Korg Kaossilator2 Owner's Manual page 6

Dynamic phrase synthesizer
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このたびは、コルグ・ダイナミック・フレーズ・シンセサイザー kaossilator 2 をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
本製品を末永くご愛用いただくためにも、取扱説明書をよくお読みになって正しい方法でご使用ください。また、取扱説明書は大切に保管して
ください。
1
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6
7
14
1. 内蔵マイク
MIC ON/OFF ボタンを押している間、内蔵マイクからの音声が入
力されます。
内蔵マイクを使用しているときは、内蔵スピーカーから発音
TIP
しません。
2. ディスプレイ
現在選ばれているプログラムなどを表示します。
画面下部が、スライダーのガイドになります。
3. SND(サウンド)ボタン
プログラムを選択する画面に戻ります。
4. ARP(アルペジエーター)ボタン、ランプ
アルペジエーターのオン / オフ、設定を行います。
「アルペジエーターを使う」を 参照してください。
ランプは、アルペジエーターの設定、発音に従って、点灯します。
5. MIC ON/OFF ボタン
MIC ON/OFF ボタンを押している間、内蔵マイクまたは MIC IN
端子に接続したマイクからの音声が入力されます。
6. VALUE スライダー
指でスライドさせたり、タップ(軽く叩く)して、プログラムや値
を変更します。
スライダーをなぞることで、連続的に値が変化します。値を1つず
つ変化したいときは、スライダーの端を押してください。
堅いものやとがったものを使用しないでください。また指先
以外のものや手袋をしたままでは操作できないことがありま
 
す。
演奏する
電源の入れ方、切り方
電源を入れるには、起動画面が表示されるまで電源ボタンを長押し
します。電源を切るには、終了画面が表示されるまで電源ボタンを
長押しします。
電源を入れるときには、ボタンやタッチ・パッドなどには触
れないでください。
オート・パワー・オフ機能
本機にはオート ・パワー・オフ機能がついています。オート ・パワー・
オフ機能は、操作をしない状態が約 4 時間続くと、自動的に電源が
切れる機能です。
入力音がある場合にはオート・パワー・オフ機能は作動しま
TIP
せん。
この機能を無効にするには、ユーティリティー・メニューの
TIP
AUTO POWER OFF を"Disable"に設定します。オート・
パワー・オフ機能を有効にする場合には、 "Enable"に設定
してください。工場出荷時は"Enable"に設定されています。
プログラムを選ぶ
SND(サウンド)ボタンを押して、プログラムを選択する画面を表
示します。
VALUE スライダーを指でスライドさせたり、 タップ(軽く叩く)して、
プログラムを変更します。
SND ボタンを押しながら VALUE スライダーを操作すると、
TIP
カテゴリー単位でプログラムを変更できます。
タッチ・パッドで演奏する
指でこすったり、タップ(軽く叩く)して、演奏します。
堅いものやとがったものを使用しないでください。また指先
以外のものや手袋をしたままでは操作できないことがありま
す。
スケール(音階)を設定する
SCALE:タッチ・パッドに割りあてるスケール(音階)を設定しま
す。ディスプレイには、音名が表示されます。効果の有無はプログ
ラムによります。プログラム・リストを参照してください。
キー(主音)を設定する
KEY:スケールの基準となる音の高さを設定します。効果の有無は
プログラムによります。
設定によっては、発音しなかったり、ノイズが出る場合があ
ります。
ノート・レンジを設定する
NOTE RANGE:タッチ・パッドに割り当てる音程の範囲を設定し
ます。
Program:プログラムごとに設定された最適な音程範囲になり
ます。
1 ~ 4Octave:1 ~ 4 オクターブになります。
Max Range:最大の音程範囲になります。
Max Range の音程範囲はプログラムによって異なります。
TIP
設定によって、発音しない場合やノイズが出る場合がありま
す。
各部の名称
8
9
10
11
12
13
7. タッチ・パッド
「タッチ・パッドで演奏する」を参照してください。
8. FNC(ファンクション)ボタン
各種の設定を行います。FNC ボタンを繰り返し押すことで、設定
したいメニューを選択します。
SND ボタンを押しながら FNC ボタンを押すと、メニューが
TIP
逆順で選べます。
9. BPM(テンポ)ランプ
現在のテンポにあわせて点灯します。
10. 電源ボタン
「電源の入れ方、切り方」を参照してください。
11. DEL(デリート)ボタン
「録音したフレーズを部分的に消去する」 、 「フレーズをすべて消去
する」を参照してください。
12. ボリューム・ボタン
ヘッドホン、内蔵スピーカーの音量を調整します。
MIC ON/OFF ボタンを押しながら操作すると、入力音量の調整が
できます。
13. ループ I / II ボタン
「ループ・レコーディングを行う」を参照してください。
14. 内蔵スピーカー
演奏音が出力されます。
PHONES 端子にヘッドホンを接続すると、内蔵スピーカーの音は
出力しません。
プログラムによっては音量が小さい場合や聞こえにくい場合
TIP
があります。
BPM(テンポ)を設定する
ドラム・パターンなどのプログラムやアルペジエーター、ループ・
レコーディングのテンポを設定します。
BPM:BPM を表示した状態で、VALUE スライダーを、なぞる、
または VALUE スライダーの両端をタップすると、値が変更できま
す。また、VALUE スライダーの中央を数回タップすると、タップ
した間隔で BPM 値が設定されます。
アルペジエーターを使う
本機には、タッチ・パッドを触っただけでリズム感のある演奏が行
えるアルペジエーターを搭載しています。ARP ボタンを押すと、
ARP ランプが点灯します。タッチ・パッドを触ると、現在設定して
いるアルペジエーター・パターンで発音します。
アルペジエーター・パターンを選ぶ
本機には多数のアルペジエーター・パターンを搭載しています。
ARP ボタンを押しながら VALUE スライダーを操作し、Type:01
~ 50 のアルペジエーター・パターンを選択します。
この項目は設定メニュー内でも設定することができます。
TIP
アルペジエーターを設定する
アルペジエーターのパラメーターは、FNC ボタンを押して、設定
したいパラメーターを選び、VALUE スライダーを操作して設定し
ます。
発音の長さを設定する
ARP TIME:発音の長さを設定します。ARP TIME を"100%"に
設定するとレガートのようになります。 "-100%"に設定すると、発
音がとても短くなり、音が途切れたような発音になります。
プログラムによっては設定を短くすると発音しないものもあ
TIP
ります。
発音のタイミングをずらす
ARP SWING:発音をずらすタイミングを設定します。ストレート
な 16 ビートから跳ねたシャッフルのリズムを表現することができ
ます。
ループ・レコーディングを行う
最大 8 ビート分(4/4 拍子、2 小節)の演奏を録音し、録音したフ
レーズをループ再生することができます。そのフレーズに合わせて、
さらに演奏を重ねて録音することもできます。
プログラム音をレコーディングする
本機に搭載されたプログラムの音色を使って、リズムやベースなど
のフレーズを録音します。
1. いずれかのループ (ⅠまたはⅡ) ボタンを押しながらタッチ ・ パッ
ドで演奏します。ループ・ボタンを押している間、タッチ・
パッドの演奏を録音します。
録音中は、 ループ ・ ボタンのランプが赤で点灯します。指定ビー
ト分の録音が終了しても、 ループ録音を続け、 録音済みのフレー
ズに重ねて録音します。
2. ループ・ボタンを離すと、ループ・ボタンのランプが緑点灯に
変わり録音が終了し、そのまま録音したフレーズをループ再生
し続けます。
設定メニュー内容
ページ
項目
内容
P-1/14
BPM
アルペジエーターなどで演奏するテンポを設定します。
P-2/14
KEY
スケールの基準となるキー(音の高さ)を設定します。*1
P-3/14
SCALE
タッチ・パッドに割り当てるスケール(音階)を設定します。
P-4/14
NOTE RANGE
タッチ・パッドで演奏できるオクターブ範囲を設定します。*1
P-5/14
ARP PATTERN
アルペジエーターの演奏パターンを設定します。
P-6/14
ARP TIME
アルペジエーターで発音する長さを設定します。*1
P-7/14
ARP SWING
アルペジエーターで発音するタイミングをずらします。
P-8/14
LOOP I LENGTH
ループ I のフレーズの長さを設定します
P-9/14
LOOP II LENGTH
ループ II のフレーズの長さを設定します
P-10/14 LOOP FADER
ループ I と II の音量設定を、クロスフェーダーのように行うことができます。
P-11/14 LOOP SAVE/LOAD
データの保存や読み込みを行います。
P-12/14 MASTER RECORDER
本機を使った演奏を、メモリー・カードにレコーディングします。
P-13/14 AUDIO PLAYER
メモリー・カードのオーディオ・データを再生します。
P-14/14 UTILITY
VALUE スライダーの中央をタップして、ユーティリティー・メニューの選択に入
ります。
ユーティリティー・メニュー内容
UTILITY が表示されるまで FNC ボタンを何度か押し、VALUE スライダーをタップすると、ユーティリティ・メニューを設定することが
できます。
ページ
項目
内容
U-1/10
DATE
本機の内蔵時計に日付や時刻を設定します。ファイル情報に反映されます。
U-2/10
BATTERY TYPE
使用する電池の種類を設定します。
U-3/10
POWER SAVING
スピーカーの出力を制限するなど消費電力を下げ、電池の消耗を抑える設定を行います。
U-4/10
AUTO POWER OFF
本機の電源を自動的にオフにする(4時間後)かを設定します。*2
U-5/10
DISPLAY BRIGHTNESS 画面の明るさを設定します。*3
U-6/10
EXT.MIC SETTING
接続するマイクの種類を設定します。
U-7/10
CARD TEST
挿入したメモリー・カードが本機で使用できるかテストを行い、確認します。
U-8/10
CARD FORMAT
メモリー・カードの確認、フォーマットを行います。
U-9/10
PAD CALIBRATION
タッチ・パッドと VALUE スライダーの有効範囲を調整します。
U-10/10 SOFTWARE UPDATE
本機のシステムのアップデートを行います。システム・アップデートについては、コルグ・ホーム
ページを参照してください。
*1 効果の有無はプログラムによります。また、設定によっては、発音しなかったり、ノイズが出る場合があります。
*2 Enable 時でも、入力音がある場合、電源は自動的にオフになりません。
*3 大きな値で使用を続けると、ディスプレイの寿命に影響します。
設定後、操作を一定時間行わないとプログラム表示に戻ります。また、SND ボタンを押すと、すぐにプログラム表示に戻ることがで
TIP
きます。
3. 再生中のループ・ボタンを押しながら、タッチ・パッドを操
作すると、現在再生されているフレーズに対して重ねて録音
(オーバーダブ)することができます。
4. ループ再生中のループ ・ ボタンを押すと、再生が停止し、ルー
プ・ボタンのランプが緑で点滅します。
5. 停止中にループ・ボタンを押すと、録音したフレーズのルー
プ再生が開始し、ループ・ボタンのランプが緑で点灯します。
停止中にループ・ボタンを押しながら、タッチ・パッドを操
TIP
作すると、録音済みのフレーズの頭から、重ねて録音(オー
バーダブ)することができます。
入力音をレコーディングする
本機の内蔵マイク、または本機に接続されたマイクの入力音を録
音します。
1. MIC ON/OFF ボタンを押しながらボリューム・ボタンを押し
て、入力音の音量を調整します。
2. MIC ON/OFF ボタンを押したまま、ループ ・ ボタンを押すと、
録音が開始されます。ループ・ ボタンを押している間、フレー
ズが録音されます。
3. 録音を停止したい場合は、ループ・ボタンから指を離します。
2 つのループの音量バランスを調整する
1. FNC ボタンを押して、LOOP FADER ページを表示します。
2. VALUE スライダーでバランスを調整します。
VALUE スライダーをクロスフェーダーのように使用するこ
TIP
とができます。
フレーズの長さを設定する
フレーズの長さを変更したい方のループ・ボタンを押しながら、
VALUE スライダーを操作します。現在設定しているフレーズの
録音、再生の長さがディスプレイに表示されます。
TIP 録音できるフレーズの長さは、BPM 値が 37.5 ~ 74.9 のと
きは、4 ビート分、20.0 ~ 37.4 のときは、2 ビート分に制
限されます。
この項目は設定メニュー内でも設定することができます。
TIP
録音したフレーズを部分的に消去する
フレーズを再生中に、ループ・ボタンを押しながら DEL ボタンを
押すと、DEL ボタンを押している間のフレーズが消去されます。
演奏中にループ・ボタンを押しながらの DEL ボタンを押す
TIP
と、DEL ボタンを押している間の録音済みのフレーズが消
去され、新たに演奏しているフレーズが差し替えられて録音
することができます。
フレーズをすべて消去する
1. DEL ボタンを押します。DELETE LOOP ページが表示され
ます。
2. 消したいループ・ボタンを押します。2つとも消去したい場
合には両方のループ・ボタンを押すと、フレーズが消去され
ます。
データをセーブする、ロードする
メモリー・カードに、各設定の状態とループ・レコーダー・データ
を保存することができます。それをロードすることによって保存
した状態を再現することができます。
初期値
120.0
C
Ionian
Program
Type:00
0%
OFF
4Beat
4Beat
CENTER
--
--
--
--
メモリー・カードにセーブする
1. FNC ボタンを押して、LOOP LOAD/SAVE を表示し
ます。
FNC ボタンを押しながら、ループ(I または II)ボタ
TIP
ンを押すことでも、LOOP LOAD/SAVE を表示する
ことができます。
2. VALUE スライダーで"SAVE"を選択します。
3. "Finished"と表示され、保存したデータ名が表示され
ます。
メモリー・カードからロードする
1. VALUE スライダーで"LOAD"を選択します。
2. VALUE スライダーでロードするデータを選び、ロード
を実行します。
セーブ・データはメモリー・カードの KO2 フォルダ
TIP
の DATA フォルダの DATA?? フォルダに 2 つのファ
イルが、KO2D??_1.WAV と KO2D??_2.WAV(??
は 00 ~ 99)というファイル名で作成されます。
DATA フォルダ内のファイルはコンピューター等で編
集しないでください。
マスター・レコーダー
タッチ・パッドを使った演奏や、ループ・レコーディングの
フレーズの抜き差しなど、本機を使った演奏を、メモリー・
カードにレコーディングすることができます。
1. FNC ボタンを押して、MASTER RECORDER を表示
します。
2. VALUE スライダーをタップすると、 録音が開始します。
カウンターが動き出します。
3. SND ボタンを押して、プログラム表示に戻り、演奏し
ます。
4. FNC ボタンを押して、MASTER RECORDER を表示
し VALUE スライダーをタップすると、録音が停止し
ます。
メモリー・カードの容量がなくなるか、録音時間が約
TIP
2 時間になると、録音は自動的に終了します。
オーディオ・データはメモリー・カードの KO2 フォ
TIP
ルダの RECORD フォルダの RECORD ??フォルダ
に KO2REC??.WAV(?? は 00 ~ 99)というファイ
ル名で保存されます。
RECORD フォルダ内のファイルはコンピューター等
で編集しないでください。
AUDIO PLAYER(オーディオ・プレーヤー)
マスター・レコーダーで録音したオーディオ・データの再生を
します。メモリー・カードに入れたオーディオ・データを再生す
ることもできます。
1. FNC ボ タン を 押し て AUDIO PLAYER を 表 示し
VALUE スライダーをタップします。
2. VALUE スライダーを使って、再生するファイルを選び
ます。
3. 再生中に SND ボタンを押すと、演奏が止まり、プログ
ラム表示画面に戻ります。
対応するファイル形式
16bit、44.1kHz/48kHz のステレオ WAV ファイル

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