Yamaha MU2000 Owner's Manual page 85

Yamaha tone generator owner's manual
Table of Contents

Advertisement

・ システムパラメーターの例として、 XGシステムオンを組んでみましょう。 XGシステムオンは、 MU1000/
2000 を XG 音源として初期化するパラメーターチェンジです。
付表 1-2(P99)から、XG SYSTEM ON のアドレスとデータを確認します。アドレスは 00H 00H 7EH、
データは 00H に固定されています。
以上をフォーマットに挿入すると、下記のエクスクルーシブメッセージになります。
F0 43 10 4C 00 00 7E 00 F7(16 進数)
・ エフェクト 1 パラメーターの例として、バリエーションエフェクトのエフェクトタイプをディストー
ションに変えるパラメーターチェンジを組んでみましょう。
付表 1-4(P99)から、VARIATION TYPE のアドレスを確認します。アドレスは、02H 01H 40H です。
データについては、付表の Description 欄に「Effect Program List 参照」と書かれているので、エフェク
トパラメーターリスト(P62)を参照します。DISTORTION は、MSB=49H、LSB=00H です。
以上をフォーマットに挿入すると、下記のエクスクルーシブメッセージになります。
F0 43 10 4C 02 01 40 49 00 F7(16 進数)
・ マルチパ ートパラメーターの例として、チ ャンネルアフタータッチでピ ッチを変更するパラメーター
チェンジを組んでみましょう。
付表 1-8(P106)から、CAT PITCH CONTROL のアドレスを確認します。アドレスは、08H nnH 4DH
です。nnH はパートナンバーで、設定を行うパートの番号から 1 を引き、16 進数に変換した数値にな
ります。 たとえば、1 パートのボイスについてチャンネルアフタータッチでピッチを変える設定にする
場合は 00H になります。
データについては、Description 欄に -24...0...+24[semitones] という表記があります。これはピッチ変化
の幅を -24 ∼ 24 半音の範囲で設定できることを示しています。ここでは、+2 にしてみましょう。設定
の仕方ですが、Data 欄の 28-58 という表記に着目してください。これは、-24 ∼ 24 半音を設定する値
が 28H ∼ 58H であることを示しています。28H と 58H の真ん中は 40H ですので、データは 40H を基
準にして変化幅を増減すればいいことがわかります。 ここでは +2 にするのですから、 データは 42H に
なります。
以上をフォーマットに挿入すると、下記のエクスクルーシブメッセージになります。
F0 43 10 4C 08 00 4D 42 F7(16 進数)
MU1000/2000
MIDI データフォーマットの読み方
85

Hide quick links:

Advertisement

Table of Contents
loading

This manual is also suitable for:

Mu1000

Table of Contents