Download Print this page

Yamaha EMX5016CF Service Manual page 14

Hide thumbs Also See for EMX5016CF:

Advertisement

3.
故障箇所の修理具体例
2次側出力電圧が、すべて出力されない。
3-1
確認・修理手順
下記手順に従ってください。 (3-2項および130ページの回路図3-3を参照してください。)
1 R418およびR424 ( 6.8 Ω、5 W) の抵抗値を確認します。
オープンしている場合は、交換してください。
2 Q406およびQ407のC-E間の抵抗値を確認します。
ショートまたは抵抗値が低下 (数 Ω程度) している場合は、Q406およびQ407を交換してください。この場合、IC402が破
損していますので交換してください。
3 R419およびR421の抵抗値が33 Ωであることを確認します。
オープンまたは抵抗値が増大している場合は、交換してください。
ショートまたは抵抗値が極端に小さい場合は、D404およびD405を交換してください。D404、D405交換後、抵抗値を再確
認してください。
4 R429、R430、R453およびR454の抵抗値を確認します。
オープンまたは抵抗値が増大している場合は、その部品を交換してください。
5 F401の抵抗値を確認します。
オープンしている場合は、交換してください。
6 IC402の下記ピン間の抵抗値をテスターで確認します。テスターの−側を4ピンにあててください。
ピン
1
Pin 4-5  (GND-LVG)
2
Pin 4-3  (GND-Vcc)
3
Pin 4-2  (GND-HIN)
4
Pin 4-1  (GND-LIN)
* 抵抗値は目安です。極端に目安から外れる場合はIC402を交換してください。
抵抗値が外れていた場合は、上記対処をしたあと、抵抗値を再確認してください。
7 入力AC電源が100 Vであることを確認します。
8 1 から 7 終了後、AC電源を入れ、IC402の4番ピン (GND) と5番ピン (LVG) 間の波形をオシロスコープで測定します。約70
kHz の矩形波 (0-15 V) であれば正常です。
波形が異常な場合は、IC403 ( 3端子レギュレータ) の出力が+15 Vであることを確認します。
出力が+15 V以下の場合は、IC402を交換して波形を再測定します。IC402をすでに交換している場合は、IC401を交換して
ください。
正常な波形については、126ページを参照してください。
9 「2. 正常動作時電気的性能」 を確認し、問題なければ修理完了です。
*抵抗値
抵抗値が外れていた場合の対処法
約 10 kΩ
IC402を交換します。
約 6.0 kΩ
IC403を交換します。IC403を交換しても外れる場合は、IC401を交換します。
約 500 MΩ
IC402を交換します。IC402を交換しても外れる場合は、IC401を交換します。
約 500 MΩ
IC402を交換します。IC402を交換しても外れる場合は、IC401を交換します。
EMX5016CF
121

Advertisement

loading