FujiFilm Fujinon HK3.1x14.5-F Operation Manual page 10

Cine lens (digital cinema lenses)
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フランジバックとは、レンズの取付基準面(フランジ)から結像面までの距離をいいます。
取付カメラの違いや外気温度など諸条件の違いにより、フランジバックがずれることがあります。
この場合は、下記の要領で調整を行ってください。
■ 被写体および絞りの条件
1. 被写体:
巻末に添付してあります "ジーメンススター"を、切り取ってご使用ください
2. 被写体距離: 約 3 m
3. 絞 り:
開放またはできるだけ開放に近い位置
■ 調 整
フォーカス、アイリスの操作方法については、「操作方法」の項(7ページ)を参照してください。
a. 付属の工具を使用して、F.f 固定ねじを反時計方向に回してゆるめます。
b. ズームを操作してワイド端にします。
c. F.f 固定つまみを使用してF.f 調整リングを回し、約3m離れた距離に置いたジーメンススターに焦点を合わせ
ます。白黒の放射縞模様が最もはっきり見える位置が最適な焦点位置です。
d. ズームを操作してテレ端にします。
e. フォーカスを操作して、ジーメンススターに焦点を合わせます。
f. ズームをワイド端に戻して、手順 'c' で合わせた最適な焦点位置が保たれているか確認します。
g. 上記の手順 'b' ~ 'f' を2、3回繰り返します。
(ズーム全域で常に最適な焦点位置が保たれるようになれば、正確にフランジバックが調整されました。
焦点がずれてしまう場合は、フランジバックの調整が不十分です。そのときは、再度手順 'b' から調整を行って
ください。)
h. 最後に、付属の工具を使用して、F.f 固定ねじを確実に締め付けます。
フランジバックの調整
F.f 調整リング
F.f ADJUSTING RING
F.f 固定ねじ
F.f LOCKING SCREW
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