デジタルハイトゲージ
この度はデジタルハイトゲージをお買上げ頂きありがとうございます。
ご使用前に、本書をよくお読み頂き正しくお使いくださいますようお願い申し上げます。
各部の名称
【付属品】
柱
ホルダアーム
ホルダ止めねじ
VH-30D用
φ 8 用取付穴
(φ 6 コレット付)
VH-60D用
微動止めねじ
O N/O F F /Z E R O
微動送り車
スイッチ
微動送りねじ
操作パネル止めねじ
L C D表示部
H O L Dボタン
T O Lボタン
スクライバ止めねじ
S E Tボタン
ジョウ
電池蓋
スクライバ
測定面
(超硬チップ付)
スクライバクランプ
ベース基準面
使用前の準備
1
電池の入れ方
1. 電池蓋を の向きにスライドして開けます。
2. 電池は必ず (+) 側を表にしてセットしてください。
3. 電池蓋をもとの位置に戻してください。
ご注意
電池は必ず酸化銀電池S R 4 4をお使いください。
※長期間使用しない場合は電池を製品から取り外
した状態で保管してください。 長期間使用しない
で放置すると、 電池の液漏れの原因となります。
2
スクライバの取り付け
1. スクライバクランプのスクライバ止めねじをゆるめ、
ジョウに通します。 ( ①)
2. スクライバをスクライバクランプに入れ、突き出し調
節を行った後、スクライバ止めねじを締めて固定して
ください。 ( ②)
①
スクライバ止めねじ
スクライバクランプ
ジョウ
スクライバ
②
スクライバ止めねじ
スクライバ
突き出し調節
品番: V H - 3 0 D /V H - 6 0 D <兼用>
用途・特長
●金型・治工具の測定やケガキ作業に最適
●付属品のホルダアーム使用でφ6 ・ 8mm 軸のダイヤルインジケー
タを取り付けることができます。
●読み取りやすいデジタル表示。
●任意の位置で0設定ができます。 ●検査に便利なTOL機能付。
●数値のプリセット機能付。 ●ホールド機能付。
仕 様
VH-3 0 D
測 定 範 囲
0 - 3 0 0mm
最 小 読 取 値
0 . 0 1mm
最 大 許 容 誤 差
± 0 . 0 4mm
※
スライダ微動送り上下量
表 示
L C D 5桁表示
質 量
約2.6kg
使 用 温 度 範 囲
0〜4 0℃
・ダイヤルインジケータ取付用ホルダアーム
付 属 品
・スクライバ ・スクライバクランプ
・φ6コレット ・酸化銀電池S R 4 4 (テスト用)
※量子化誤差 (±1カウント) 含まず
ご使用にあたって
・はじめてのご使用前には、柔らかい布などで防錆油を拭き取っ
ベース
てください。
・本品は精密測定機器です。落下等の強いショックを加えないで
ください。
・電気ペンなどでの番号の書き込みはさけてください。また、柱
にキズをつけないでください。
・直射日光下での使用や極限温度下での保管はさけてください。
・ダイヤルインジケータを使用して測定する際には、スクライバ
よりも測定点が前に出るため、記載されている最大許容誤差に
満たない場合があります。
3
ホルダアームについて
スクライバの替わりに付属のホルダアームを使用して、別売のダイヤル
インジケータを取り付けることができます。
1. ホルダアームのホルダ止めねじをゆるめ、取付穴にダイヤルインジ
ケータの軸を差し込んで、 止めねじを締めて固定してください。
※ダイヤルインジケータの取付軸がφ6mmの場合は、 φ6コレットを
使用して取り付けてください。
2. スクライバクランプのスクライバ止めねじをゆるめ、ジョウに通し
ます。
3. ホルダアームをスクライバクランプに入れ、突き出し調節を行った
後、 スクライバ止めねじを締めて固定してください。
VH-30D
スクライバ
止めねじ
ダイヤルインジケータ
(別売品)
ホルダ止めねじ
ホルダアーム
スクライバクランプ
VH-60D
スクライバ
スクライバ
ダイヤル
止めねじ
クランプ
インジケータ
(別売品)
ホルダアーム
取扱説明書
測定方法
1
絶対測定
1. ON/OFF/ZEROスイッチを押して、電源を入れます。
2. スクライバの測定面を定盤(ベースの基準面)に密着させます。
(図1)
3. ON/OFF/ZEROスイッチを押して、 LCD表示部の数値を
「0.00mm」にしてください。
4. 被測定物にスクライバを当てて測定してください。
2
比較測定
1. ON/OFF/ZEROスイッチを押して、電源を入れます。
2. 基準となる被測定物を測定し、 ON/OFF/ZEROスイッチ
を押して、 LCD表示部の数値を 「0 .00mm」 にしてください。
3. 比較する被測定物を測定してください。基準となる被測定物
VH-6 0 D
との差が表示されます。
0 - 6 0 0mm
3
微動送り機能
± 0 . 0 6mm
1. 微動止めねじを締め、 操作パネル止めねじをゆるめます。 ( 図2)
約8mm
2. 微動送り車を回し、 数値合わせを行ってください。
約5.0kg
各ボタンの使用方法
1
O N/O F F/Z E R Oスイッチ
● 電源OF Fの状態で1回押す ... 電源ON
● 電源ONの状態で1回押す ...... 表示数値のリセット
● 電源ONの状態で長押し ......... 電源OF F
2
H O L Dボタン(数値の固定)
HOLDボタンを押すと、LCD表示部に「H」が表示され、数値
が固定されます。
3
SE Tボタンの使用で、任意の数値のプリセットができます。
1. SETボタンを押すと、 LCD表示部の「SET」が点滅します。
2. SETボタンを長押しすると点滅位置が変わります。
点滅している場所で一度SETボタンを放し、 再度押すと+−、
または数字が切り替わります。
これを繰り返し、任意の数値に設定したら点滅を「SET」
に戻し、 SETボタンを押してください。
これで数値がプリセットされました。
※この状態で測定中にON/OFF/ZEROスイッチを押すと、
LCD表示はプリセットした数値にリセットされます。
リセットした数値を「0.00mm」に戻したい場合は、一度
電池を抜くか、上記の手順でプリセット数値を「0.00mm」
に合わせてください。
トラブルと対応
Q. 画面に何も表示されなかったり、数字が点滅している。
A. 電池の残量が少なくなっていませんか?
Q. 電源ONの状態でスライドさせてもLCD表示の数字が変わらない。
A. 一度電池を取り外し、30秒後に電池をセットし直してください。
ジョウ
Q. スイッチを押しても何も反応しない。
A. 電池が正しくセットされていますか?
修理の際は
●正常に作動しない場合や、不明な点がございましたらお買い上げの
販売店または、発売元までご連絡ください。
●お問い合わせや、ご連絡が無いまま直接発売元に修理品などを送付
ジョウ
されても処理、対応ができない場合がありますのでご了承ください。
O N/O F F /Z E R O
スイッチ
L C D表示部
スクライバ
定 盤
測定面
基準面
(図1)
微動止めねじ
締める
1
微動送り車
操作パネル止めねじ
2
ゆるめる
(図2)
4
T O Lボタン(公差の設定)
TOLボタンの使用で、測定値が指定した公差の範囲に入ってい
るかを簡単に確認することができます。
1.TOLボタンを押すと、LCD表示部の「SET」が点滅し、
「 」が表示されます。
この状態で公差の最大値を設定します。
2.TOLボタンを長押しすると点滅位置が変わります。
点滅している場所で一度TOLボタンを放し、再度押すと+
−、または数字が切り替わります。
これを繰り返し、任意の数値に設定したら点滅を「SET」
に戻し、TOLボタンを押してください。
3.「 」が表示されますので、 公差の最小値を2. と同様の手順
で、設定してください。
4.点滅を「SET」に戻し、TOLボタンを押してください。
これで公差の範囲が設定されました。
5.測定を行います。
● 測定値が公差の範囲に収まっている場合、LCD表示部に
「OK」が表示されます。
● 測定値が公差の範囲を上回っている場合、LCD表示部に
「 」が表示されます。
● 測定値が公差の範囲を下回っている場合、LCD表示部に
「 」が表示されます。
※TOL設定状態では、ON/OFF/ZEROスイッチは機能し
ません。ON/OFF/ZEROスイッチを使用する場合は、
再度TOLボタンを押し、TOL設定を解除してください。
【LC D表示部】
発売元
新潟県三条市塚野目5丁目3番14号
〒955-0055
(0256)33-5502
FAX(0256)33-5528
(代)
http://www.niigataseiki.co.jp
URL
2207
ベース
E1161-Q