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Omron E5EC-T Instruction Manual page 2

Digital controller
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形 E5EC-T
デジタル調節計
JPN
取扱説明書
このたびは、オムロン製品をお買い上げいただきまして、まことにあり
がとうございます。この取扱説明書では、この製品を使用する上で、
必要な機能、性能、使用方法などの情報を記載しています。
この製品をご使用に際して下記のことを守ってください。
・この製品は電気の知識を有する専門家が扱ってください。
・この取扱説明書をよくお読みになり、十分にご理解のうえ、正しくご
使用ください。
・この取扱説明書はいつでも参照できるよう大切に保管ください。
©All Rights Reserved
詳細な使用方法は別冊「形E5□C-T ユーザーズマニュアル」
(Man. No.:SGTD-742)を参照してください。
安全上のご注意
●警告表示の意味
正しい取扱いをしなければ、この危険のために、時に軽
傷・中程度の傷害をおったり、あるいは物的損害を受け
注意
る恐れがあります。お使いになる前にこの取扱説明書を
お読みになり、十分にご理解ください。
■配線
●外形寸法図
・外形寸法(単位mm)
(64)
圧着端子サイズ:M3
4
60
48
1
44
・端子台の取り外しは故障や誤動作の原因となりますので行わないでください。
・製品上面部と前面に設定ツールを使用する際、パソコンとデジタル調節計を接続するために使用する設定ツール用ポートを標準
搭載しています。上面ポートの接続には専用のUSB-シリアル変換ケーブル(形E58-CIFQ2)が、前面ポートの接続には専用の
USB-シリアル変換ケーブル(形E58-CIFQ2-E)が必要です。 (常時接続状態での使用はできません。)
詳細な接続方法は、USB-シリアル変換ケーブルに付属の取扱説明書を参照ください。
・前面設定ツール用ポートカバーを紛失、破損した場合は別途ご注文ください。ご使用の環境によっては劣化、収縮または硬化す
るため定期的な交換をおすすめします。
●フロント部の名称
・℃/゜F:温度単位表示
表示値が温度の場合、CまたはFを表示します。
・シフトキー(PFキー)
このキーを押すと高機能設定レベルの「PF設
定」で設定した機能が動作します。工場出荷時
は「桁シフト」設定となっています。
・前面設定ツール用ポート
設定ツールを使用する際、パソコンとデジタル
調節計を接続するためのポートです。
・レベルキー
このキーを押すと、各レベル間を移行します。
■操作メニュー
●入力種別
設定範囲
センサ種類
センサ仕様
設定値
0
-200~850
-300~1500
測温抵抗体
Pt100
1
-199.9~500.0
-199.9~900.0
2
0.0~210.0
0.0~100.0
3
-199.9~500.0
-199.9~900.0
JPt100
4
0.0~100.0
0.0~210.0
K
5
-200~1300
-300~2300
熱電対
6
0.0~900.0
-20.0~500.0
J
7
-100~850
-100~1500
8
-20.0~400.0
0.0~750.0
T
9
-200~400
-300~700
10
-199.9~400.0
-199.9~700.0
11
E
-200~600
ー300~1100
L
12
-100~850
-100~1500
U
13
-200~400
-300~700
14
-199.9~400.0
-199.9~700.0
15
-300~2300
N
-200~1300
R
16
0~1700
0~3000
S
17
0~1700
0~3000
B
18
100~1800
300~3200
19
0~3200
0~2300
PLⅡ
20
0~1300
0~2300
非接触
10~70℃
21
0~90
0~190
60~120℃
22
0~120
0~240
温度センサ
23
0~165
0~320
形ES1B
115~165℃
140~260℃
24
0~260
0~500
4~20mA
25
電流入力
0~20mA
26
スケーリングにより-1999~9999、
1~5V
27
-199.9~999.9、-19.99~99.99、
28
-1.999~9.999の範囲で使用。
電圧入力
0~5V
0~10V
29
・初期値は「5」です。
・測温抵抗体以外の設定値で、誤って測温抵抗体を接続したときはs.errを表示
します。s.errを解除するには配線を見直し、電源を入れ直してください。
●警報種別
警報出力機能
設定値
警報種別
警報値(X)が正
警報値(X)が負
0
警報機能なし
出力OFF
*1
1
上下限
L,Hの値による
X
ON
ON
2
上限
OFF
OFF
SP
X
ON
ON
3
下限
OFF
OFF
SP
L H
ON
上下限範囲
*1
4
L,Hの値による
OFF
SP
L H
ON
*1
5
上下限待機シーケンス付
L,Hの値による
OFF
SP
X
ON
ON
6
上限待機シーケンス付
OFF
OFF
SP
X
ON
ON
7
下限待機シーケンス付
OFF
OFF
SP
X
ON
ON
8
絶対値上限
OFF
OFF
0
X
ON
ON
9
絶対値下限
OFF
OFF
0
X
ON
ON
10
絶対値上限待機シーケンス付
OFF
OFF
0
X
11
絶対値下限待機シーケンス付
ON
ON
OFF
OFF
0
12
LBA(警報1種別のみ)
13
PV変化率警報
X
ON
14
SP絶対値上限
ON
OFF
OFF
0
X
ON
ON
15
SP絶対値下限
OFF
OFF
0
X
ON
ON
16
MV絶対値上限
OFF
OFF
0
X
ON
17
MV絶対値下限
ON
OFF
OFF
0
・ 初期値は「2」です。
*1:設定値1、4、5は警報の上・下限値が個別に設定でき、L,Hで表しています。
*2:入力種別と警報種別の項目は、上の表を参照してください。
*3:「ins」PV入力補正値の設定値分だけ、センサ入力範囲のすべての点にお
いて入力温度を補正します。補正前の現在値が200℃のとき、補正値を
1.2℃とすると補正後は201.2℃、補正値を-1.2℃とすると補正後は198.8℃
として扱います。
*4:初期設定レベルへ移行すると運転が停止します。(制御・警報共に停止)
*5:第2表示には、商品コードの数字部4桁が表示されます。設定変更ができま
せんが、お客様に何か設定していただく必要はございません。
※ グレー表示になっている設定項目は機種や設定内容により表示されない場合
があります。
EN/IEC 規格対応について
この商品は 「class A」 ( 工業環境商品) です。 住宅環境でご利用さ れる と、 電波妨害
の原因となる可能性があ り ます。 その場合には電波妨害に対する適切な対策が必
要と な り ます。
●警告表示
注意
感電により軽度の傷害が稀に起こる恐れがあります。
通電中は端子に触らないでください。
軽度の感電、発火、機器の故障が稀に起こる恐れがあります。製品の内部や設定ツール用ポート内部、設定ツール用
ケーブルのコネクタ部のピン間に金属、導線、取り付け加工中の切粉、または水分などが入らないようにしてください。
また、前面設定ツール用ポートを使用されないときは、上記の異物が入らないようにカバーを確実に閉めてください。
爆発により稀に軽度の傷害の恐れがあります。
引火性、爆発性ガスのある所では使用しないでください。
軽度の感電、発火、機器の故障が稀に起こる恐れがあります。
分解、改造、修理したり、内部に触らないでください。
注意 火災や感電の危険
a) 当機は、オープンタイプのプロセスコントローラとしてUL Listingの認証を受けていますので、必ず外へ火の出ない
構造の盤内でご使用ください。
b) 2つ以上の遮断スイッチをご使用の場合、修理点検前に、全てのスイッチをOFFし製品を無通電状態にしてください。
c) 信号入力はSELV、制限回路です。
d) 注意:火災や感電の危機を低減する為、異なるClass 2回路の出力を内部で接続しないでください。
寿命を超えた状態で使用すると接点溶着や焼損が稀に起こる恐れがあります。
必ず実使用条件を考慮し、定格負荷、電気的寿命回数内でご使用ください。
出力リレーの寿命は、開閉容量、開閉条件により大きく異なります。
ねじがゆるむと発火が稀に起こる恐れがあります。端子ねじは規定トルク0.43-0.58 N・mで締めてください。
設定内容と制御対象の内容が異なる場合には、意図しない動作により稀に、装置の破損や事故の原因となります。
デジタル調節計の各種設定値は、制御対象に合わせて正しく設定してください。
デジタル調節計の故障により制御不能や警報出力が出なくなると本機へ接続されている設備、機器等への物的損害が稀に
起こる恐れがあります。本機の故障時にも安全なように、別系統で監視機器を取り付けるなどの安全対策を行ってください。
ご承諾事項
ご承諾事項
当社商品は、一般工業製品向けの汎用品として設計製造されています。従いまして、次に掲げる用途での使用を意図して
当社商品は、一般工業製品向けの汎用品として設計製造されています。従いまして、次に掲げる用途での使用を意図して
おらず、お客様が当社商品をこれらの用途に使用される際には、当社は当社商品に対して一切保証をいたしませ
おらず、お客様が当社商品をこれらの用途に使用される際には、当社は当社商品に対して一切保証をいたしませ
ん。ただし、次に掲げる用途であっても当社の意図した商品用途の場合や特別の合意がある場合は除きます。
ん。ただし、次に掲げる用途であっても当社の意図した商品用途の場合や特別の合意がある場合は除きます。
a) 高い安全性が必要とされる用途(例:原子力制御設備、燃焼設備、航空・宇宙設備、鉄道設備、昇降設備、娯
a) 高い安全性が必要とされる用途(例:原子力制御設備、燃焼設備、航空・宇宙設備、鉄道設備、昇降設備、娯
楽設備、医用機器、安全装置、その他生命・身体に危険が及びうる用途)
楽設備、医用機器、安全装置、その他生命・身体に危険が及びうる用途)
b) 高い信頼性が必要な用途(例:ガス・水道・電気等の供給システム、24時間連続運転システム、決済システム
b) 高い信頼性が必要な用途(例:ガス・水道・電気等の供給システム、24時間連続運転システム、決済システム
ほか権利・財産を取扱う用途など)
ほか権利・財産を取扱う用途など)
c) 厳しい条件または環境での用途(例:屋外に設置する設備、化学的汚染を被る設備、電磁的妨害を被る設備、
c) 厳しい条件または環境での用途(例:屋外に設置する設備、化学的汚染を被る設備、電磁的妨害を被る設備、
振動・衝撃を受ける設備など)
振動・衝撃を受ける設備など)
d) カタログ等に記載のない条件や環境での用途
d) カタログ等に記載のない条件や環境での用途
* (a)から(d)に記載されている他、本カタログ等記載の商品は自動車(二輪車含む。以下同じ)向けではありません。自動車に搭載する用途
* (a)から(d)に記載されている他、本カタログ等記載の商品は自動車(二輪車含む。以下同じ)向けではありません。自動車に搭載する用途
には利用しないで下さい。自動車搭載用商品については当社営業担当者にご相談ください。
には利用しないで下さい。自動車搭載用商品については当社営業担当者にご相談ください。
* 上記は適合用途の条件の一部です。当社のベスト、総合カタログ、データシート等最新版のカタログ、マニュアルに記載の保証・免責事項の
* 上記は適合用途の条件の一部です。当社のベスト、総合カタログ、データシート等最新版のカタログ、マニュアルに記載の保証・免責事項の
内容をよく読んでご使用ください。
内容をよく読んでご使用ください。
●取り付け
個別取付のとき(単位mm) 密着取付のとき(単位mm)
梱包内容
・本体
・取扱説明書
・防水パッキン(形Y92S-P9):①
・アダプタ(形Y92F-51) ×2:②
・端子カバー(形E5EC-T□□□□5□
タイプにのみ付属) :③
・前面設定ツール用ポートカバー
 (形Y92S-P7):④
 
別売品
・端子カバー(形E53-COV24)
+0.6
45
・USB-シリアル変換ケーブル
 0
(形E58-CIFQ2)
・変換ケーブル(形E58-CIFQ2-E)
動作表示灯
・第1表示
・SUB1~4:補助出力1~4表示
現在値またはモニタ/設定の項目が表示されます。
・OUT1~2:制御出力1~2表示
・第2表示
リニア電流出力の場合は、0%出力
目標値またはモニタ/設定の値が表示されます。
以外で点灯します。
・第3表示
・TUNE:
プログラムNo.、セグメントNo.、セグメント残時間、
AT(オートチューニング)時に点灯します。
操作量(バルブ開度)が表示されます。
・FSP:
・ダウンキー/アップキー
定値SPモードがONの時に点灯します。
U
キーを押すごとに、第2表示の値がアップします。
または設定内容が進みます。
キーを押すごとに、第2表示の値がダウンします。
D
プログラム状態(現在のセグメントの現
または設定内容が戻ります。
在目標値の変化方向)を表示します。
・モードキー
このキーを押すと、表示項目が変更されます。1秒以上押すと、逆方向へ移動します。
O
キーと
M
キーを同時に3秒以上押すと、プロテクトレベルに切り替わります。
キーと
キーを同時に1秒以上押すと、ラン/リセットを切り替えます。
M
D
●初期設定レベル 運転が停止します。 (制御・警報共に停止)
° F
正/逆動作
*2
orev
in-t
入力種別
逆動作(加熱制御)の時
or-r
or-r
5
正動作(冷却制御)の時
M
M
or-d
スケーリング上限値
in-h
(アナログ入力設定時
100
のみ)
alt1
警報1~4種別
M
スケーリング下限値
2
in-l
(アナログ入力設定時
M
0
のみ)
alh1
警報1~4ヒステリシス
M
小数点位置
0.2
dp
(アナログ入力設定時
0
のみ)
M
M
o1st
制御出力1~2信号
c
種別
d-u
温度単位
℃の時
4-20
f
Fの時
c
M
M
trst
伝送出力信号種別
sl-h
目標値リミット上限値
4-20
1300
M
M
tr-t
伝送出力種別
sl-l
目標値リミット下限値
off
-200
M
M
tr-h
伝送出力上限値
t-u
プログラム時間単位
100.0
h-m
M
M
tr-l
伝送出力下限値
t-pr
時間設定/傾き設定
0.0
time
M
M
ev-1
イベント入力1割付
pru
傾き設定時間単位
rr-1
m
M
M
ev-2
イベント入力2割付
rtsm
リセット時動作
adv
stop
M
M
ev-3
イベント入力3~6割付
p-on
電源投入後動作
none
cont
M
M
X
clfl
クローズ/フローティン
eset
運転終了後動作
SP
flot
rst
X
M
M
SP
calb
モータキャリブレー
pvst
PVスタート
ション
off
sp
M
M
mot
トラベルタイム
tspu
全PID組AT上限SP
30
X
0
M
M
SP
vl-c
PID・ON/OFF
バルブ全閉位置
X
cntl
pid
2自由度PID制御の時
0
onof
SP
pid
ON/OFF制御の時
X
M
M
標準/加熱冷却
vl-o
バルブ全開位置
s-hc
0
stnd
標準制御の時
X
h-c
9999
stnd
加熱冷却制御の時
0
M
M
X
制御周期(加熱)
pms
cp
ポテンショメータ
(単位:秒)
仕様設定
0
0
20
※電圧出力(SSR駆動用)は2
X
M
M
0
開平演算有効
制御周期(冷却)
sqr
c-cp
(アナログ入力設定時
(単位:秒)
off
のみ)
20
※電圧出力(SSR駆動用)は2
M
amov
高機能設定レベル
初期設定レベルでは、入力種別、警報
移行
X
0
種別、制御方式などのお客様のご使用
M
0
条件を設定します。
X
Oキー1秒以上
0
25
X
0
Oキー3秒以上 (表示が点滅し制御が停止します。)
0
X
0
安全規格対応について
入力電源-リレー出力-その他の端子相互間は強化絶縁さ
れていることを示します。
主電源上で発生する一時過電圧は以下の値を超えないよ う に して く だ さ い。
ご購入商品への電源電圧で確認をお願い し ます。
短時間過電圧: 1200V+ (電源電圧)
長時間過電圧:  250V+ (電源電圧)
取扱説明書記載の推奨ヒ ューズを必ず外部に取り付けて使用 して く だ さ い。
アナログ入力に関 して
・ 電圧または電流を入力する場合、 入力種別に合わせて入力タ イ プを設定 し
て く だ さ い。
・ 計測カテゴ リ Ⅱ、 Ⅲ、 Ⅳに該当する回路の測定には使用 しないで く だ さ い。
・ 30Vrmsまたは60VDCを超える電圧が印加さ れた対象の測定には使用 し
ないで く だ さ い。
製造者が指定しない方法で機器を使用する と、 機器が備える保護を損な う
場合があ り ます。
製品の動作不良、誤動作または性能・機能への悪影響を防ぐため、以下のことを守ってください。不具合事象が稀に
起こることがあります。仕様外の取扱いはしないでください。
(1)屋内専用機器のため屋内のみで使用してください。ただし、下記の環境では使用、または保管はしないでください。
・加熱機器から輻射熱を直接受けるところ
・直射日光が当たるところ
・氷結、結露の恐れのあるところ
・塵あい、腐食性ガス(とくに硫化ガス、アンモニアガスなど)のあるところ
(2)周囲温度および湿度は仕様範囲内で使用および保管してください。必要により、強制冷却してください。
(3)放熱を妨げないよう、デジタル調節計の周辺をふさがないでください。デジタル調節計本体の通風孔はふさがな
いでください。
(4)端子の極性を確認し、正しく配線してください。
(5)配線用圧着端子は、指定サイズ(M3、幅5.8mm以下)のものをご使用ください。
裸線接続の配線材は、銅製でAWG24(断面積0.205mm
ください。(電線被覆剥きしろ:6~8mm)
1端子への配線は同じサイズ、同じ種類の線で2本まで、圧着端子は2枚までの接続としてください。
(6)使用しない端子には何も接続しないでください。
(7)強い高周波を発生する機器やサージを発生する機器から、できるだけ離して設置してください。配線は、高電圧、
大電流の動力線とは分離して配線してください。また、動力線との平行配線や同一配線を避けてください。
(8)電源電圧および負荷は、仕様、定格の範囲内でご使用ください。
(9)電源電圧は2秒以内に定格電圧に達するようにスイッチ、リレーなどの接点を介して一気に印加してください。徐々
に電圧を印加しますと、電源リセットしなかったり出力の誤動作が発生することがあります。
(10)デジタル調節計に電源を投入してから、正しい温度を表示するまで30分かかります。(実際に制御を始めるこの時
間前に電源を投入してください)
(11)作業者がすぐ電源をOFFできるようスイッチまたはサーキットブレーカを設置し、適切に表示してください。
(12)本製品の汚れはやわらかい布で乾拭きしてください。なお、シンナー、ベンジン、アルコールなどの溶剤を含む薬
品等を使用しないでください。変形、変色の恐れがあります。
(13)電源を投入して、デジタル調節計の出力が確定するまで2秒かかります。この時間を考慮して(制御盤などの)設
計してください。
(14)初期設定レベルへ移行すると出力がOFFになりますので、これを考慮した制御をしてください。
(15)不揮発性メモリには書き込み回数に寿命があります。通信などでデータを頻繁に書き換える場合はRAMモードで
使用してください。
(16)廃棄時に分別するとき、工具を使用してください。
(17)前面設定ツール用ポートと上面設定ツール用ポートの両方に、ケーブルを接続しないでください。故障や誤動作
の原因となります。
(18)通信距離については仕様範囲内で、通信線は指定のケーブルをご使用ください。なお、通信距離仕様、ケーブル
については、「形E5□C-T ユーザーズマニュアル」(Man. No.:SGTD-742)をご参照ください。
(19)USB-シリアル変換ケーブルをデジタル調節計に接続した状態で、デジタル調節計本体の電源を投入または切断
しないでください。デジタル調節計の誤動作の原因となります。
(20)最大端子温度は75℃ですのでご注意ください。
●接続
リレー
1.0
 AC250V 5A
(48×台数–2.5)
  0
(抵抗負荷)
防水になるよう
電圧(SSR駆動用)
に取り付けるに
 DC12V 40mA
 制御出力2がある場合
は 、 本 体 に 防
 21mA
水パッキンを挿
リニア電流
入してください。
 DC0-20mA
 DC4-20mA
密 着 取 付 時 は
 負荷500Ω以下
防 水 が で き ま
制御出力
せん。
リレー1点
・取り付けは、本体をパネル(厚さ1~8mm)角穴へ入れ、付
3
属のアダプタをリアケースの上面および下面の固定溝に
4
はめ込んでください。
5
・上下の取付金具のネジを、交互に少しずつバランスをとり
6
ながら、トルク0.29~0.39N・mで締め付けてください。
・複数個を取り付けて使用される場合、本機の周囲温度が
リニア電流1点
仕様を超えないようにご注意ください。
3
4
5
6
・RST:
リレー2点
プログラムリセット中に点灯します。
・CMW:
3
通信書込が許可(ON)で点灯、禁
4
止(OFF)で消灯します。
5
・   :
6
「設定変更プロテクト」がON(プロ
テクト状態でアップキー、ダウン
キーが無効)のときに点灯します。
・MANU:
マニュアルモード時に点灯します。
・HOLD:
プログラムがホールド中に点灯し
ます。
・WAIT:
プログラムがウエイト中に点灯し
※EMC規格適合上、センサの長さは、30m以内で使用してください。
ます。
30mを超えて使用される場合はEMC規格適合外となりますのでご注意ください。
●プログラム設定レベル
電源投入する前に配線を確認してください。
*4
電 源 投 入
●運転レベル
d.prg
現在値/目標値(1)
*2
25
M
接続したセンサと入力種
0
別が異なる場合、s.err
s-no
M
現在値/目標値(2)
25
接続したセンサと入力種
M
0
別が異なる場合、s.err
M
a-m
オート/マニュアル切替
PID制御のみ
M
d.seg
pgsg
プログラムNo.モニタ/
end
セグメントNo.モニタ
0.00
M
Eendのとき
M
prg
プログラムNo.
0
pid
M
hold
ホールド
M
off
al-1
M
seg
セグメントNo.
M
0
al1h
M
stbm
スタンバイ残時間
M
モニタ
0.00
al1l
M
prgt
プログラム経過時間
モニタ
M
0.00
M
rpt
rptm
プログラムリピート
実行回数モニタ
0
M
M
link
ct1
ヒータ電流値1~2
end
モニタ
0.0
M
(単位:A)
M
lcr1
漏れ電流値1~2
モニタ
0.0
各プログラムの目標値、
(単位:A)
時間などを入力するレベルです。
M
r-r
(プログラムの)
ラン/リセット
rst
Oキー1秒未満
M
(第3表示は省略しています)
o
操作量モニタ
(加熱) 
0.0
M
Oキー1秒未満
c-o
操作量モニタ
(冷却) 
0.0
M
●PID設定レベル
v-m
バルブ開度モニタ
0.0
d.pid
M
1
M
・ ・
運転中は通常、運転レベルでご使用
ください。
詳細は「形E5□C-T ユーザーズマニュアル」
(Man. No.:SGTD-742)を参照してください。
 O+Mキー
1秒以上
 O+Mキー
3秒以上
●プロテクトレベル
プロテクト
pmov
レベル移行
pfpt
PFキー
0
プロテクト
off
M
M
oapt
pmsk
パラメータ
運転/調整
プロテクト
マスク有効
0
on
M
M
icpt
prlp
プロテクトレベル
初期/通信
移行パスワード
プロテクト
0
1
M
M
wtpt
設定変更
プロテクト
off
M
キー操作による設定変更やレベルの移行を制限します。
■その他の機能
「高機能設定レベル」、「モニタ/設定項目レベル」、および「マニュアル制御レベル」やその
他、詳細は「形E5□C-T ユーザーズマニュアル」(Man. No.:SGTD-742)を参照してください。
通信については、「形E5□C-T 通信マニュアル」(Man. No.:SGTD-743)を参照してください。
安全上の要点
・水がかかるところ、被油のあるところ
・温度変化の激しいところ
・振動、衝撃の影響が大きいところ
2
)-AWG18(断面積0.8231mm
2
)のより線か、単線を使用して
(機種によって端子の用途は異なります。) グレー表示の端子へは接続しないでください。
制御出力 1
制御出力 2
補助出力
リレー
リレー
 AC250V 5A
 AC250V 2A
(抵抗負荷)
 (抵抗負荷)
電圧(SSR駆動用)
 DC12V 21mA
リニア電流
 DC0-20mA
 DC4-20mA
負荷500Ω以下
形式 E5EC-T□□□□□M-□□□
制御出力
オプション
RX
QX
電圧(SSR駆動用)1点
入力電源
出力1
3
出力1
+
AC 100~240V
AC/DC 24V
Q
R
-
4
1
1
5
2
2
6
(極性なし)
CX
QQ
QR
電圧(SSR駆動用)2点
電圧(SSR駆動用)/リレー
1
25
出力1
3
+
出力1
+
3
出力1
+
2
26
C
Q
-
-
Q
-
4
4
3
27
5
出力2
出力2
+
5
4
28
Q
R
-
6
5
29
6
6
30
RR/PR
CC
CQ
7
31
リニア電流2点
リニア電流/電圧(SSR駆動用)
8
32
9
33
出力1
3
出力1
3
+
+
出力1
R
C
C
-
-
10
34
4
4
11
35
出力2
5
出力2
5
出力2
+
+
R
C
Q
12
36
-
-
6
6
補助出力
センサ(温度/アナログ)入力
補助出力1、2、3、4
ポテンショメータ
TC
Pt
I
V
7
入力
A
補助出力4
+
22
22
22
22
8
mA
O
補助出力3
-
B
- 23
23
23
23
9
-
W
B
V
24
24
24
24
10
+
+
C
補助出力2
11
補助出力1
12
ご購入時、入力種別は「5」熱電対(K)に設定されています。センサが異なる場合
は、入力異常(s.err)が発生することがあります。入力種別を確認してください。
●調整レベル
l.adj
U
1234
表示プログラム選択
7
M
6
5
4
3
2
1
0
off
D
運転レベルの
25
cmwt
使用セグメント数
現在値/目標値
8
0
off
(1)(2)
表示セグメント選択
U
プログラムSPモード
END、0~使用セグメント数-1
で1秒以上
spmd
psp
U
7
fsp
6
5
U
4
d.seg
3
2
1
D
0
D
ct1
0~7のとき
M
styp
PID組番号
セグメントn形式
hb1
(傾き設定時のみ)
1
ramp
M
警報値1~4
sp
セグメントn目標値
lcr1
0
0
M
警報上限値1~4
pr
セグメントn傾き
hs1
(傾き設定時のみ)
0
0
50.0
M
警報下限値1~4
time
セグメントn時間
0
0.00
ins
M
プログラム
リピート回数
ts1s
inrt
タイムシグナル1~2
0
設定セグメント
0
1.000
プログラム
M
リンク先No.
on1
wt-b
タイムシグナル1~2
ON時間
0.00
off
M
of1
stb
タイムシグナル1~2
OFF時間
0.00
0.00
M
psps
Oキー1秒未満
Oキー1秒未満
233
表示PID選択
調整レベルは、制御を行うための設
定値や補正値を入力するレベルです。
●異常時の表示について(トラブルシューティング)
異常が発生すると、第1表示にエラー内容を表示します。エラー表示によってエラーの内容
を確認し、その内容についての処置をしてください。
第1表示
異常内容
入力種別の設定を確認、あるいは入力の誤配線、測温体の断線・短絡
s.err
(S.Err)
を確認してください。
入力異常を確認後、電源を入れ直してください。
A/Dコンバータ
表示内容が変わらない場合は修理が必要です。
e333
(E333)
異常
正常になった場合はノイズの影響が考えられるので、ノイズが発生してい
ないか確認してください。
電源を入れ直してください。表示内容が変わらない場合は修理が必要です。
e111
(E111)
メモリ異常
正常になった場合はノイズの影響が考えられるので、ノイズが発生してい
ないか確認してください。
入力が制御可能範囲内で表示可能範囲(
9999
より大きい値は ]]]] と表示します。
この表示のときは制御出力および警報出力ともに正常に動作します。
制御可能範囲についての詳細は「形E5□C-T ユーザーズマニュアル」(Man. No.:SGTD-742)を参照してください。
*:表示が「現在値/目標値」のときだけエラー表示します。他の状態ではエラー表示しません。
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー 
●製品に関するお問い合わせ先
お客様相談室
クイック
0120-919-066
携帯電話 ・ PHS ・ IP電話な どではご利用いただけませんので、 下記の電話番号へおかけ く だ さ い。
055-982-5015
電話
(通話料がかかり ます)
●FAXやWebページでもお問い合わせいただけます。
FAX 055-982-5051 / www.fa.omron.co.jp
●その他のお問い合わせ
 納期・価格・サンプル・仕様書は貴社のお取引先、または貴社担当オムロン販売員にご相談ください。
オムロン制御機器販売店やオムロン販売拠点は、Webページでご案内しています。
●仕様
電源電圧
AC100-240V 50/60Hz
またはAC24V 50/60Hz/DC24V
許容電圧変動範囲 定格電圧の85~110%
消費電力
8.7 VA 以下(AC100-240V)
5.5 VA以下(AC24V)/3.2 W以下(DC24V)
指示精度
熱電対:(指示値の±0.3%または±1℃の大きい方)
(周囲温度:23℃)
±1ディジット以下
白金測温抵抗体:(指示値の±0.2%または±0.8℃
の大きい方)±1ディジット以下
アナログ入力±0.2%FS±1ディジット以下
イベント入力
流出電流:約7mA(1接点あたり)
  有接点
ON:1kΩ以下、OFF:100kΩ以上
  無接点
ON:残留電圧1.5V以下、OFF:漏れ電流0.1mA以下
ポテンショメータ入力 最大開度時100Ω~10kΩの範囲内
制御出力1
リレー出力 AC250V 5A (抵抗負荷)
リレーの電気的寿命 10万回
電圧出力(SSR駆動用)DC12V±20%、40mA、
ただし、制御出力2がある場合は21mA
リニア電流出力 DC4-20mA/DC0-20mA、
負荷500Ω以下
制御出力2
リレー出力 AC250V 5A (抵抗負荷)
リレーの電気的寿命 10万回
電圧出力(SSR駆動用)DC12V±20%、21mA
リニア電流出力DC4-20mA/DC0-20mA、
負荷500Ω以下
制御方式
2自由度PIDまたはON/OFF
補助出力
リレー出力AC250V、2A(抵抗負荷)
リレーの電気的寿命 10万回
伝送出力
DC4-20mA 負荷500Ω以下
DC1-5V 負荷1kΩ以上
使用周囲温度
-10~55℃(ただし、氷結、結露しないこと)
使用周囲湿度
25~85%RH
保管温度
-25~65℃(ただし、氷結、結露しないこと)
高度
2,000m以下
推奨ヒューズ
T2A、AC250V タイムラグ低遮断容量
質量
約210g(本体のみ)
保護構造
前面:IP66、リアケ-ス:IP20、端子部:IP00
設置環境
設置カテゴリⅡ、汚染度2(IEC61010-1による)
メモリ保護
不揮発性メモリ(書込み回数:100万回)
一時過電圧
短時間過電圧 1200V+(電源電圧)
長時間過電圧 250V+(電源電圧)
オプション
004
005
008
010
通信/
イベント入力4点
通信/イベント入力2点/
イベント入力4点/
イベント入力2点
CT1点
CT1点
B(+)
-
B(+)
-
13
13
13
13
RS-485
+
RS-485
+
14
14
14
14
A(-)
EV3
+
A(-)
EV3
+
15
15
15
15
-
EV4
-
EV4
-
-
16
16
16
16
+
+
+
+
17
17
17
17
EV1
EV1
+
EV1
EV1
+
+
+
18
18
18
18
EV2
EV2
EV2
EV2
19
19
19
19
CT1
CT1
20
20
20
20
21
21
21
21
019
020
イベント入力6点/CT1点/
通信/イベント入力4点/CT2点/
伝送出力
伝送出力
-
B(+)
13
13
+
RS-485
14
14
EV3
+
A(-)
15
15
-
EV4
-
13
-
-
28
16
28
16
+
+
+
+
14
29
29
17
17
EV5
+
EV5
EV1
+
+
EV1
+
15
30
18
30
18
EV6
EV2
EV6
EV2
16
+
31
19
+
31
19
CT1
伝送
V
+
CT1
伝送
V
+
17
COM
32
20
32
20
出力
I
出力
I
18
CT2
-
33
21
-
33
21
19
20
21
22
021
022
23
イベント入力6点/
通信/イベント入力4点/伝送出力
伝送出力
24
B(+)
-
13
13
+
RS-485
14
14
EV3
A(-)
+
15
15
-
EV4
-
-
-
28
16
16
28
+
+
+
+
29
17
29
17
EV5
+
EV1
EV5
EV1
+
+
+
19
18
30
18
30
EV6
EV2
EV6
EV2
20
+
31
19
+
31
19
+
+
伝送
V
伝送
V
21
20
32
20
32
出力
I
出力
I
-
33
-
33
21
21
調整レベル表示
*5
調整レベル移行時に
c-p
1回のみ表示
比例帯(冷却)
8.0
M
AT実行/中止
at
c-i
積分時間(冷却)
at-2
100%AT実行の時
(単位:秒)
233
at-1
40%AT実行の時
M
M
c-d
微分時間(冷却)
通信書込
(単位:秒)
40
M
M
c-db
デッドバンド
SPモード
0.0
M
M
of-r
マニュアルリセット値
定値SP
P、PD制御時
50.0
オフセットをクリア
0
M
M
hys
調節感度(加熱)
ヒータ電流値1~2モニタ
1.0
(単位:A) 
0.0
M
M
chys
調節感度(冷却)
ヒータ断検出1~2
1.0
(単位:A)
0.0
M
mv-r
リセット時操作量
M
0.0
漏れ電流値1~2モニタ
(単位:A)
M
0.0
mv-e
異常時操作量
M
0.0
SSR故障検出1~2
M
(単位:A)
ol-h
操作量リミット上限値
M
100.0
*3
M
PV入力補正値 
ol-l
操作量リミット下限値
0.0
M
0.0
PV入力傾き補正係数
M
orl
操作量変化率リミット
M
0.0
M
ウエイト幅
db
位置比例デッドバンド
M
2.0
M
スタンバイ時間
oc-h
開閉ヒステリシス
M
0.8
M
プログラムSPシフト値
sqrp
開平演算ローカット点
0
M
0.0
M
p
比例帯
内部補助リレー1~8
8.0
w1on
ONディレー
M
0
i
積分時間
M
(単位:秒)
w1of
内部補助リレー1~8
OFFディレー
M
0
d
微分時間
(単位:秒)
M
40
plcm
通信モニタ
M
1234
M
異常時の出力状態
処置
制御出力 警報出力
異常高温と
OFF
して処理
OFF
OFF
OFF
OFF
–1999~9999
–1999
)を超えた場合、
より小さい値は [[[[、
オムロン
■営業時間:8:00∼21:00
■営業日:365日

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