Horiba Scientific 9630-10D Instruction Manual

Horiba Scientific 9630-10D Instruction Manual

Ph electrode

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本書は pH 電極 9630-10D を取り扱う方を対象に書かれてい
ます。ご使用になる前に本書を必ずお読みください。
使用上の注意
 安全のための注意
注 意
薬品注意
電極の内部液は高濃度の塩化カリウム(3.33 mol/L-KCl)を使用
しています。内部液が手や皮膚に付いた場合はただちに水洗いし
てください。万一、目に入った場合はすみやかに大量の流水で
洗った後、医師の処置を受けてください。
切り傷注意
ガラスの破片でけがをします。電極の支持管および先端はガラス
でできています。割らないように注意してください。
 取り扱い上の注意
 電極をものにぶつけたりしないでください。
 電極にひびや割れがあると測定できません。新しい電極
に交換してください。
 電極のコネクタ部に水やサンプルが付いたり、汚れた手
で触れたりしないようにしてください。正確な測定がで
きません。
 比較電極の内部液には必ず 3.33 mol/L-KCl 溶液 (形式 
300)を使用してください。
 電極の pH 応答ガラス膜や液絡部の汚れがひどく、純水
(またはイオン交換水)で洗っても落ちない場合、汚れ
の状況に応じて洗浄を行ってください ( 「電極の保守」 (4
ページ)参照) 。
 0.1 mol/L 以上の濃度の酸やアルカリ下で連続して使用
しないでください。電極性能が損なわれたり、寿命を短
くするおそれがあります。
 フッ酸はガラス電極を侵すため、フッ酸を含んだ溶液の
測定は行わないでください。
 50°C以上の温度差があるサンプルに、 電極を急に浸けな
いでください。ガラスが破損することがあります。
 ガラス応答膜内部に塩化銀が析出することがあります
が、性能上問題はありません。
 電極の使用温度範囲外では使わないでください。電極が
破損するおそれがあります。
 電極の保管後に保護キャップや内部液補充口に白い結
晶が付着していることがありますが、性能上問題はあり
ません。
 電極を廃棄するときは、各地方自治体の指示に従ってく
ださい。
内容物
品名
電極 9630-10D
取扱説明書
〒 601-8306 京都市南区吉祥院宮の西町 31 番地
http://www.horiba-adt.jp
pH 電極
9630-10D 取扱説明書
数量
1 本
1 部
製品に関する技術的なお問い合わせやご相談は、
カスタマーサポートセンターまでお願いいたします。
フリーダイヤル 0120-37-6045  
受付時間 9:00 ~ 12:00、13:00 ~ 17:00(祝祭日を除く月曜日~金曜日)
CODE:GZ0000333505A
© 2017 HORIBA Advanced Techno Co., Ltd.
仕様と各部の名称
 各部の名称
 仕様
9630-10D
製品形式
使用 pH 範囲
pH 0 ~ 14
*1
95% 応答時間
60 秒以内
0 ~ 100°C(没水測定時 0 ~ 50°C)
使用温度範囲
保管温度範囲
0 ~ 50°C
銀 / 塩化銀
内部電極
比較電極内部液
3.33 mol/L-KCl 溶液(形式 300)
液絡部材質
多孔性セラミック
ガラス、シリコンゴム、セラミック、ポリ
接液部材質
サルフォン、ポリオレフィン、ポリアミド
150 mm
電極長さ
16 mm
接液部外径
液絡部高さ
約 15 mm (電極先端からの位置)
1 m
リード長さ
1 m
最大没水深さ
注 記
ボディ材質はプラスチックです。有機溶媒系(アセトン、トルエン
など)のサンプルには使わないでください。
*1: pH 4 の標準液を基準として測定後、サンプルを測定
した 10 分後の値を 100% の応答値としたとき、95%
の応答値に達するまでの時間。
95% 応答時間の測定は以下の条件を満たすこと。
・応答時間確認時に初めて pH 電極を使用すること
・応答時間確認前に電極洗浄液(形式 230)を使
  って pH 電極のコンディショニングをすること
・pH 6.8 ~ 7.6、 電気伝導率 100 ~ 300 μS/cm の範
  囲内の水道水を測定すること
January, 2017

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  • Page 1 CODE:GZ0000333505A January, 2017 © 2017 HORIBA Advanced Techno Co., Ltd. pH 電極 9630-10D 取扱説明書 本書は pH 電極 9630-10D を取り扱う方を対象に書かれてい 仕様と各部の名称  ます。ご使用になる前に本書を必ずお読みください。  各部の名称  使用上の注意  安全のための注意 注 意 薬品注意 電極の内部液は高濃度の塩化カリウム(3.33 mol/L-KCl)を使用 しています。内部液が手や皮膚に付いた場合はただちに水洗いし てください。万一、目に入った場合はすみやかに大量の流水で 洗った後、医師の処置を受けてください。 切り傷注意  仕様 ガラスの破片でけがをします。電極の支持管および先端はガラス 9630-10D でできています。割らないように注意してください。...
  • Page 2  95% 応答時間の確認方法 電極の準備  1. 電極洗浄液 (形式 230) を使用して pH 電極のコンディ 注 記 ショニングをします。 コンディショニングの方法については、電極洗浄液の取 電極の保護キャップや内部液補充口に白い結晶(KCl の結晶)が付 扱説明書を参照してください。 着していることがありますが、性能上問題はありません。 コンディショニングには 12 ~ 24 時間必要です。 純水(またはイオン交換水)で洗い落として使用してください。 2. 計器に pH 電極を接続し、 測定項目を mV に変更します。 3. pH 電極を pH 4 の標準液に浸漬し、3 分後の測定値(以  初めて使用する場合および長期間の保管後 下...
  • Page 3 測定(校正)の手順  没水測定の場合   内部液補充口を閉じたままで測定してください。 1. 内部液補充口を開けます。  内部液をできる限り入れ、内部液補充口を閉めて内部に 気泡が残らないようにしてください。  30 分以上連続して使用しないでください。  センサを振り回したり、ケーブルとの接続部を引っ張っ たりしないでください。また、持ち運びのとき、電極や pH メータ本体をぶら下げて持たないでください。断線 の原因になります。 2. 内部液が補充口部まで満たされていない場合は、内部液 を補充します。 3. 標準液やサンプルに浸ける前に、毎回電極の先端を純水 (またはイオン交換水)でよく洗い、ろ紙またはティッ シュペーパーで拭き取ります。 4. 応答ガラス膜の内部に気泡があるときは、電極を軽く 振って気泡を除去します。 5. サンプルに応答ガラス膜と液絡部を完全に浸けます。 内部液の液面がサンプルの液面より 3 cm 以上高くなる ようにしてください。 6. 電極を軽く振ってサンプルとなじませて、応答ガラス 膜、液絡部表面の気泡を除去します。 気泡が残っていると、正確な測定ができない場合があり...
  • Page 4 電極の保守 電極の保管   1. 電極に付着したサンプルを純水(またはイオン交換水) 注 記 でよく洗い落とし、ろ紙またはティッシュペーパーで拭 き取ります。 アセトン、THF などの有機溶媒を用いて洗浄しないでください。電 極の破損や性能劣化を招きます。  電極の性能維持のため、 1~2ヵ月を目安として比較電極 の内部液を交換してください ( 「電極の準備」 (2 ページ) 参照) 。  応答ガラス膜が汚れていたり、液絡部が被検液によって 汚染されていると、応答速度や感度の低下、測定誤差の 原因になります。汚れがひどく、純水(またはイオン交 換水)で洗っても落ちない場合は、洗浄を行ってくださ 2. 内部液補充口のスライド式蓋を閉めます。 い。  電極の洗浄 1. 内部液補充口を開けます。 2. 応答ガラス膜と液絡部を、汚れに適した洗浄液に、汚れ が取れるまで浸けます。各洗浄液の取扱説明書を参照し てください。 応答ガラス膜は洗浄液を含ませたガーゼなどで拭き取 る方法でも汚れを落とすことができます(形式 230 を...
  • Page 5 January, 2017 © 2017 HORIBA Advanced Techno Co., Ltd. pH Electrode 9630-10D Instruction Manual This manual describes the operation of the pH electrode, 9630-10D. Be sure to read this manual carefully, before using the electrode. Conformable standards Packaged contents ...
  • Page 6 Preparation  ・The pH electrode is conditioned by using the electrode cleaning solution (model 230) before Note response time check. ・Tap water under the following conditions is used. White crystal (KCl) can adhere to the internal solution filler port ・pH: from pH 6.8 to pH 7.6 or protective cap.
  • Page 7 Measurement (calibration)  In submergence measurement   Perform measurement with the internal solution filler 1. Open the internal solution filler port. port closed.  Pour the internal solution as much as possible, and close the internal solution filler port not to leave the bubbles inside the electrode.
  • Page 8 Maintenance Storage   1. Wash the electrode well with pure water (or deionized Note water) to remove sample completely and wipe it with filter paper or tissue paper. organic solvents (such acetone tetrahydrofuran) as cleaning solutions. Using such chemicals may damage the body of the electrode or cause a decline in performance.

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