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Mitsubishi MELSEC-F FX3U-4AD-TC-ADP User Manual page 2

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3. 配線
配線上の注意
• 取付け, 配線作業を行うときは、必ず電源を外部にて全相共遮断してから
行ってください。
感電, 製品損傷の恐れがあります。
配線上の注意
• ネジ穴加工や配線工事を行うときに、切粉や電線屑を本製品やシーケンサな
どの通風窓へ落とし込まないでください。
火災, 故障, 誤動作の原因となります。
• ノイズの影響により、シーケンサが誤動作する原因になることがあるので、
次の項目を必ず守ってください。
1) 電源線やアナログ入出力線は、主回路線や高圧電線, 負荷線との近接や束
線を行わないでください。
ノイズやサージ誘導の影響を受けやすくなります。
100mm以上離して布線するようにしてください。
2) アナログ入出力線のシールドは、必ず信号受取り側で一点接地を行って
ください。また、強電系とは共通接地しないでください。
• ヨーロッパ式端子台タイプへの配線は、次の注意事項に従い適切に行ってく
ださい。 感電, 故障, 短絡, 断線, 誤動作, 製品損傷の恐れがあります。
- 電線の端末処理寸法は、マニュアルに記載した寸法に従ってください。
- 締付トルクは、マニュアルに記載したトルクに従ってください。
- より線の端末は、"ヒゲ線"が出ないようによじってください。
- 電線の端末は、ハンダメッキしないでください。
- 規定サイズ以外の電線や規定本数を超える電線を接続しないでください。
- 端子台や電線接続部分には、外力が直接加わらないように、電線を固定し
てください。
• 端子台タイプへの配線は、次の注意事項に従い適切に行ってください。
感電, 故障, 短絡, 断線, 誤動作, 製品損傷の恐れがあります。
- 電線の端末処理寸法は、シーケンサ本体マニュアルに記載した寸法に従っ
てください。
- 締付トルクは、シーケンサ本体マニュアルに記載したトルクに従ってくだ
さい。
3.1
使用ケーブルと端子締付トルク
3.1.1
ヨーロッパ式端子台
1) 電線サイズ
- 電源または熱電対切換え入力は、導体サイズがAWG22-20のものを使用
してください。
- 熱電対の配線は、熱電対のタイプに合った補償導線を使用してください。
→補償導線の詳細については、3.3節を参照
2) 適合電線
形式
電線サイズ
2
電線1本
0.3~0.5mm
(AWG22~20)
2
電線2本
0.3mm
(AWG22)×2本
3) 端末処理
より線は被覆を剥ぎ芯線をよりそのまま接続し、単線は被覆を剥ぎそのまま
接続してください。
または、絶縁スリーブ付棒端子を使用し接続してください。
<参考例>
メーカ
形名
圧着工具
フエニックス・
CRIMPFOX 6
AI 0.5-8WH
コンタクト株式会社
(またはCRIMPFOX 6T-F
※1
旧形名 CRIMPFOX ZA 3
※2
旧形名 CRIMPFOX UD 6
・より線/単線
9mm
絶縁スリーブ付棒端子を使用するばあいは、電線のシースの厚みによって、
入れにくくなるので、外形図を参考に電線サイズを選定してください。
端子の締付トルクは 0.22 ~ 0.25N ・ m としてください。規定以上のトルクで
端子ネジを締め付けないでください。故障, 誤動作の原因になります。
3.2
電源配線
電源配線については、下記マニュアルを参照してください。
→FX
3S
・FX
3G
・FX
3GC
・FX
3U
・FX
3UC
ユーザーズマニュアル[アナログ制御編]
3.3
熱電対の配線
→端子配列は、本マニュアルの1.2節を参照
熱電対の配線上の注意
• 熱電対のタイプ
-
熱電対は、K型 , J型の2種類のタイプが使用できます。ただし、全ch
(チャンネル)同じタイプの熱電対を使用してください。
-
熱電対は、絶縁タイプを使用してください。
• 補償導線について
熱電対との接続は、右記のタイプの補償導線
をご使用ください。
補償導線は、線抵抗10Ωに対して約0.12℃
高めに表示します。その分差し引いて使用し
てください。
補償導線は長くなるとノイズなどの影響を
受けやすくなるため、100m以下で使用され
ることをおすすめします。
熱電対の配線例
J型タイプ切換えの配線
端子台
J-type
※1
J-type
熱電対の配線
温度補償回路
補償導線(シールド)
熱電対
L□+
L□ー
L□+
L□ー
外部電源の配線
24+
DC24V
24-
※2
D種接地
L□+,L□ー,ch□の□には、ch番号が入ります。
※1
J型熱電対を使用するばあいは、「J-type」端子を短絡し、特殊補助リレー
(K型 , J型モード切換え)をONしてください。
特殊補助リレーの詳細については、下記マニュアルを参照してください。
→FX
・FX
3S
3G
ユーザーズマニュアル[アナログ制御編]
※2
FX
・FX
・FX
シーケンサのサービス電源(DC24V)を用いることもでき
3S
3G
3U
ます。
3.4
接地
接地は下記の項目を実施してください。
• 接地はD種接地を実施してください。 (接地抵抗: 100Ω以下)
• 接地はできるだけ、専用接地としてください。
専用接地がとれないときは、下図の "共用接地" としてください。
詳細は、接続する各シーケンサのユーザーズマニュアル[ハードウェア編]を参照し
てください。
シーケンサ 他の機器
シーケンサ 他の機器
専用接地(最良)
共用接地(良)
※1
※2
)
• 接地線はAWG 20~22(0.3~0.5 mm
2
)の太さのものを使用してください。
• 接地点はできるだけこのシーケンサの近くとし、接地線の距離を短くしてください。
4. 仕様
立上げ・保守時の注意
• 分解, 改造はしないでください。
故障, 誤動作, 火災の原因となることがあります。
* 修理については、三菱電機システムサービス株式会社にお問い合わせください。
• 本品を落下させたり、強い衝撃を与えないでください。
破損の原因になります。
廃棄時の注意
シリーズ
• 製品を廃棄するときは、産業廃棄物として扱ってください。
輸送・保管上の注意
• 本品は精密機器なので輸送の間あらゆる衝撃をさけてください。
本品の故障の原因になります。
輸送後、本品の動作確認を行ってください。
4.1
対応シーケンサ
熱電対
補償導線のタイプ
機種名
K型
KX,KCA,KCB,KCC
FX
シーケンサ
Ver.1.00~(初品から)
3S
J型
JX
FX
シーケンサ
Ver.1.00~(初品から)
3G
FX
シーケンサ
Ver.1.40~(初品から)
3GC
FX
シーケンサ
Ver.2.20~(初品から)
3U
FX
シーケンサ
Ver.1.30~(SER No.48**** 2004年8月生産品以降)
3UC
バージョン番号は、D8001/D8101をモニタし、下3桁の値で知ることができます。
TC-ADP
4.2
一般仕様
下記以外の一般仕様は、 接続するシーケンサと同じです。
接続するシーケンサの一般仕様については、 使用する各シーケンサのユーザーズマ
ニュアル[ハードウェア編]を参照してください。
3kΩ
ch□
項目
耐電圧
AC500V 1分間
絶縁抵抗
DC500Vメガーにて5MΩ以上
温度補償回路
4.3
電源仕様
3kΩ
ch□
項目
A/D変換回路
DC24V +20% -15% 45mA/DC24V
駆動電源
端子台にDC24V電源を接続し供給してください。
+5V
インタフェース
DC5V 15mA
駆動電源
基本ユニットのDC5V電源から内部給電します。
4.4
性能仕様
項目
摂氏(℃)
入力信号
ただし、全ch(チャンネル)同じタイプの熱電対を使用してください。
K型
-100℃~+1000℃
定格温度範囲
J型
-100℃~+600℃
・FX
・FX
・FX
シリーズ
3GC
3U
3UC
K型
-1000~+10000
デジタル出力
J型
-1000~+6000
K型
分解能
J型
総合精度
• FX
/FX
シーケンサ: 200μs(データの更新は毎演算周期)
3U
3UC
A/D変換時間
• FX
/FX
/FX
3S
3G
・K型
+10100
+10000
シーケンサ 他の機器
共通接地(不可)
-100℃
0
入力特性
・J型
+6100
+6000
-100℃
0
• アナログ入力部とシーケンサ間はホトカプラにより絶縁
• 駆動電源とアナログ入力部間は、DC/DCコンバータにより絶縁
絶縁方式
• 各ch(チャンネル)間は非絶縁
入出力
0点(シーケンサの最大入出力点数とは関係ありません。)
占有点数
対応状況
仕様
全端子一括とアース端子間
仕様
仕様
華氏( ° F)
熱電対 K型またはJ型,JIS C 1602-1995
-148 ° F~+1832 ° F
K型
-148 ° F~+1112 ° F
J型
K型
-1480~+18320
J型
-1480~+11120
0.72 ° F
0.4℃
K型
0.54 ° F
0.3℃
J型
±(0.5% フルスケール+1℃)
本書によって、工業所有権その他の権利の実施に対する保証、または実施権を許
諾するものではありません。
また本書の掲載内容の使用により起因する工業所有権上の諸問題については、
シーケンサ: 250μs(データの更新は毎演算周期)
3GC
当社は一切その責任を負うことができません。
・K型
+18500
保証について
+18320
当社の責に帰すことができない事由から生じた損害,当社製品の故障に起因するお客様での
機会損失,逸失利益,当社の予見の有無を問わず特別の事情から生じた損害,二次損害,事故
補償,当社製品以外への損傷およびその他の業務に対する保証については、当社は責任を負
いかねます。
-148
°
F
0
+1000℃
+1832
°
F
-1000
-1480
・この製品は一般工業を対象とした汎用品として製作されたもので、人命にかかわるような
-1100
-1660
状況下で使用される機器あるいはシステムに用いられることを目的として設計,製造され
・J型
たものではありません。
+11300
・この製品を原子力用、電力用、航空宇宙用、医療用、乗用移動体用の機器あるいはシステム
+11120
などの特殊用途への適用をご検討の際には、当社の営業窓口までご照会ください。
・この製品は厳重な品質体制の下に製造しておりますが、この製品の故障により重大な故障
または損失の発生が予測される設備への適用に際しては、バックアップやフェールセーフ
機能をシステム的に設置してください。
°
-148
F
0
+600℃
°
インターネットによる情報サービス「三菱電機FAサイト」
+1112
F
-1000
-1480
三菱電機FAサイト http://www.MitsubishiElectric.co.jp/fa
-1100
-1660
三菱電機FAサイトでは、製品や事例などの技術情報に加え、トレーニングスクール情報や
各種お問い合わせ窓口をご提供しています。また、メンバー登録いただくとマニュアルや
CADデータ等のダウンロード、eラーニングなどの各種サービスをご利用いただけます。
三菱電機FA機器電話技術相談
●電話技術相談窓口
対 象 機 種
MELSEC iQ-F/FX
GOT-F900
〒100-8310 東京都千代田区丸の内2-7-3(東京ビル)
安全にお使いいただくために
※1 春季 ・ 夏季 ・ 年末年始の休日を除く
受 付 時 間 ※1
電 話 番 号
月曜~金曜   9:00~19:00 ( 金曜は17:00まで)
052-725-2271
土曜 ・ 日曜 ・ 祝日 9:00~17:00

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