取 扱 説 明 書
ステッピングモーター
PK シリーズ、PX シリーズ
ギヤードタイプ
English version follows Japanese version.
はじめに
お使いになる前に
製品の取り扱いは、適切な資格を有する人が行なって
ください。
お使いになる前に、「安全上のご注意」をよくお読みの
うえ、正しくお使いください。
この製品は、一般的な産業機器の機器組み込み用とし
て設計されています。その他の用途には使用しないで
ください。また、電源には、一次側と二次側が強化絶縁
された直流電源を使用してください。この警告を無視し
た結果生じた損害の補償については、当社は一切その
責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
有害物質(PK シリーズのみ)
RoHS(EU 指令 2002/95/EC 27Jan.2003)適合
安全上のご注意
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくお使いい
ただき、お客様や他の人々への危害や損傷を未然に
防止するためのものです。内容をよく理解してから製品
をお使いください。
この警告事項に反した取り扱いをすると、死亡または
重傷を負う場合がある内容を示しています。
• 爆発性雰囲気、引火性ガスの雰囲気、腐食性の雰
囲気、水のかかる場所、可燃物のそばでは使用しな
いでください。火災・けがの原因になります。
• 設置、接続、運転・操作、点検・故障診断の作業は、
適切な資格を有する人が行なってください。火災・け
がの原因になります。
• 昇降装置に使用するときは、可動部の位置保持対策
を行なってください。モーターは電源オフ時に、保持
力がなくなります。可動部が落下して、けが・装置破
損の原因になります。
• モーターは筐体内に設置してください。けがの原因に
なります。
• 電源入力電圧は、定格範囲を必ず守ってください。火
災の原因になります。
• 接続は接続図にもとづき、確実に行なってください。
火災の原因になります。
• コネクタ部を無理に曲げたり、押したりしないでくださ
い。火災の原因になります。
• ケーブルを無理に曲げたり、引っ張ったり、はさみ込
んだりしないでください。火災の原因になります。
• 電源には、一次側と二次側が強化絶縁された直流電
源を使用してください。感電の原因になります。
• 停電したときは、電源を切ってください。停電復旧時
にモーターが突然起動して、けが・装置破損の原因
になります。
• モーターを分解・改造しないでください。けがの原因
になります。内部の点検や修理は、お買い上げに
なった支店・営業所に連絡してください。
HM-4002-8
お買い上げいただきありがとうございます。
この取扱説明書には、製品の取り扱いかたや安全上の注意事項を示しています。
・取扱説明書をよくお読みになり、製品を安全にお使いください。
・お読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず保管してください。
この注意事項に反した取り扱いをすると、傷害を負うま
たは物的損害が発生する場合がある内容を示していま
す。
• モーターの仕様値を超えて使用しないでください。け
が・装置破損の原因になります。
• 運転中および停止後しばらくの間は、モーターに触れ
ないでください。モーターの表面が高温のため、やけ
どの原因になります。
• モーター出力軸、モーターケーブルを持たないでくだ
さい。けがの原因になります。
• 装置の故障や動作の異常が発生したときは、装置全
体が安全な方向へはたらくよう非常停止装置、また
は非常停止回路を外部に設置してください。けがの
原因になります。
• 運転中は回転部(出力軸)に触れないでください。け
がの原因になります。
• 異常が発生したときは、ただちに運転を停止して、ド
ライバの電源を切ってください。火災・けがの原因に
なります。
• 絶縁抵抗測定、絶縁耐圧試験は、モーターとドライバ
それぞれで行なってください。製品破損の原因になり
ます。
• モーターを廃棄するときは、できるだけ分解し、産業
廃棄物として処理してください。
使用上のお願い
•
グリース漏れについて
ギヤヘッドからまれに少量のグリースがにじみ出ること
があります。グリース漏れによる周囲環境の汚染が問
題となる場合には、定期点検時にグリースのにじみを
チェックしてください。または、油受けなどの損害防止
装置を取り付けてください。油漏れでお客様の装置や
製品などに不具合を発生させる原因になります。
•
許容トルクについて
モーター起動/停止時の加減速トルク、および負荷
(摩擦)トルクの合計値は、許容トルク以下に抑えて運
転してください。許容トルクを超えたトルクで運転すると、
ギヤ部が破損する原因になります。
•
許容速度範囲について
モーターは、許容速度範囲内の速度で運転してくださ
い。許容速度範囲を超えた速度で運転すると、ギヤ部
の寿命が低下する原因になります。
•
バックラッシについて
バックラッシは減速機の入力を固定したときの、出力軸
の自由回転角度(遊び)のことです。両方向から位置決
めを行ない、このバックラッシが問題になるときには、
必ずどちらか一方向から停止させるなどの制御を行な
うようにしてください。
•
ギヤ出力軸の回転方向について
モーター軸の回転方向とギヤ軸の回転方向の関係は、
お使いになる減速比により変わります。
品 名
1:3.6
1:18
~1:10
PX243G01-0
-
逆方向
PK243
-SG
同方向 逆方向 逆方向 同方向
PK264
-SG
同方向 逆方向 逆方向 同方向
PK296
-SG
同方向 同方向 逆方向
製品の確認
パッケージを開封し、次のものがすべて揃っていること
を確認してください。不足している場合や破損している
場合は、お買い求めの支店・営業所までご連絡くださ
い。
• モーター 1 台
• 取付ねじ 4 本
モーターの品名は、銘板に記載された品名で確認して
ください。
設 置
設置場所
モーターは機器組み込み用に設計、製造されています。
風通しがよく、点検が容易な次のような場所に設置して
ください。
• 屋内に設置された筐体内(換気口を設けてください)
• 使用周囲温度 –10~+50 °C(凍結しないこと)
• 使用周囲湿度 85%以下(結露しないこと)
• 爆発性雰囲気、有害なガス(硫化ガスなど)、および
液体のないところ
• 直射日光が当たらないところ
• 塵埃や鉄粉などの少ないところ
• 水(雨や水滴)、油(油滴)、およびその他の液体がか
からないところ
• 塩分の少ないところ
• 連続的な振動や過度の衝撃が加わらないところ
• 電磁ノイズ(溶接機、動力機器など)が少ないところ
• 放射性物質や磁場がなく、真空でないところ
減速比
1:50~
1:36
1:100
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Questions and answers