ZFX-SC50□
形
スマー トセンサ
形 ZFX-C□□用
センサヘッ ド
取扱説明書
このたびは、本製品をお買い上げいただきま して、まこ とにありがと う
ございます。ご使用に際しては、次の内容をお守り く ださい。
・電気の知識を有する専門家が扱ってく ださい。
・この取扱説明書をよく お読みになり、十分にご理解のう え、正し く
ご使用く ださい。
・この取扱説明書はいつでも参照でき るよ う に大切に保管く ださい。
* 1 8 3 5 9 9 3 - 0 I *
2007-2009
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安全上のご注意
●警告表示の意味
正しい取扱いをしなければ、 この危険のために、 軽傷 ・ 中程度の
警告
傷害を負ったり、 万一の場合には重傷や死亡に至る恐れがあり
ます。 また、 同様に重大な物的損害を受ける恐れがあります。
警告
形ZFX-SC50□は可視光を放射しており、 まれに目に
悪影響を及ぼす恐れがあり ます。 センサヘッ ドの照射
光を直視しないでく ださい。 被写体が鏡面反射体の場
合は、 反射光が目に入ら ないよ う にしてく ださい。
以下に示すよ う な項目は安全を確保する上で必要な こ とですので必ず守って く だ さ い。
1. 設置環境について
・引火性、 爆発性ガスの環境では使用 しないで く だ さ い。
・操作や保守の安全を確保するため、高電圧機器や動力機器から離して設置して く だ さ
い。
・取付けにおいて、 ね じの締め付けは確実に行って く だ さ い。
2. 電源および配線について
・高圧線、動力線と当製品の配線は別配線と して く だ さ い。 同一配線あるいは同一ダク ト に
する と誘導を受け、 誤動作あ るいは破損の原因になる こ とがあ り ます。
3. その他
・本製品を分解した り、 修理、 改造した り しないで く だ さ い。
・廃棄する と きは、 産業廃棄物と して処理して く だ さ い。
・異臭がする、 本体が非常に熱く なる、 煙が出るなどの異常が起こ った場合、 すぐに使用を
中止し、 電源を切った状態で当社支店・営業所までご相談く だ さ い。
使用上の注意
製品が動作不能、 誤動作、 ま たは性能 ・ 機器への悪影響を防ぐため、
以下のこ と を守って く だ さ い。
1.設置場所について
次のよ う な場所には設置しないで く だ さ い。
・周囲温度が定格の範囲を越え る場所
・温度変化が急激な場所 (結露する場所)
・相対湿度が 35 ∼ 85%RH の範囲を超え る場所
・腐食性ガス、 可燃性ガスがあ る場所
・塵埃、 塩分、 鉄粉があ る場所
・振動や衝撃が直接加わる場所
・強い外乱光 (レ ーザ光、 アー ク溶接光、 紫外光など) があたる場所
・直射日光があたる場所や暖房器具のそば
・水・油・化学薬品の飛沫があ る場所
・強磁界、 強電界があ る場所
2.電源および接続、 配線について
・セ ンサヘ ッ ドの着脱は、必ず電源を切った状態で行って く だ さ い。 電源 ON のま ま行う
と故障の原因にな り ます。
・セ ンサヘ ッ ド と ア ンプユニ ッ ト は、 取扱説明書で指定した組合せで使用して く だ さ い。
3.光軸、 検出範囲について
光軸中心はセ ンサヘ ッ ド ごとにばらつく こ とがあ り ますので、 取付ける と きは必ずア ンプ
ユニ ッ ト の液晶モニタで画像の中心と検出範囲を確認して く だ さ い。
4.通気膜について
・通気膜をはが した り、 先の尖った ものでつついた り しないで く だ さ い。
保護構造を満足で き な く なるおそれがあ り ます。
・通気膜はふさ がないで く だ さ い。 セ ンサヘ ッ ド前面のパネルが曇るおそれがあ り ます。
ピ ン ト 調整ボ リ ュ ームは 5N・m 以下で回して く だ さ い。
破損する恐れがあ り ます。
オプシ ョ ン照明を接続しない場合は、 コ ネ ク タ キ ャ ッ プを必ず装着して く だ さ い。
保護構造を満足する こ とがで き ません。
7.保守点検について
・セ ンサヘ ッ ドやア ンプユニ ッ ト の清掃には、 シ ンナー、 アルコール、 ベン ジ ン、 アセ ト ン、 灯油
類は使用しないで く だ さ い。
・セ ンサヘ ッ ド前面のパネルに、 大き なゴ ミ やホコ リ が付いた場合は、 ブロアブラ シ ( カ メ ラ レ
ンズ用 ) で吹き飛ば して く だ さ い。 呼気で吹き飛ばすこ とは避けて く だ さ い。
・小さ なゴ ミ やホコ リ は、 柔らかい布で丁寧にふき と って く だ さ い。 強く ふく こ とは避けて く だ
さ い。 キズがつく と、 誤検出の原因にな り ます。
8.設置に関するご注意
取付けねじは、 規定の ト ルクで締め付けで く だ さ い。
推奨締付け ト ルク M4:1.2N・m, 1/4" -20UNC:2.6N・m
■LEDの安全について
本製品は IEC62471 によ り、 リ ス ク グループ 1 に分類されます。
Risk Group 1
IEC 62471
■各部の名称と機能
(1)照明部
(5)ピン ト調整
(3)コネ クタ
ボ リ ューム
(2)受光部
(4)センサヘッ ド
固定用治具
(6)通気膜
(4) セ ンサヘ ッ ド固定用治具
(1) 照明部
セ ンサヘ ッ ド を取付けるための治具です。
LED照明部です。
4方向のどの側面にで も取付ける こ とがで き ます。
(2) 受光部
(5) ピ ン ト 調整ボ リ ュ ーム
画像を取込みます。
画像のピ ン ト を調整をする と き に使用し ます。
(3) コ ネ ク タ
(6) 通気膜
ア ンプユニ ッ ト に接続し ます。
前面パネルの曇り を防止し ます。
(7) オプシ ョ ン照明用コ ネ ク タ
オプシ ョ ン照明を接続する際に使用し ます。
■フ ェライ ト コアの装着
セ ンサヘ ッ ドの本体側およびコ ネ ク タ側にフ ェ ラ イ ト コア (付属品) を装着して く だ さ い。
フ ェ ライ ト コア
■固定用治具の取付
セ ンサヘ ッ ドの側面に、固定用治具 ( 付属品 )
を装着して く だ さ い。
固定用治具は 4 方向どの側面に も取付ける こ
とがで き ます。
固定用治具
・ZFX-SC50/SC50W
ツ メ
(1) 固定用治具の片側のツ メ2 つをヘ ッ ド本体
の 2 つの溝に合わせます。
(2) も う1 方のツ メ を押し込みます。
"カチ ッ" と音がする まで押し込んで く だ さ い。
(3) 固定用治具がセ ンサヘ ッ ド に固定されている
こ と を確認し ます。
・ZFX-SC50R
(1) 固定用治具のベー ス (黒色) の突起部を本体
の溝に合わせて本体に取り付けます。
(2) 固定用治具のブラ ケ ッ ト (銀色) をベー スに合わ
せて本体に取り付けます。
(3) 付属のネ ジ (M3× 6) でベー ス と ブラ ケ ッ ト を締め
つけます。
推奨 ト ルク値 : 0.54 N・m
■固定用治具の取外し
固定用治具と本体ケー スの隙間 (2 カ所のど ち
らか) に、 マイ ナス ド ラ イ バー を差し込んで外して く
だ さ い。
■設置距離
次のグラ フは検出範囲と設置距離の関係を表した ものです。 セ ンサヘッ ドの形式ごとに値
は異な り ますので、 形式を十分ご確認の上、 グラ フ を ご覧く だ さ い。
300
100
30
10
検出範囲H [mm]
(例)
計 測 対 象 箇 所に必 要な検 出 範 囲が
20mmで形ZFX-SC50のセ ンサヘッ ド を
使用する場合、 センサヘッ ド設置距離は
70mmと な り ます。
■設置手順
(1) 光学図表か ら読取った設置距離にセ ンサヘ ッ ド を設置し ます。
(2) ピ ン ト 調整ボ リ ュ ーム を左右に回して ピ ン ト を合わせます。
ピン ト調整ボ リ ュームは多回転ボ リ ュームになってい
ますが、 上下限位置で回転が止ま り ます。 故障の原
因となり ますので、 上下限位置以上は無理にボリ ュ
ームを回さ ないで く だ さい。 ( 最初に、 左右に軽く回し
てか ら上下限位置にないかを確認 して く だ さ い)
■定格/性能
項 目
形ZFX-SC50
形ZFX-SC50W
(7)オプシ ョ ン
(標準タ イ プ)
(標準タ イ プ)
照明用コネ クタ
31mm∼187mm (可変)
設置距離 (L)
検出範囲 (H×V)
9.8×9.8mm∼49mm×49mm (可変)
検出範囲と
設置距離の関係
設置距離
( L )
187mm
検出範囲
V
31mm
10mm
50mm
検出範囲
H
(H)
ワーク照明点灯方式
パルス点灯
ワーク照明用光源
白色発光ダイ オー ド×36個
オプシ ョ ン照明I/F
あ り (形ZFV-LTシ リ ーズ)
撮像素子
全画素読出 し方式イ ンターライ ン転送型 1/3イ ンチCCD (カラー)
シ ャ ッ タ機能
電子シ ャ ッ タ シ ャ ッ タ時間 : 1/170∼1/20000s
電源電圧
DC15V、 DC48V (アンプユニ ッ トよ り供給)
消費電流
約350mA[15V:約150mA、 48V:約200mA](オプショ ン照明接続時の電流含む)
耐電圧
AC1000V 50Hz /60Hz 1分間
振動 (耐久)
10∼150Hz 片振幅0.35mm X /Y /Z 方向各8分10回
衝撃 (耐久)
150m /s
6方向 (上下、 左右、 前後) 各3回
2
周囲温度
動作時 : 0∼+40℃ 保存時 : −20∼+65℃ (ただ し氷結、 結露 しないこ と)
周囲湿度
動作時 ・ 保存時 : 各35∼85%RH (ただ し、 結露 しないこ と)
周囲雰囲気
腐食性ガスのないこ と
接続方式
コー ド引き出 しタ イ プ
( 標準コー ド2m)
保護構造
IEC60529 規格IP65
IEC60529 規格IP67
材質
ケース : ABS 固定用治具 : PBT
質量
約270g ( 固定用治具、 コー ド含む)
固定用治具(形ZFV-XMF2)1個、 フェライ トコア2個、
付属品
取扱説明書 (本紙)
LEDの安全性
リ ス ク グループ 1 (IEC62471)
■外形寸法図
(ZFX-SC50/SC50W)
86
26.5
固定用治具
52.5
26.5
34
3
9
注1.
20 ±0.1
注1.取付金具は各側面に取付可能
2-φ4.5
取付穴加工寸法
(ZFX-SC50R)
60
86
26.5
検出距離(L)
9.8
光軸
52.5
ワーク
検出範囲(H)
ピン ト調整
ボ リ ューム
34
56
26.50
注1.
取付穴加工寸法
20
±0.1
2-φ4.5
ご承諾事項
形ZFX-SC50R
当社商品は、 一般工業製品向けの汎用品と して設計製造さ れています。 従いま して、 次に
(標準タ イ プ)
掲げる用途での使用を意図 してお らず、 お客様が当社商品を これ らの用途に使用さ れる際
には、 当社は当社商品に対 して一切保証をいた し ません。 ただ し、 次に掲げる用途であって
も当社の意図 した商品用途の場合や特別の合意がある場合は除き ます。
(a) 高い安全性が必要と さ れる用途 (例 : 原子力制御設備、 燃焼設備、 航空 ・ 宇宙設備、 鉄
道設備、 昇降設備、 娯楽設備、 医用機器、 安全装置、 その他生命 ・ 身体に危険が及び
う る用途)
(b) 高い信頼性が必要な用途 (例 : ガス ・ 水道 ・ 電気等の供給システム、 24時間連続運転
システム、 決済システムほか権利 ・ 財産を取扱う用途な ど)
(c) 厳 しい条件または環境での用途 (例 : 屋外に設置する設備、 化学的汚染を被る設備、
電磁的妨害を被る設備、 振動 ・ 衝撃を受ける設備な ど)
(d) カタログ等に記載のない条件や環境での用途
*(a)か ら(d)に記載さ れている他、 本カタログ等記載の商品は自動車 (二輪車含む。 以下同
じ) 向けではあ り ません。 自動車に搭載する用途には利用 しないで下さ い。 自動車搭載
用商品については当社営業担当者にご相談く だ さ い。
*上記は適合用途の条件の一部です。 当社のベス ト、総合カタログ、データ シー ト等最新版
のカタログ、 マニュアルに記載の保証・免責事項の内容を よ く 読んでご使用く だ さ い。
インダス トリアルオー トメーションビジネスカンパニー
●製品に関するお問い合わせ先
お客様相談室
0120-919-066
携帯電話 ・ PHS ・ IP電話な ど ではご利用いただけませんので、 下記の電話番号へおかけ く だ さ い。
055-982-5015
電話
■営業時間:8:00∼21:00 ■営業日:365日
コー ド引き出 しタ イ プ
●FAXやWebページでもお問い合わせいただけます。
( 耐屈曲コー ド2m)
055-982-5051 / www.fa.omron.co.jp
FAX
IEC60529 規格IP65
ケース : ABS
●その他のお問い合わせ
固定用治具(ベー ス):アル ミ
固定用治具( ブ ラケ ッ ト): ス テ ン レス
納期・価格・サンプル・仕様書は貴社のお取引先、または貴社
約400g
担当オムロン販売員にご相談ください。
(固定用治具、 コー ド含む)
オムロン制御機器販売店やオムロン販売拠点は、Webページで
固定用治具(形ZFV-XMF4)1式、
フ ェ ラ イ ト コ ア2個、
ご案内しています。
取扱説明書 (本紙)
A
u 2 01 3年9月
1/4-20
38.14
34
20
UNC 深さ6
5.6
25.34
5.9
2-M4 深さ6
コネクタ
9.8
ピント調整用ボリューム
35.5
5
(6.36)
耐熱塩化ビニルシールドコード
φ6.2 標準長さ 2m
8
外部照明用出力
(単位 : mm)
5.6
38.14
5.9
25.34
コネクタ
ピント調整用ボリユーム
耐熱塩化ビニルシールドコード
Ф6.2 標準長さ 2m
外部照明用出力
注1.取付金具は各側面に取付可能
クイック
オムロン
(通話料がかかり ます)