMRON Corporation
2007
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安全上のご注意
●警告表示の意味
誤っ た取扱い を する と、 死亡ま たは重傷を負 う 可能性が想
警告
定 さ れ る場合 を示 し ま す。
警告
製品の故障や外部要因による異常が発生 した場合も、 システム全体が安
全側に働く よ う に、 非常停止回路、 イ ンターロ ッ ク回路、 リ ミ ッ ト回路な ど、
安全保護に関する回路は、 必ず外部の制御回路で構成 して く だ さ い。 異
常動作によ り、 重大な事故につながる恐れがあ り ます。
安全上の要点
次に示す項目は安全を確保するために必ず守って く だ さ い。
①設置環境について
・引火性、 爆発性ガスの環境では使用 しないで く だ さ い。
・操作・保守の安全を確保するため、 高電圧機器や動力機器か ら離 して設置 して
く だ さ い。
・屋外に設置 して使用する事は避けて く だ さ い。
②電源、 配線について
・定格電圧を超える電圧や交流電源を使用 しないで く だ さ い。
・複数の CompoNet システムにて、 専用フラ ッ トケー ブル (シースな し、 またはシース
付き) を使用する場合、 干渉による動作の不安定を防ぐため、 各 CompoNet シス
テムの専用フラ ッ トケー ブル同士は、 束ねずに必ず 5mm以上離 して く だ さ い。
・次のこ と を行う時は、 PLC 本体やス レー ブの電源、 通信用の電源、 センサの電源
を OFF に して く だ さ い。
・装置の組み立て
・ディ ッ プスイ ッ チやロータ リ スイ ッ チの設定
・ケー ブルの接続、 配線
・CompoNet 以外のネ ッ トワークには接続 しないで く だ さ い。
・接続可能機種以外には接続 しないで く だ さ い。
・通信ケー ブル、 コネ クタは必ず CompoNe t で規定さ れている ものを ご使用く だ さ
い。
・通信ケー ブルな ど ロ ッ ク機構のある ものは、 必ずロ ッ ク している こ と を確認 してか ら使
用 して く だ さ い。
・配線および施工の際は、 ユニ ッ ト内部に金属屑が入ら ないよ う に注意 して く だ さ い。
・通信ケー ブルの配線時には、 以下の注意を守って く だ さ い。
・通信ケー ブルは、 動力線、 高圧線か らは離 して く だ さ い。
・通信ケー ブルを折り曲げないで く だ さ い。
・通信ケー ブルを過度に引っ張ら ないで く だ さ い。
・通信ケー ブルにものを載せないで く だ さ い。
・通信ケー ブルは、 必ずダク ト内に配線 して く だ さ い。
・配線やスイ ッ チの設定に間違いがないかを十分確認 してか ら通電 して く だ さ い。
・通信距離および接続台数は CompoNet の仕様で規定さ れている範囲内でご使用
く だ さ い。
③その他
・この製品は分解 した り、 修理、 改造を しないで く だ さ い。
・次の操作を行う と きは設備に影響がないこ と を確認 して く だ さ い。
・PLC 動作モー ドの変更
・リ レー接点の強制セ ッ ト /リ セ ッ ト
・ユーザプログラム上の設定値や現在値の変更、 PLC 動作モー ドの変更
・廃棄する と きは、 産業廃棄物と して処理 して く だ さ い。
・廃棄する と きは、 加圧変形 しないで く だ さ い。
使用上のご注意
製品が動作不良、 誤動作、 ま たは性能 ・ 機器への悪影響を防ぐため、 以下のこ と を守っ
て く だ さ い。
1. 設置場所について
次のよ う な環境には設置 しないで下さ い。
・直射日光のあたる場所や暖房器具のそば
・周囲温度が定格の範囲を超える場所
・温度変化が急激な場所 (結露する場所)
・相対湿度が定格の範囲を超える場所
・腐食及び可燃性ガスが発生する場所
・ホコ リや金属粉な ど がたま る場所
・本体に直接振動や衝撃が加わる場所
・有機溶剤や水、 油な ど が本体にかかる場所
・強磁界、 強電界がある場所
2. 保守点検について
清掃には、 シンナー、 ベンジン、 アセ ト ン、 灯油類は使用 しないで く だ さ い。 小さ なゴ ミ や、
ホコ リ は柔ら かい布にアルコールを少量含ませて、 丁寧にふき取って く だ さ い。
■
定格/性能
定格/性能
仕様
項目
対応ネ ッ ト ワー ク
CompoNet
I/O区分
入力用
占有点数
最大160点
ス レー ブ種類
ワー ドス レー ブ
通信電源電圧
DC14∼26.4V
通信電源消費電流
200mA以下
USB2.0 FullSpeed
セ ンサコ ン ト ローラ通信方式
接続コ ン ト ローラ形式
形ZS-LDC□□ (ver.2.300以上)
(バー ジ ョ ン)
形ZS-MDC□□ (ver.2.200以上)
形ZS-HLDC□□ (ver.1.030以上)
*改造形式 (ZS-LDC11-01
形ZFV-CA□□ (ver.1.300以上)
な ど形式の後ろに−□□が
つ く もの) は、 接続保証外です。
形ZG-WDC□□ (ver.1.100以上)
機能
計測結果常時モニタ リ ング機能、
ト リ ガ計測モニタ リ ング機能、
メ ッ セー ジ通信機能
表示灯
MS表示灯 (緑/赤) 、 NS表示灯 (緑/赤) 、
USB表示灯 (緑/赤)
耐振動
10∼150Hz 複振幅0.7m m ま たは50m/ s
X/Y/Z方向 各8分10回
6 方向 各 3 回 (上下、 左右、 前後)
2
耐衝撃
150m/ s
耐電圧
AC1000V 50/60Hz 1min 充電部一括と ケース間
絶縁抵抗
30MΩ以上 充電部一括と ケース間
使用周囲温度
0∼+50℃ (結露な き こ と)
使用周囲湿度
25∼85% (結露な き こ と)
保存温度
−15∼60℃ (氷結、 結露な き こ と)
25∼85% (結露な き こ と)
保存湿度
取り付け方法
DIN35m m レール取り付け
保護構造
IP20
材質 (ケース)
ABS
付属品
取扱説明書、 フ ェ ラ イ ト コア 2 個
約130 g
質量
外形寸法
89
MS表示灯
取付穴加工寸法
COMPONET通信コネクタ
30
10
6.5
システム構成
本ユニ ッ トは、 対応コ ン トローラのUSBコネ クタに接続 して使用 し ます。
取り付け方法
【 DIN レールへの装着】
レールへの装着】
①CompoNetコネ クタの反対側のフ ッ ク を DIN レールにはめ込みます。
②CompoNetコネ クタ側のフ ッ ク を DIN レールに押 しつけます。
(注)
(注) ①②の順序を逆に して取り付けないで く だ さ い。
取り付け強度が低下する場合があ り ます。
【付属のフ ェ ライ ト コアについて】
【付属のフ ェ ライ ト コアについて】
付属のフ ェ ライ ト コアは、 下図のよ う に装着 して下さ い。
(ケー ブルを1ター ン して く だ さ い。 )
各部の名称と機能
各部の名称と機能
①CompoNet通信用コネ クタ
CompoNet通信ケー ブルと コネ クタ接続 し ます。
通信コネ クタには支線圧接コネ クタ ま たは端子台変換アダプタ
(形DCN4-TB4) を装着する こ と が可能です。
②センサコ ン トローラ接続用ケー ブル
センサと通信するためのケー ブルです。
対応するセンサコ ン トローラのUSBポー ト と接続 して く だ さ い。
③ノ ー ドア ド レス設定スイ ッ チ
ノ ー ドア ド レス (10進数) の10の桁を左のロータ リ スイ ッ チで、
1の桁を右のロータ リ スイ ッ チで設定 し ます。
(0∼63の範囲で設定 して下さ い)
ロータ リ スイ ッ チの設定は電源投入時に読み込みます。
④機能設定用ディ ッ プスイ ッ チ
機能設定はあ り ません。 全てOFFのま ま ご使用く だ さ い。
⑤通信用LED
表示
色
状態定義
名称
状態
緑
正常状態
点灯
MS
モジュールステータス
赤
点灯
致命的な異常
(ノ ー ド自身の
2
赤
軽微な異常
状態を示 し ます)
点滅
−
電源OFF
消灯
緑
オ ンライ ン/加入状態
点灯
緑
オ ンライ ン/未加入状態
点滅
ネ ッ ト ワー クステータス
赤
点灯
致命的な通信関連の
NS
異常
(CompoNet通信の
軽微な通信関連の異常 通信タ イ ムアウ ト
赤
点滅
状態を示 し ます)
−
電源OFF/オ フライ ン
消灯
緑
点灯
正常状態
センサ通信ステータス
緑 点滅
USB
(センサとのUSB通信の
赤
状態を示 し ます)
点灯
センサ通信異常
赤
点滅
−
消灯
電源OFF
軽微も し く は致命的な異常が発生 した場合は、 問題を解消 した後、 システムの電源を再投入 して く だ
さ い。 それで も解決 しない場合は、 本ユニ ッ ト も し く は周辺機器を交換 して く だ さ い。
NS表示灯
USB表示灯
72.5
61.75
機能設定スイッチ
36.4
29.4
ノードアドレス設定スイッチ(×1)
22.4
USBコネクタ(MINI-B)
80.55
89
98
ノードアドレス設定スイッチ(×10)
33.26
36.1
ビニル絶縁丸型コード φ3.8 標準長さ750mm
フェライトコア2ヶ装着時、450mm(参考寸法)
35.2
(単位 :mm)
98
センサとの通信について
●通信設定について
●通信設定について
形ZSシ リ ーズのコ ン トローラ と接続する場合、 コ ン トローラの通信設定は" 無手順" に して下さ い。
" 無手順" に設定 しないと、 通信が行え ません。
●接続センサコ ン トローラのチャ ンネル番号
●接続センサコ ン トローラのチャ ンネル番号
センサコ ン トローラ接続用ケー ブルは 0 c h 目のセンサコ ン トローラに接続 してお使い く だ さ い。
0 c h 目以外のセンサコ ン トローラに接続 して も動作 し ません。
●動作モー ドについて
●動作モー ドについて
接続するセンサコ ン トローラは必ずRunモー ドでご使用く だ さ い。 Runモー ド以外では通信が行え
ません。 ま た、 本ユニ ッ ト と接続 している時は、 センサコ ン トローラ上の操作は しないで く だ さ い。
● ト リ ガ計測中の計測値
● ト リ ガ計測中の計測値
形ZGシ リ ーズで ト リ ガ計測を使用する場合は、 GATE信号の状態な ど を確認 し、 ト リ ガ計測終了
後の計測結果を参照 して く だ さ い。 ト リ ガ計測中は、 計測結果と してエラー値が返り ます。
●計測時間の制約
●計測時間の制約
形ZGシ リ ーズで ト リ ガ計測を使用する場合、 出力応答時間は30秒以下になるよ う に設定 して く
だ さ い。 出力応答時間がそれ以上になる と、 本ユニ ッ トで通信エラーが発生 し ます。
(出力応答時間=計測周期×平均回数。 計測周期はエコモニタで確認でき ます。 )
●バンク入力
●バンク入力
センサコ ン トローラのバンク切替は必ず本ユニ ッ ト経由で行って く だ さ い。 バンク入力線を使用 し
てバンク切替する と、 本ユニ ッ トで通信エラーが発生 し ます。
ご使用に際してのご承諾事項
①安全を確保する目的で直接的ま たは間接的に人体を検出する用途に、 本製品を使用 し
ないで く だ さ い。 同用途には、 当社センサカ タ ロ グに掲載 している安全センサを ご使用く
だ さ い。
②下記用途に使用さ れる場合、 当社営業担当者ま でご相談の う え仕様書な どによ り ご確
認いただ く と と もに、 定格 ・ 性能に対 し余裕を持った使い方や、 万一故障があ って も危険
を最小にする安全回路な どの安全対策を講じ て く だ さ い。
a)屋外の用途、 潜在的な化学的汚染あるいは電気的妨害を被る用途
ま たはカ タ ロ グ、 取扱説明書等に記載のない条件や環境での使用
b)原子力制御設備、 焼却設備、 鉄道 ・ 航空 ・ 車両設備、 医用機械、 娯楽機械、
安全装置、 および行政機関や個別業界の規制に従う設備
c)人命や財産に危険が及びう る システム ・ 機械 ・ 装置
d)ガス、 水道、 電気の供給システムや24時間連続運転システムな どの
高い信頼性が必要な設備
e)その他、 上記 a) ∼ d) に準ずる、 高度な安全性が必要と さ れる用途
*上記は適合用途の条件の一部です。 当社のベス ト、 総合カ タ ロ グ ・ データ シー ト等最新版
のカ タ ロ グ、 マニュアルに記載の保証 ・ 免責事項の内容を よ く 読んでご使用く だ さ い。
意味
インダス ト リアルオー トメーションビジネスカンパニー
ユニ ッ ト正常動作中
ユニ ッ トハー ド異常
●お問い合わせ先
ウ ォ ッ チ ド ッ グタ イ マタ イ ムアッ プ
0 1 2 0 - 9 1 9 - 0 6 6
カスタマサポー トセンタ
フ リ ーコール
設定ミ ス
携帯電話 ・ PHSな ど ではご利用いただけませんので、 その場合は下記電話番号へおかけ く だ さ い。
電源OFF/リ セ ッ ト中/初期処理中
055-982-5015
電話
通信正常動作中 (加入中)
〔技術のお問い合わせ時間〕
通信正常動作中 (加入準備中)
■営業時間 : 8:00∼21:00
ア ド レス重複設定検知
■営 業 日 : 365日
■上記フ リ −コ−ル以外のセンシ ング機器の技術窓口 :
055-982-5002
電話
電源OFF/リ セ ッ ト中/初期処理中
〔営業のお問い合わせ時間〕
USB通信正常動作中
■営業時間 : 9:00∼12:00/13:00∼17:30 (土 ・ 日 ・ 祝祭日は休業)
(I/O通信実行中)
■営 業 日 : 土 ・ 日 ・ 祝祭日/春期 ・ 夏期 ・ 年末年始休暇を除く
USB通信正常動作中
(メ ッ セー ジ通信実行中)
●FAXによ るお問い合わせは下記を ご利用く だ さ い。
カス タマサポー トセンタ お客様相談室 F A X 055-982-5051
EEPROM設定値異常 USB通信異常
USB通信異常 USBケー ブル未接続
●その他のお問い合わせ先
納期 ・ 価格 ・ 修理 ・ サンプル ・ 仕様書は貴社のお取引先、
電源OFF
ま たは貴社担当オムロ ン営業員にご相談く だ さ い。
q 2 0 0 9 年 1 0月
(通話料がかか り ます)
(通話料がかか り ます)
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