1-1. SY-1036基板交換時の注意
仕向けデータ
補修用基板と交換する時,補修用基板に書かれている仕向けデータは元の設定と違っている場合があります。
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて 「DESTINATION DATA WRITE」 を実行させてください。
リストアデータ
補修用基板と交換する時,交換前の基板よりデータを取得してください。
データの取得はAdjust StationからAdjust Manualを起動させて 「RESTORE DATA」 を実行させてください。
本機で取得されるデータは下記になります。
・ PRODUCT ID & USB SERIAL No. INPUT
・ Lens data carry
・ AWB adj
・ Light sensor adj
・ Eye sensor adj
・ EVF Data Input
USBシリアルNo.およびプロダクトIDについて
本機はセット固有のID (USBシリアルNo.) と機種固有のID (プロダクトID) を書き込んだ後に出荷されています。
新品の補修用基板にはこれらのIDが書き込まれていないため,基板交換後にIDを入力する必要があります。
補修用基板に交換した後はAdjust StationからAdjust Manualを起動し, 「PRODUCT ID & USB SERIAL No. INPUT」 を実行させてIDを入
力してください。
Note: 新しく プロダク トIDを入力すると, 必ずしも基板交換前のIDと同じIDになるとは限りません。 新しいIDと元のIDが違う場合にはお客様がユーザー登録さ
れているIDと相違が出てしまう可能性があります。
MAC アドレスの更新
Wi-Fi 搭載基板を交換した時,またはメイン IC (CPU) が搭載されている基板を交換した場合,IC の固有番号 (MAC アドレス) を取り
込み直す必要があります。
下記の作業を実施して,IC の固有番号 (MAC アドレス) を取り込み直してください。
1. 最新版のAdjust Manualをダウンロードする。
2. ダウンロードしたAdjust Manualをインストールする。
3. Adjust Manualを起動し,ADJUSTタブにある 「Wireless LAN check」 を実施する。
4. セット本体を下記のように操作し,設定リセットを行う。
MENU → → [ネットワーク設定リセット] → [確認] → 中央の●で決定
5. セット本体を下記のように操作し,MACアドレスを表示する。
MENU → → [MACアドレス表示] → 中央の●で決定
6. MACアドレスの表示が更新されていることを確認する。
対象となる部品
・ SY-1036 BOARD, COMPLETE (SERVICE)
Note: Adjust manual 内の DATA タブにある, ADJUSTMENT DATA BACKUP にある機能, LOAD AND WRITE は, セッ トの全てのデータを上書きします。
そのため, 上記の操作で更新した MAC アドレス も上書きされてしまいます。
上記の操作は全ての作業を実施した後に行ってください。
交換修理後はMACアドレスが変更されていますので,お客様に接続機器の再設定をしていただく必要があります。
そのためFlyer of WLAN Reset (Flyer of WLAN Reset̲9834752[][].pdf) をダウンロードしてプリント出力し,セットに添付して返却し
てください。
DSC-RX100M3/RX100M3G_L2
角速度センサ
補修用基板と交換する時,角速度センサ (SE7701) の感度表示を書き留めてください。
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて 「Angular velocity sensor sensitivity ADJ」 を実行させてください。
SY-1036 BOARD (SIDE A)
Type A:
SE7701
P Y
Type B:
Note:SY-1036基板のSE7701感度表示は補修用基板にしか記載されておりません。
1-2. レンズ交換時の注意
レンズを交換する際は補修用レンズのQRコードを読み取ってください。
QRコードの読み取りは,Adjust manualを起動してQRコードリーダーボタンより実行
してください。
読み取ったデータは以下の工程において使用します。
・イメージャ基板取り付け時のあおり板の選択
・交換終了後の調整時
1-2-1. イメージャ基板取り付け時のあおり板の選択
1. QRコードリーダー画面にて読み込みを実行する。
2. 組み込むあおり板の厚みが表示される。
3. 画面の指示に合わせてあおり板を選択し,イメージャ基板を取り付ける。
1-2-2. 交換終了後の調整時
Adjust manualのADJUSTタブにある, 「 Lens data carry」 よりLOADを実施してください。
1-5
– JAPANESE –
QRコード
SYS SET