取扱説明書
ステッピングモーター
OPERATING MANUAL
使用説明書
PK
はじめに
お使いになる前に
■
製品の取り扱いは、 適切な資格を有する人が行なっ て く だ
さい。
お使いになる前に、 「安全上のご注意」 を よ く お読みのう え、
正し くお使いください。
この製品は、 一般的な産業機器の機器組み込み用として
設計されています。 その他の用途には使用しないでくださ
い。 また、 電源には、 一次側と二次側が強化絶縁された直
流電源を使用してください。 この警告を無視した結果生
じた損害の補償については、 当社は一切その責任を負い
ませんので、 あらかじめご了承く ださい。
■
有害物質
(PKシリーズのみ)
RoHS指令(2011/65/EU)の規制値を超える物質は含有し
RoHS (EU 指令 2002/95/EC 27Jan.2003) 適合
ていません。
安全上のご注意
ここに示した注意事項は、 製品を安全に正しくお使いい
ただき、 お客様や他の人々への危害や損傷を未然に防止
するためのものです。 内容をよく理解してから製品をお使
いください。
警 告
この警告事項に反した取り扱いをすると、 死亡または
重傷を負う場合がある内容を示しています。
爆発性雰囲気、 引火性ガスの雰囲気、 腐食性の雰囲
●
気、 水のかかる場所、 可燃物のそばでは使用しない
でください。
火災・けがの原因になります。
●
設置、接続、運転・操作、点検 ・故障診断の作業
は、 適切な資格を有する人が行なって ください。
火災・けがの原因になります。
●
昇降装置に使用するときは、 可動部の位置保持対策
を行なってください。
モーターは電源オフ時に、 保持力がなくなります。 可
動部が落下し て 、 けが ・装置破損の原因になります 。
モーターは筐体内に設置してください。
●
けがの原因になります。
●
電源入力電圧は、 定格範囲を必ず守ってください。
火災の原因になります。
●
接続は接続図にもとづき、 確実に行なって く ださい。
火災の原因になります。
ケーブルを無理に曲げたり、 引っ張ったり、 はさみ込
●
んだりしないでください。
火災の原因になります。
●
電源には、 一次側と二次側が強化絶縁された直流電
源を使用してください。
感電の原因になります。
●
停電したときは、 電源を切ってください。
停電復旧時にモーターが突然起動して、 けが・装置
破損の原因になります。
●
モーターを分解・改造しないでください。
けがの原因になります 。 内部の点検や修理は、 お買い
上げになった支店または営業所に連絡してください。
注 意
この注意事項に反した取り扱いをすると、 傷害を負う
または物的損害が発生する場合がある内容を示してい
ます。
モーターの仕様値を超えて使用しないでください。
●
けが ・装置破損の原因になります。
●
運転中および停止後しばら くの間は、 モーターに触れ
ないでください。
モータ ーの表面が高温のため 、 やけどの原因になり ます 。
●
モーター出力軸、 モーターケーブルを持たないでくだ
さい。
けがの原因になります。
●
装置の故障や動作の異常が発生したときは、 装置全
体が安全な方向へはたらく よう非常停止装置、 また
は非常停止回路を外部に設置してください。
けがの原因になります。
運転中は回転部(出力軸 )に触れないでください。
●
けがの原因になります。
●
異常が発生したときは、 ただちに運転を停止して、 電
源を切ってください。
火災・ けがの原因になります。
絶縁抵抗測定、 絶縁耐圧試験は、 モーターとドライ
●
バそれぞれで行なってください。
製品破損の原因になります。
モーターを廃棄するときは、 できるだけ分解し、 産業
●
廃棄物として処理してください。
PH
PX
シリーズ、
シリーズ、
製品の確認
製品が正しいか、 製品の銘板に記載された品名で確認し
てください。
違っている場合や破損している場合は、 お買い求めの支
店、 営業所までご連絡く ださい。
設 置
設置場所
■
モーターは機器組み込み用に設計、 製造されています。
風通しがよく 、 点検が容易な次のような場所に設置し
て ください。
G
屋内に設置された筐体内 (換気口を設けて ください)
G
使用周囲温度
G
使用周囲湿度 85%以下 (結露しないこと)
G
爆発性雰囲気や有害なガス(硫化ガスなど)および液体
のないところ
G
直射日光が当たらないところ
G
じんあい、 鉄粉などの少ないところ
G
水 (風雨や水滴)、 油 (油滴)その他の液体がかからない
ところ
G
塩分の少ないところ
G
連続的な振動や過度の衝撃が加わらないところ
G
電磁ノ イ ズ(溶接機、 動力機器など)が少ないところ
G
放射性物質、 磁場がなく真空でないところ
■
設置方法
モーターは耐振動性にすぐれ、 熱伝導効果が高い平
滑な金属板に設置してください。 モーターを設置す
るときは、 4か所の取り付け穴 (またはタッ プ穴 )を使
用して、 金属板との間にすき間がないよ うに、 4 本の
ボル ト(付属していません)で固定してください。
貫通穴の場合
●
モータータイプ
PH533
PH544
PK56 □, PH56 □
PK25 □
PK26 □, PH26 □
PH554
PK59 □, PH59 □
PK29 □, PH29 □
□には、 モーターの長さ を表す数字が入ります。
タ ップ穴の場合
●
インロー受け
(座ぐりまたは貫通穴)
モータータイプ
PK54 □
PK24 □
PX53 □
PX24 □
□には、 モーターの長さ を表す数字が入ります。
No.4-40UNC は、 USA 向け製品のサイズです。
HM-601-17
お買い上げいただきありがと う ございます。
この取扱説明書には、 製品の取り扱いかたや安全上の注意事項を示しています。
取扱説明書をよ くお読みになり 、 製品を安全にお使いください。
シリーズ
●
お読みになったあとは、 いつでも見られるところに必ず保管して ください。
●
10 ℃〜
50 ℃ (凍結しないこと)
−
+
インロー受け(座ぐりまたは貫通穴)
金属板
ボル トの呼び
締め付けトルク
M2.5 またはM2.6
0.5N·m
M3(No.4-40UNC)
1.0N·m
M4
2.0N·m
M5
3.0N·m
4-M3P0.5
(4-No.4-40UNC)
金属板
ボル トの呼び
締め付けトルク
M3(No.4-40UNC)
1.0N·m
負荷の取り付け
■
モーターに負荷を取り付けるときは、 モーター出力軸と
負荷の軸中心線を揃えてください。 モーター出力軸にカ
ッ プリングやプーリーを取り付けるときは、 出力軸や軸
受けに損傷を与えないでく ださい。
許容オーバーハング荷重と許容スラス ト荷重
■
モーター出力軸にかかるオーバーハング荷重は、 下表の
許容値を超えないでく ださい。 スラス ト荷重は、 使用する
モーターの質量を超えないでく ださい。
モータ ー出力軸先端からの距離
モータータイプ
0mm
5mm
10mm
PH533
PH544
17
21
27
PX53 □
PX24 □
PK54 □
20
25
34
PK24 □
PK25 □
PK26 □
PH554
54
67
89
PH56 □
PH26 □
PK56 □
63
75
95
PH59 □
96
110
130
PH29 □
PK59 □
260
290
340
PK29 □
□ には、 モーターの長さ を表す数字が入ります。
接続図
5 相
2 相
●
●
緑
青
黒
A相
E相
A相
黄
橙
赤
A相
緑
灰
白
D相
B相
黒
黄
C相
紫
茶
点 検
モーターの運転後は、 定期的に次の項目について点検す
るこ と をおすすめします 。 異常があるときは使用を中止し、
お客様ご相談センターにお問い合わせください。
モーター軸受部(ボールベアリング)などから異常な音
●
が発生していないか。
●
モーターケーブルに傷、 ス トレスや駆動装置との接続
部にゆるみがないか。
●
モーター出力軸と負荷軸に心ズレが出ていないか。
この取扱説明書の一部または全部を無断で転載、 複製す
●
ることは、 禁止されています。
製品の性能、 仕様および外観は改良のため予告な く変更す
●
ることがあり ますのでご了承く ださい。
取扱説明書には正確な情報を記載する よ う努めていますが、
●
万一ご不審な点や誤り、 記載もれなどにお気づきの点があ
りま したら、 最寄りのお客様ご相談センターまでご連絡く
ださい。
は、 オ リエンタルモーター株式会社の商標
●
です 。
© Copyright ORIENTAL MOTOR CO., LTD. 2011
WEBサイ トでもお問い合わせやご注文を受け付けています。
https://www.orientalmotor.co.jp/
(
)
単位:N
15mm
20mm
−
37
−
52
130
−
130
190
160
210
390
480
赤
白 青
B相
B相
2018年4月制作
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