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Yamaha n8 Service Manual page 101

Digital mixing studio
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2-13. フェーダーキャリブレーション
2-13-1. 概要
フェーダー部品の抵抗のバラつきを抑えるために、 フェー
ダーの A/D 値の調整を行い、調整に必要な測定データを
フラッシュ ROM に保存します。
2-13-2. テスト内容
パ ソ コ ン か ら n8 ま た は n12 へ MIDI コ マ ン ド(A0 50
00)を送信することで、フェーダーキャリブレーション
モードに入ることができます。
2-13-2-1. n8 の場合
INPUT METER の一番上の LED が点灯するので、全て
のチャンネルのフェーダーを +6 (dB) の指標に合わせ
ます。指標に合わせたら [
ます。
この際、標準の A/D 値よりも大きく外れた値になって
いるフェーダーがあったら、そのフェーダーに該当す
る [ON] スイッチの LED が点滅します。ひとつでもそ
のようなフェーダーが存在する場合は、次の測定ポイ
ントへ進むことができません。後の測定の際について
も同様です。
次の測定ポイントに進むことができた場合、INPUT
METER の上から 2 番目の LED が点灯します。
全てのチャンネルのフェーダーを -7.5 (dB) に合わせて、
[
] (PLAY) スイッチを押します。
次の測定ポイントに進むことができた場合、INPUT
METER の上から 3 番目の LED が点灯します。
全てのチャンネルのフェーダーを - ∞ (dB) に合わせて、
[
] (PLAY) スイッチを押します。
3 つ全ての測定ポイントで正しくデータを取得できた
場合、取得したデータがフラッシュ ROM に保存され、
フェーダーキャリブレーションが終了となります。
2-13-2-2. n12 の場合
INPUT METER の一番上の LED が点灯するので、全て
のチャンネルのフェーダーを +10 (dB) の指標に合わせ
ます。指標に合わせたら [
ます。
この際、標準の A/D 値よりも大きく外れた値になって
いるフェーダーがあったら、そのフェーダーに該当す
る [ON] スイッチの LED が点滅します。ひとつでもそ
のようなフェーダーが存在する場合は、次の測定ポイ
ントへ進むことができません。後の測定の際について
も同様です。
次の測定ポイントに進むことができた場合、INPUT
METER の上から 2 番目の LED が点灯します。
全てのチャンネルのフェーダーを 0 (dB) に合わせて、
[
] (PLAY) スイッチを押します。
次の測定ポイントに進むことができた場合、INPUT
METER の上から 3 番目の LED が点灯します。
全てのチャンネルのフェーダーを -15 (dB) に合わせて、
[
] (PLAY) スイッチを押します。
次の測定ポイントに進むことが出来た場合、INPUT
METER の一番下の LED が点灯します。
全てのチャンネルのフェーダーを - ∞ (dB) に合わせて、
[
] (PLAY) スイッチを押します。
] (PLAY) スイッチを押し
] (PLAY) スイッチを押し
4 つ全ての測定ポイントで正しくデータを取得できた
場合、取得したデータがフラッシュ ROM に保存され、
フェーダーキャリブレーションが終了となります。
n8 または n12 の電源を再起動することで、ここで測定さ
れたデータによりフェーダーの A/D 値の調整が行われる
ようになります。
途中で測定を中止したい場合は、[
を押すことでフェーダーキャリブレーションモードから
抜けることができます。
2-13-3. パソコンからのテスト実行
(1) MIDI コマンド(A0 50 00)を送信し、テストを実
行します。
(2) テスト結果が OK の場合は、MIDI コマンド(A0 50
02)を受信し、NG の場合は、MIDI コマンド(A0
50 03)を受信します。
• 実行画面例
※詳細は、 「3. 検査項目一覧」を参照してください。
(102 ページ)
n8/n12
] (STOP) スイッチ
101

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